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階段を先に降りる君が
僕を見つめ
斜視がかわいい
琥珀の空間に
溶け込むような君の声が
チョコレートより甘く
キャラメルよりもせつない
僕は初めて
手をつなぎたいと思った
たぶん、分 ....
静脈の運ぶ退廃が酒肴として活きる夜
帷の内と外でどれだけ熱量が違うのか
内では
肥満めいた男が慄き若い女に買われて
右往左往しながら満更でも鳴く蕩けて
真っ暗な夜がないのと同じように
....
マチネはねた後の
太陽の輝きと君の笑顔、白い肌
眼鏡を買いに行くからついてきてと
柔らかな命令に僕は従った
何かを食べる時には迷いながら
電車の話をするときの眉間の皺
夏が来たら君とすべて ....
落ち葉を拾うように
拾ったことはないし
腰が痛いだろうけど
わたしは手を伸ばし
やっぱり落ち葉を拾うように
わたしのやり方で
宇宙で星を拾いながら
考えるのです
随分 ....
その神殿の石柱は見上げれば雲まで届くらしい
見上げたら脊骨が折れそうに曲がって私は魚になる
そのまま神殿の在る洞窟の足下の水たまりを
魚の私は泳ぐ
そのすぐ横を大きな踝が通り過ぎた
大きな神 ....
墨透海の南にはもう海はない
あのつまらない大きな大陸があるだけ
だからほとんどの人が折り返す
それでも大陸に行こうかどうか迷う
やめようと決断するのが
大抵午前三時だそうだ…
昼間の墨 ....
倒壊寸前の僕に
家屋が乗っかっている
脆弱で重たいわけだ
歩く事が出来ず独り言
気がつくとチクタクチクタク
僕はアナログな古い時計
後数分もすれば
時を知らせることになる
泣くに泣けず ....
いもうとぶった手鬼喰った
泣いたらもうしねぇが言われ
もうしねぇと謝りゃ手が生えた
かかのかね隠してたら
鬼に銭を口に入れられた
溢れるほどの口の銭
もういらねと言っても
鬼は許してくれ ....
丸いグラスの底のような南氷洋
地球儀をひっくり返せば
ほら、プカリ天辺洋
南氷洋の狼という映画があった
嘘つけと君が言う暑い夏
それでは御簾の向こうに涼しく
南氷洋のおおきみとか
バカと ....
足元で油蝉が腹を見せて静かに死んでいる
目からの距離が遠くやけに小さく見える乾いた亡骸
その隣に腕時計を外して寝転び
同じように静かに死んでみたいと思う
誰がが通報した真夏のサイレン
十数分 ....
アンドロメダ商店まで行くのが億劫で
ルナマートで買い出しを済ませよう
飾り立てられたリトラクタブルライト号
さあ、行こう
橋を渡る
川も渡る
雲を追いかけて
雷雨
立ち止まって
バス ....
わたしについて
詩における一人称
または一人称に対しての考察
人類最初の一人称は
叫びだったように思うのです
誰に対して
わたしを放ったのでしょう
それは夜であり
的であり
であるな ....
本田憲嵩さんの降墨睨白島/腰国改修さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛しさ
-
降墨睨白 ...
自由詩
6*
25-9-16
帷
-
降墨睨白 ...
自由詩
4*
25-9-14
マチネ/ソワレ
-
降墨睨白 ...
自由詩
4*
25-8-29
星拾いの詩
-
降墨睨白 ...
自由詩
8*
25-8-19
生贄
-
降墨睨白 ...
自由詩
5*
25-8-18
午前三時墨透海
-
降墨睨白 ...
自由詩
6*
25-8-15
午前三時僕倒壊
-
降墨睨白 ...
自由詩
8*
25-8-15
なまはげ
-
降墨睨白 ...
自由詩
7*
25-8-10
あの夏
-
降墨睨白 ...
自由詩
13*
25-8-5
蝉
-
降墨睨白 ...
自由詩
12*
25-8-2
岩国
-
降墨睨白 ...
自由詩
6*
25-7-22
レイベリング
-
降墨睨白 ...
自由詩
2*
25-7-18
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