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いつまでも夏のつもりでいた、
あかるいひるねがとつぜん風船のように射抜かれて、
緩慢な夢からついに目醒める、
夏だった風がとても涼しくなっていて、
その涼しさがそのまま寒さの鋭い刃となっている ....
{引用=
青い青い水面に溶けこんでゆく、
眩暈、
ふたりの抱擁、
時計の長短針が、
零からいきなり三十になったように、
逆さまにはっきりと映りこむ、
ふたりの不定形、
まるで半透明のゼ ....
午前に怒り狂った、
土砂降り雨の冠水が、
いつの間にか、
みずいろの夏空へとすべて蒸発していて、
まるで、まる顔の笑顔のように膨らみにふくらんだ、
にゅうどう雲、
が、たくさん湧き出ている ....
清浄な君の、白いレース柄による、
胸の施錠、
かたく閉ざされた、
はちきれんばかりの、
極楽浄土、極楽浄土、
降墨睨白島/腰国改修さんの本田憲嵩さんおすすめリスト
(4)
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Point
日付
無常戦争
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本田憲嵩
自由詩
12
25-8-23
水精Ⅳ、或いは海月Ⅱ、
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本田憲嵩
自由詩
16
25-8-16
降水量
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本田憲嵩
自由詩
11
25-8-7
観音びらき
-
本田憲嵩
自由詩
11
25-7-8
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