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枯らせたくない花ばかり
両の手に溢れる
会いたくて泣けども
抱えきれずにこぼしてしまう
いつも間に合わなくて
いつまでもこの手は無力だ
守りきれない
たくさんのまたたきを
ただ見ている ....
いつまでも吊りさがっている
きみたちの残像はかたどられて
切り揃えられた爪も
ほどけてしまう
蹴りあげた砂さえ、

不確かならば
つながれない点と線
結べないまま
いまを問いつづけ ....
うつくしき日に
さざ波のカーテン
それは薄緑の夏のレースで
さらりとした朝の風に似合う

早朝のまどろみに
漂うきみと白いへやは
まるで溶け合っている 調和して
、きみのせかいを垣間見 ....
この感情になまえをつけるならば、
メリグノウム
、たとえばの響きで
惰性と真似事のなかで現象するだけの日々を
むやみにかたどるならば。

つぶさには
両の腕はからっぽなのに
なにか持て ....
鵜飼千代子さんの高瀬さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- 高瀬自由詩312-11-30
点と線- 高瀬自由詩412-10-26
残夏のあと- 高瀬自由詩312-10-23
六月のけしき- 高瀬自由詩112-10-20

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