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もう少しだけ待って欲しかった
きっともっとうまく笑えるはずだったのに
まだ恋が芽を出す途中
強制的に打ち切られてさ
なすすべもなく ほら さよなら
曖昧で でもそれ以上踏み込めなくて ....
ひとを好きになって
はずかしかった
目も口も鼻も手足も
はずかしかった
話すことも黙ることも
さわってもさわられても
泣きたかった
赤くて青くて
欲しかった
あふれるまぎわの気持 ....
起きたら忘れる夢を見た。起きたらなんの夢を見ていたのか忘れた。夕方に雪が降るらしい。今、雪は降っていない。洗濯機がゴトゴトと音を立てている。僕はそれを見ている。
なあ 枕
もう30年以上経ったかな
僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙
安心を手放さない為に
色恋は放棄。
わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて
しっとりと落ち着いた
「ベ ....
不幸なあの娘の
カバンの中身
すべて、すべて
脂取り紙
額のてかりの向こうに消えた
夢も希望も愛も自由も
誰か助けてよ
理由を聞かせて
あの娘があんなに
脂症なの
コロッケひとつで ....
自然なこと
素直なこと
自分では
気付かないこと
傷つかないこと
傷つくふりしか
出来ないこと
傷つくつもりなんて
ないのに
傷つけられて
しまったかこ
過去 ....
あるところに
豚に似た女の子がいました
あんまり豚に似てるので
衣をつけて
揚げられてしまいました
その姿を見て
不憫に思った王子様が
ザク切りにして
玉ねぎと一緒に出汁で煮て
玉子 ....
初めて肺呼吸をした日を思い出せない
あの子が肺呼吸を止めた日を覚えているのに
従順なあなたのわたしは疲れ果て
我がままなわたしのわたしが怒り出す
そんなわたしは、信じてあげていい
歩いても歩いても見つからない。
だから、人生は続いていく。
探しても探してもわからない。
だから、人生には終わりがある。
繋いでも繋いでも変わらない。
だから、世界は ....
赤信号を歩いていく人の背中を見ていた
急いでいる訳でもないその人につられて
ひとり、またひとりと流される
流行の最先端を行く
誇らしげに胸を張って
アスファルトに張り付いたガムを
幾人 ....
あなたの詩のそばに
生きることは
あなたのそばに
生きることと同義だ
ただ伝えたかった
君の耳へと届いた瞬間にシャボン玉が割れるように消えてしまったもいいから
ただ伝えたかった
誰よりも愛おしい君よ
誰よりも愛らしい君よ
ずっと笑顔でいて
ずっと幸 ....
「無理です。」
こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う
「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」
皆、真面目に一 ....
視点をかえてみれたなら
世界はどんなに広いだろうに
視点をかえてみれたなら
あなたはずっと優しいだろうに
視点をかえてみれたなら
夕陽はどこでも綺麗だろうに
視点をかえてみ ....
なんか
一生懸命名に
書いている
それが
他人様から
みて
あーだ
こーだ
と
いわれても
まったくお構いなしで
つまり、
あいうえお、
かきくけこ
って、アレ?
まだ ....
同じ時間に目が覚めて
同じ時間に朝食を食べて
同じ時間に家を出る
朝の空気は何処までも新鮮
朝の光が元気な体を包む
眠気を感じるよりも
どんな一日になるか考えて
ワクワクすること ....
手をつなぎ
同じモノを見るの
世界は繰り返しの8
おまえの
おまえ自身の思考も知れたもんじゃない
その連なりでしかない
おまえの言葉はとうに死に絶えたのだ
でもいいの
花は咲 ....
小学生のころ虫を食べていた
アリやトンボやチョウやセミ
その味ならいまも思い出せる
小学生のころそれで虫博士と呼ばれていた
頭がよくなったような気がして
嬉しくてみんなの ....
いつか
もう一度逢えたなら
忘れたふりで
笑み交わそう
望みを叶えた二人じゃないけれど
間違えたわけではないからね
総てを無かったことになど
出来るはずもない
ただ
....
私は何も知らないじゃないか。
小学校、中学校、高校、大学、社会人。
サボってきたわけじゃない。
つらいことの方がが多かった。
それなのに学校が何であるか。
社会とはこういうもの。
国とはこ ....
詩は難しいので
僕にはよく分かりませぬ
想いを伝えるために
その為にこそ言葉はあった
だとしたら、こんなにも
想いの存在しない言葉があふれているのは
何 ....
テーブルには いちごがあった
私は食べたかったのを我慢して
クローゼットの横に体操ずわりした
パパとママはお互いを罵り合う
傷つけ合いながら 存在を否定しあう
出て行けとパパはい ....
存在する自分に怯えている
そして眠りに落ちていく毎日
どうすればいいのかを考る毎日
この目は 何かを探している
遠い国では春が訪れ
そんなことを考えている
つまらない思いがする そんな ....
○
喪失 は
まとわりつくのだ!
○
おぎゃあと出現し
A 何をすべきか・・・時代からの問い
B 何がしたいのか・・・自身からの問い
C 何ができるのか・・・生存す ....
夜の明けた日に
だけど 眠りに落とされた
この世界があり
そんな 自分にこそ 世界がある
楽しいことを思う
そして 自分を思うとき 理解する
また 眠りに落とされては
思う場 ....
どうしてすかれられないのか
それはなにか
ゆがんでいるからと
いったとして
きっと
もう
でも
クッキーをわたそうとおもう
まがっていてもわたす
かってないいぶんだがわたす
それが ....
私が死んだら
悲しんでほしい
私がもういないことに
私が死んだら
笑ってほしい
私が生きていることを思い出して
私が死んだら
忘れてほしい
生きてるあなたが何よりも大切だから
....
静かな庭に
陽炎が立っている
そのほどけた輪郭は
今はいない人の
記憶に似ている
不安が
忘れていた不安を
呼び寄せる
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