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くだらねえ
呟くほどに乾いてく
喉よりもっと深いどこかで
覚えては
忘れまた覚えまた忘れ
記憶のラリーはいつまで続く
また一つ
指間に弾け飛ぶピンチ
行 ....
列を成す
車の息にむせ返り
雲は咳き込み五月雨を吐く
あせらずに慌てずめくれ青春に書き記された1ページ1ページ
空に舞う麦わら帽子目で追った時のはざまで行方は知れず
海からの帰り道はいつだってしぼんでるのにからだは重い
アスファルトに立つ陽炎は死んだら負けといってるみたい
蝉たちがぴたりなきや ....
歳をとり ともなう景色 夏の音(ね)と 日々少しづつ とおのいてゆき
さわさわと風吹き抜ける草原に寝転んでいて私はひとり
どこまでも平和な春が続く空さえずる小鳥静かな孤独
手のひらでまぶしい光遮ればまぶたに満ちる心地良い闇
雨が降る心に沁みるその音に遠 ....
朝ぼらけかすみし山の冬木立
鼓膜に残る響き息の跡
ときはかねときあかねさす井戸端の
夕餉の支度暮れのにおいは
山の中静かに凍る湖が
数億年の冬眠を守る
暖冬に明日、明後日と大 ....
とてもとても悲しいこの胸が
プリクラをみて泣きそうになる
城の跡、城はないけど沈みゆく
雲海は空、数瞬の夢
貼り合わす心と心のその果てに
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