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私の緑の踊り場に
甲虫や気圧の変化の為に
(つまりは身体中の骨の矯正の為に)
カスタネットやリコーダーを携えた
記憶の楽団が集まっていた
地上は澄み切った空のようだった
花の色をした鳥 ....
等身大の病
その名を
少年という
不満足の象徴としての道路
なぜなら
そこではだれでも自分のいる場所から
足を上げて
立ち去ろうとしているから
いつも会いたい人がいる
冬に会いたい人がいる
日暮れに会いたい人がいる
紅茶を飲むなら この人と
映画を見るなら あの人と
でも
思い出せば いつも
会いたい人がいる
想え ....
今日は
残りの人生
始まりの日
5歳の野原に
少年をひとり
おきざりにしてきた
今も夢に見る
あれは
世界の果てまで
走って行くはずだった真昼
やけるような緑と
汗と言う名の夏が
身体にべったりはりつい ....
時を待った
声を殺して
あなたの行く手に
何があろうと
雲は流れ
空は晴れた
ぶちまけられた未来に見た
夢
駆け出すための足
欲しがって泣いたこと
あきらめない 止まら ....