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紅白歌合戦に誰がでるのかとテレビは繰り返し

コタツに老婆がひとり

印刷された年賀状に「今年も健康でありますように」と、娘に書き添えた



 
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
 
想いの珠がふくらんだり、しぼんだり

どっくん どっくん 鼓動する


あたいは、生きる



 
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 
 
心に夕陽が沈むと

満天の星

ことばたちがキラキラと



 
 
あなたの言葉が わかんない つまんない

そんなんもわからへんのかとか

もっと、つまんない



 
たんねんに こさえた ゆきうさぎ

あなたが ふりむいてくださらないから

きょうも 赤い目の ゆきうさぎ
縦横無尽に うちのチャリ

それがすべてよ マイワールド

五里霧中なんかじゃないんだからね


 
切れるのではと、怯えるより

切れたら、繕えばいいと

わたしは、そのつもりだ
タオル地のゾウさんは、ボタンの瞳

故郷のばっちゃんの瞳

とりあえず、ごめんなさい、ありがとう
「あなた」

あなたは歩み
わたしに残されたものは
ただの影法師


「ひみつ」

そっと、唱えてみた
遠い昔の
あなたとわたしだけの呪文


「ひとりぼっち」

時が ....
教えてあげる、秘密の中の秘密

ほんとは、みんな、ひとりぽっちだって

ほんとは、みんなも、ひとりぽっちだって
鵜飼千代子さんの殿上 童さんおすすめリスト(43)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コタツ- 殿上 童自由詩25*12-12-24
あっちゃむいて、ほい!- 殿上 童自由詩20*12-12-9
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
生きる- 殿上 童自由詩22*12-11-5
男がひとり- 殿上 童自由詩21*12-10-22
満天の星- 殿上 童自由詩26*12-10-4
つまんない- 殿上 童自由詩23*12-9-20
ゆきうさぎ- 殿上 童自由詩21*11-1-4
マイワールド- 殿上 童自由詩11*10-11-23
わたしたちの糸- 殿上 童自由詩11*10-7-10
ボタンの瞳- 殿上 童自由詩9*10-3-16
未練- 殿上 童自由詩11*10-2-3
教えてあげる- 殿上 童自由詩4*10-1-5

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