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秋の香りが残り僅かなあなたを
連れていきました

どこか 遠くの あなたを

待つ女にはなれません

言い切る前に
お行儀の悪い左手が
わたしの頬をぶちます

秋はふざけた科白 ....
左手の薬指に
有効期限が迫っていても焦らず生きよう

Sweetheart?
So what?

今年のイヴこそ渡す
クリスマスプレ、、、
前途は無い!

遺言残して誰が見るんだ? ....
値札剥がそうとしてやぶれた 空き缶が転がっています

運命に転がされ

気紛れに蹴飛ばされ

道ゆく車に轢かれています

元の色は剥げてしまい

誰だかわからないことでしょう

何処にいきたいとか

 ....
月下美人のつぼみは
僕から君へと宛てた
詩集の挿絵に
描かれていて
本当は籍を入れる時は
月蝕の夜になっていた
かもしれない

まるで仮眠でも
取るように
くれないに染まる月蝕は
 ....
もはや言葉というものに絶望してしまったよ
錆びきった弾丸のように鼓膜や網膜を貫いた

傷付けてもいいものに傷を付けて
見えない針を張り巡らせていく

貴方は何処の誰なのか答えようとはしない ....
Lサイズの西日が

Sサイズの町を照らす頃

Mサイズの犬が

SSサイズの猫と

キッズサイズの路地へ入り

LLサイズの夕食を済ませ

フリーサイズの庭で眠るのです。

 ....
Q、
現代詩って何ですか?
調べても難しくてよくわかりません。
近代詩がどうのこうの、
時代的になんたらかんたらなど
書いてあるものを読みましたが、
もっと簡単にわかりやすく教えて下さい。 ....
太陽が回ってないとわかってから
宇宙に中心はないとわかってから
世界は途方もなくちっぽけになった

地図をネットで見てみると
あの長い長い上り坂も
息を切らして走ったグラウンドも
 ....
健康のために
何かするのは
クールじゃないから
何もしないでいるけれど
悪いところなんて
ひとつも無いんだよ

とはならずに
普通に成人病の3冠王になった

神さま、何故私は
こ ....
いずれおとずれる死の約束に
すべてを受けいれてくれる
無という希望をささやきながら
耳を通りすぎるそよ風は
どこまでも透けて影もなく
私の中を流れる血をさます

見れば
羊雲の雲影白く ....
台風が来る
南の海の匂いと一緒に
置いてきた心を運んでくる
まっすぐに僕を目がけて


近づく力のかたまりに
胸の奥が震える
雲を巻き込む大きな螺旋が
心臓の鼓動と響き合う
どきど ....
 
前略 わたしはぼちぼちです

あなたはいかがですか 草々

追伸 ぼちぼちだといいな



 
言葉に表せない思いは
ため息で足元に落とせばよい
言葉に表しても伝わらない思いは
自分で口を開けて呑み込めばよい

いつも思いを言葉で包み込もうとした
言葉に包まれた思いは変色してしまい
 ....
乗り越えるしかないものは
泣いても怒っても
乗り越えるしかなくって
ひとつ ひとつ

それでも出てくるのが
涙 だったりしたら

助けて
ピンぼけばかりの写真集につつまれる 人間や
運命という言葉でしか
癒せない傷がある

最近の首相は
愛国心とかぬけぬけと口にしているらしいが
簡単に傷を癒せると思って
その言葉を使うなよ

「愛国」とは何だ!!
「愛 ....
あなたにあえないのと
もういないのとはちがう

そんな簡単なことに
今さらきづく
叔母の悲報をきいて
しぬってそういうことなんだね
うわのそらで君のこえをきいた

ふいにふれたくなっ ....
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた

家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
とんがった心の時に見る
とんがった月
ゆらゆらゆれて

かえろうかなあ
そう思う
なんだかあたたかくなりたくて
強烈な風雨を受けて
折れてしまった月下美人の葉を
何気なく水に差しておいたら

根が出た

その後も根は伸び続け
葉のくぼみに蕾をふたつつけた

さすがに花を咲かせることはなく
 ....
大切な約束をしたことを
いいかげんなわたしは
いつのまにか
忘れてしまった
むきだしのアセチレンランプの猥雑さざめく夜市
腹を見せて死んだ金魚は
臭う間も与えられずに すばやく棄てられる
 ....
手を振り返さなければ乗れた終電  干しかけた洗濯物
 風の一吹きに掬い上げられ
 みんな地べたに、落ちちゃった

 シャツにトランクス、靴下にパジャマ
 着古した心から、思い出の沁みを洗い落として
 まっさらに漂白したっ ....
心の上澄みだけをそっと掬って
重ならないよう並べてみる
何とか言葉のかたちをとっていて
美しいようにも見えるそれは
見知らぬ仲間のもとに届いて
時折共感や発見をもたらしている
らしい

 ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
茄子ならば ミートソースか ナポリタン
あら 一句 できちゃった


紅いものは 心が ぬくたまります。
ぬっくい・ぬっくい♪ と
にこちゃんまーくした 湯飲み茶わんを
連想するような。 ....
ほどよく素っ気ない風が
袖をめくり上げたシャツを
透過していく

さらさらと粉っぽい光が
釣鐘堂の屋根を滑り
落下していく

手桶と柄杓と
線香と花と
いくばくかの懐かしさをぶ ....
こ、こいつ
どこにそんな力が…!?

(愛だよ、これが愛のちから…) ぐぐぐ

う、そ、だ、よっ!

めきょ

取っ組み合いになると
すぐに顔を下げるので
チャランポーをくらうの ....
ひょうひょうとして口笛を吹く君の
尖らせた唇の先で
さっき僕が吐いた息が震えている

頬を火照らせ走る君の流した汗は
やがて蒸発して
巡り巡って僕の汗へと

一億分の一で構わないから
 ....
㎡さんの自由詩おすすめリスト(273)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋深まる前に- いるみ自由詩414-10-10
歴史を阻む者- ボロレシ ...自由詩1*14-10-10
値札剥がそうとしてやぶれた- 北大路京 ...自由詩414-10-9
空き缶- 花咲風太 ...自由詩514-10-9
月蝕から遠くない日に- りゅうの ...自由詩16*14-10-8
荒れ地に立つ- 1486 106自由詩314-10-8
無意味を巡る意味のある現代詩- 左屋百色自由詩16*14-10-8
現代詩に関するQ&A- 左屋百色自由詩4*14-10-8
この世界のまんなかは- 佐藤承夕自由詩414-10-8
健康知らず- 花形新次自由詩114-10-7
そよぎ- こしごえ自由詩1*14-10-6
野分- 八布自由詩414-10-5
前略- 殿上 童自由詩24*14-10-5
言葉と思い- ……とあ ...自由詩8*14-10-4
言っても良いんじゃないかな- 中原純乃自由詩7*14-10-4
ピンぼけばかりの写真集につつまれる- 北大路京 ...自由詩314-10-3
地球市民- 渡辺亘自由詩614-10-2
さようならもつたえなかった- 朧月自由詩314-10-1
79円- かんな自由詩15*14-9-28
とんがった月- 朧月自由詩214-9-28
生きるためになんか生きられない- nonya自由詩25+*14-9-27
あかい花- そらの珊 ...自由詩2614-9-26
手を振り返さなければ乗れた終電- 北大路京 ...自由詩2014-9-24
洗濯物と秋の風- まーつん自由詩15*14-9-23
素人詩人の孤独- 森川美咲自由詩5*14-9-23
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
ピーマン- 藤鈴呼自由詩3*14-9-22
彼岸- nonya自由詩21*14-9-22
体と心。- nemaru自由詩2*14-9-21
変態的純恋歌- 四角い丸自由詩6*14-9-20

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