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魔は
内なる自分自身に巣くってをりました

生まれる前から
ずっといたのだと
居心地の良い身体だと
嗤ってをりました

私は全身全霊で
強く強く祈りましたが
をらなくなったようには ....
やたら屁は出るし
その屁はとてつもなく臭いし
腹の底には何かあるだろうな、
と思ってたんだよね。

コールタールだった

そんなに厚くはないが
しっかりとこびりついている

言葉は ....
修羅のこころは
今日いちにちで消え失せました

たくさん傷つけてしまいましたね
ごめんなさい

私が“仏”となったときは
あなた方を祝福できるでしょう

一ヶ月前は餓鬼だったのです
 ....
永い永い昼だった
時間は止まったように流れ
あちこちで人びとが微睡んでいる

風も凪いでいたが
気にならないほど陽射しが柔らかく
皆、穏やかな夢をみている

アンブローシアを食べてしま ....
春に植え替えをしたゴールドクレストは
夏に枯れ始めた

土が合わなかったのだろうと半ば諦め
それでも水を遣り続けた

今、秋になり
枯れ方が変化した
枯れようとしていた勢いが止まり
 ....
わたしは焔ではあるけれど
あなたを暖める希望にはなれない

月の光と共に
月の光が指し示す方向に行けばよい
いつしか目標の場所に
あなたはたどり着いているだろう
闇路など辿らなくていい あなたには 優しい光が満ちて輝く 生物は みな美しい
無生物も みな美しい

路傍に転がる小石
光にかざすと キラキラして
たからものの引き出しに入れた

河原でみつけた緑色のかけら
ざらざらした不思議な手ざわりで
 ....
新しい下着
新しい靴を履いて行ったあなたは
もう
この家に戻る気はない

蝉の脱け殻のように
全てを脱いで
新しい身体に生まれ変わって


生きて行く
夜の帳を漂いながら
時の灯りが揺れるのをじっと視ている
紫煙の向こうに浮かび上がる幻は
優しく誘う

ゆっくり両腕をしならせ
白い鳥になって翔んで逝きたい
反らした上半身の柔らか ....
本田憲嵩さんのりつさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
因縁(自戒)- りつ自由詩7*24-11-30
コールタール- りつ自由詩5*24-11-24
私が“仏”になる時- りつ自由詩6*24-11-23
ジムノペディ- りつ自由詩4*24-11-13
アクアヴィタエ- りつ自由詩6*24-10-17
みちびき- りつ自由詩3*24-10-15
優しい光- りつ短歌3*24-10-15
ハルモニア- りつ自由詩12*24-10-13
脱皮- りつ自由詩8*24-10-6
スロウダンス- りつ自由詩9*24-9-20

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