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澄んだ水の声で生じる
さらさらと1/fのゆらぎ
無温のかげろうのように薄い
そのようにしおらしい
そのように細ながく伸びている
柔木
けれ
ども
ふざけ半分でからませあ ....
大時計の針の上で寝そべる
空の瑠璃色を映す
湖の波紋が 夜の膜のように拡がってゆく
その浅い水の褥のうえには
夏に日焼けした物憂げな表情が
よりいっそうに青く映り込んでいる
その細ながい胴 ....
寒波が孤独と手をくんで
夜と星がふるえる
色おちした布団のなか
小さなぬいぐるみのようにつつまれながら
大きなぬいぐるみにつつまれて
ねむる
小さなぬいぐるみをつつみこむように
....
ヒラリ
ひとつひとつの
想いは
幻のように生まれては
虹色の色あいの
花ビラとなり
刻々と
その色あいを変化させながら
宙へと
おだやかに 無数に舞っていた
(おぼろな感覚だけを
....
いつも気になっていたのは
君の鼓動、
タイムリミットのある
運命みたいに
乱ざつに履きかえた内靴と外靴
しろくおもみのないものが
花びらの速度で降りつづける夜
水平線の見える
駐車場へ ....
鵜飼千代子さんの本田憲嵩さんおすすめリスト
(35)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
柔木
-
本田憲嵩
自由詩
5
17-12-20
瑠璃木
-
本田憲嵩
自由詩
6
17-8-21
ぬいぐるみ
-
本田憲嵩
自由詩
5
17-1-10
凍結(ver.2)
-
本田憲嵩
自由詩
4
17-1-9
融解
-
本田憲嵩
自由詩
7
17-1-6
1
2
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