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月の輝く夜は
星々も遠慮深くため息をつく
彼女はとても気まぐれで
若葉の季節を待つ人々も祈りを捧ぐ
豊穣と子宝を授かるように
独りグラスを傾けて
想い出す 顔と顔
都会で育ったぼくたちに同窓会はない

車を出して
思い出の街を訪ねたら
空と路は狭く
商店街もなくなっていた

小川は埋め立てられ
桜並木もア ....
鯛       花は桜いろ
サワラ     甘やかなピアノのメロディーは
赤貝      血潮の香りが胸を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を眺め噛みしめる
え ....
あまりにも静かだ
軽い欠伸をし
目蓋を開けると
まゆの中に横たわっている
それは刹那に消えた

暖かい
そよ風が柳を揺らし
水面には睡蓮が浮かんでいた
ウスバカゲロウが無数にふわふわ ....
東の風が吹いていた
醤油工場から醪(もろみ)の匂いが漂う路地
ぼくはスニーカーの紐を堅く締め直し
重いザックを背負い直した
遠くに行ってしまう前に白い灯台を訪れたかったのだ

乗客は三人だ ....
光と闇
有と無
生と死
男と女
出会いと別れ
プラスとマイナス

それらは刹那と那由多に螺旋を描き宙を舞う

遠い過去から遠い未来まで
縁は空の先まで永遠に続いて往く

今頃お ....
静かな夜に独り酒をあおり
訳のわからぬ経を読み
華を散らし
伽羅を焚いた

想い人に手向ける夜だ
今となっては届かない俺の声は夜空に消えてゆく
あの時
こうあれば
ああすれば良かった ....
本田憲嵩さんのレタスさんおすすめリスト(67)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌_セレーネ- レタス自由詩7*24-1-24
帰郷- レタス自由詩6+*24-1-3
寿司【改訂】_- レタス自由詩12*23-12-23
午睡- レタス自由詩3+*23-12-10
地の果て- レタス自由詩923-12-4
妹へ- レタス自由詩323-12-2
夜の旅路- レタス自由詩823-12-2

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