男がひとり
殿上 童

 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 


自由詩 男がひとり Copyright 殿上 童 2012-10-22 23:38:14
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