ずっと前から
大きな壁があって
私は背が小さいから
ジャンプしてもなかなか届かなくて

今はそれをも超えるような
大きな声が欲しくて
気持ちを伝える勇気が欲しくて
どうも上手く ....
目を閉じていれば涙はこぼれない マリアのような透明なひらひらを身にまとい
夜の月のようなぼんやりした光を放つその体

それはクラゲ
それは漂う生き物
それはただある生き物

しびれを起こし
火傷を追わせるその聖母は
 ....
はじめまして
わたしは
しきゅう

はじめまして
わたしは
らんそう

わたしたちは
じょせいの
おなかのなか
ちいさな
いのちを
はぐくむもの

そして
しんぞうや
 ....
壁に掛かった能面たちは
電灯に照らし出されると
生き返る

幼い子には
能面たちの話す声が聞こえるのか
じっと見つめ後ずさりする

激しい風雨の夜は
般若面が半開きの口の奥で
歯を ....
いいねって
思ってなくても
「いいね」を押したね。


いいねって
思ってなくても
「いいね」を押せるね。



嫌だねって
思ってたけど
「いいね」を押し ....
忙しい。忙しい。としか言わなくなったので

ほんの少しの荷物だけを用意して

高尾山に登ってみた・・・・。

曲がりくねる坂道を登るうちに

「これは、今までの景色に似ているな・・・・ ....
いちいち うるさいよ にぃにぃ (お兄さんなのにね)

さんざん いってるよ しぃしぃ (人差し指を立てて)

ごご にはしずかにね むむむむ (さすがに怒ったぞ)

なななー なななーな ....
ぼくが大人になったら

君をお嫁さんにしたい

一ばん強い、一ばんのお金持ちになって

悪いやつらから君を守る

君が泣いているとき

そばにいて「元気をだしなよ」って言 ....
ひとは誰でもその胸のおくの さらに
横のほうの暗がりに
誰にも触らせてはならないものを
もっている
誰も触ってはならないものを
かくしている

それをいのちとよぼうが
それをこころとよ ....
もし、ifのお話でね
タイムマシンができたら
少し過去に戻って
やりたいこといっぱいあるの

まず失敗を取り返す
約束を破ったこと
忘れ物したこと
間違いを犯したこと
今だから反 ....
ぼさぼさの髪で起き上がって
冷蔵庫からグレープフルーツを取り出す
今日は関節が痛い

カーペットは今クリーニングに出してる
蜂蜜色の床にそのまま寝そべって
果実の匂いを嗅ぎながら
窓から ....
戦士は傷ついていた

胸に深い傷を負っていた

傷口から溢れる透明の血には

誰ひとり気づかなかった

時が経ち

傷は癒えたかのようだった

時々傷跡の奥深くがじりじりと痛む ....
おお、おお
やってくれるとは思っていたが
ここまでとは思わなかったぜ、安倍ちゃん
いかすぜ
鳥肌ものだぜ
憲法の解釈変更で集団的自衛権を行使しようとする
噴飯のお坊ちゃま

だって、僕 ....
ぼくはカピバラさん

ネズミの仲間だけど  人間並みに重くて 温泉が好きで  のんびり屋

今はまだ  あまり知られていないけど  いつかは動物園の人気 ....
君の丸ごと全部を欲しいと思う
俺が男だから

君の全てを守りたいと思うのは
僕が恋人だから

狂おしいほどに触れたいと願う想い

震えるほどにたじろぐ清純な君の美しさ

君を丸ごと ....
春のあらしは
つぼみすら
根こそぎ揺り落としていく
いのち、として
咲くことのできなかった
それでも小さな亡骸となるものたち
夢の中で交わした約束
星空とだったか きつねとだったか
彼は言った

「記憶だけは大切にね」
「思い出だけは忘れないで」





朝を迎えたら
憶えていたいたのは
記 ....
駅舎。

指名手配犯の絵図を三人の子供が見ていた。

koroshitaruと冷たい手で顔を覆い笑う。

指差して後ろの老婆は体を斜めに涙を流していた。

影がかかったコンクリート。雨 ....
度の強い
あなたの眼鏡をかけると
そこは二重の世界

レンズ越しの
歪んだ世界

たった一枚のレンズで
私の世界は歪んでゆく

人の顔も表情も
喜びも悲しみも
全 ....
理想が揺れている
猫が春を待っている
海では神が泣いている
正しい夜がやって来る

ロックがどこかで産まれたよ
だけど今宵は泣かないよ
 仮想的で良いから、逆を考えるのだ。

 例えば「幸せ」を「不幸せ」の観点から見る。例えば「不幸せ」を「幸せ」の観点で。

 例えば「戦争」を「平和」の観点から。「平和」を「戦争」の観点から。 ....
儚そうにしているので
水をあげる

儚そうにしているので
そよ風に頼んでみる

儚そうにしているので
歌って聴かせる

儚そうな顔をやめないので
そっと立ち去る


ものかげ ....
あめで桜が散っちゃうよ
濡れるのもかまわず
花の心配をするこども

通りすがりの
私に関係ないけれど
つい花をみるひとは
私だけでない通り道

散りながら
なお咲いている桜の木
 ....
ねえ
自分のことしか書いていない
新聞があったら
キミは読みたいだろうか
それとも書きたいだろうか

そう
誰かが書いた自分の記事を読むか
自分が書いた自分の記事を
読んでもらうかを ....
君は空を見るのが好き
僕も空を見るのが好き

自然のものに魅力を感じる

心のアンテナは
常に敏感に反応して
自然の美しさに導かれる

自然と一緒に過ごす
身体に害を及ぼすものはな ....
春風を聴きながら
英語の詞を追う
淡い面影を見出しながら
完結された物語のプロットを手で温めている

この説明のつかない衝動に
小さく恋と名前を書こう
もはや自傷に近い愚行だと
ささく ....
おんなの
からだの
わたしが
甘くて
甘くて
にがい


すきあらば
はいってこようとするからいくつもの
条件
ありかた
ばかり
言葉になって
こぼれだす


それな ....
空がこんなに青いのに
心が晴れない

空がこんなに青いのに
涙がとまらない

空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く
私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い

このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら

ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
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