夜を少しだけ手にとって

眺めてみると

それはざらざらした

細かな粒子から成り立っている

鋭い紅色のとげとげした宝石の粒の様だ

それはいつの間にか

僕の身体に浸透して ....
火星人の観念攻撃をかわしながら

カレーうどん振興会が差し向けた

カレー怪人カレーコロッケ男と戦うぞ

ゼブラマン

それ行けゼブラマン

四国の正義と愛を守るぞ

愛の戦士 ....
精神が沈んでゆく

精神が強張ってゆく

精神が萎んでゆく

精神が歪んでく

精神が汚れてゆく

精神が老いてゆく

精神が褪せてく

精神が荒んでく
 ....
黎明の胎動に
心を打ち震わせながら
真っ暗な闇に向かい合う
やがて訪れる日の出を前に
不安も焦燥も苦悩も
かなぐり捨てた
明らかな理想は砕け散り
清らかな思想は退廃に飲み込まれて
その ....
この国ではシステムが再構築されていくたびに
それは人間らしさを失ってゆく
それは僕らのためのものであるはずなのに
僕らを切り捨てて一人歩きしてゆく
社会は生きにくく暮らしにくく変わってゆく
 ....
荒れ狂う雪の中
真冬の夜明けに
君が記した拙い地図
大切にしまっておいた
その拙い地図の上に
僕は桃色のクレヨンで
希望の印をつけた
そこは
世界の中心で
そこには
悲しみも
痛 ....
翼は折れている
そんなことは最初から
分かっている
飛べないことも
知っている
でも
目の前に広がる闇を
飛び越えたい
目の前の絶望を
乗り越えたい
目の前の壁 ....
街を歩いていても

雑誌を眺めていても

ニュースを聞いても

誰かと話をしていても

バスに乗っていても

食事をしていても

コマーシャルを見ていても

買い物をしてい ....
目が覚めた

まるで機械仕掛け

無機的な朝食

拭い去ることの出来ない憂鬱

プラスティックみたいな表情

誰かの

君の

そして

きっと僕の

僕はいったい ....






風 風

風 風

華 華 華

華 華

雲 雲 雲

拙い流れ

流れ

弱い流れ

誰もが

気づかない

水 水 水

 ....
頭を振りながら

そんなのはちがうと

胸の中で呟いて

もう一度

自分の目の前の世界に

焦点を合わせる

強くなりたい

強くなれ

現実に打ちのめされても

 ....
月の力をかりて

空の中ほどまで昇った時

精神の中の狼が吠え

その轟きが

私の身体の外へと放たれた時

夜は完結する

君は何故

涙を流れるかを知ろう ....
君の肩が弧を描く

君の肩が弧を描く

君の孤独を綾どるように

拙く

淡々と

おぼろげな輪郭が

浮かび上がる

その姿は

どこか滑稽で

どこか悲しい
 ....
窓辺に座って

夜の雨を見つめていた

一人の部屋から

もう一人の自分が激しく叫ぶ

騙されるな、邪魔させるな、強くなれ

何処にも帰る場所はない

何処にも ....
今日のアサ
ボクは
コドクを食べて
ヒトリを飲んだ
ブラウン管に映る
キョウキを目にしながら
ムカンドウに
ムジカクに
ムヒョウジョウに
コドクを食べた
酷くクウキョな
時間が過 ....
遠くで雷鳴の音

携帯電話の非通知記録

夜来の雨

不確かな不穏

不安な予感に促されて

滞る思考

刹那の絶望

刹那の希望

そして

 ....
希望を持って生きてゆくことは

大切なことだけど

すべてがいつもうまくいくわけじゃなくて

何もかも無意味に思えてしまうときが

僕にだってあるのさ

だからほんのすこしだけ
 ....
タバコに火をつけて

この世界の片隅の

哀愁ってやつを感じながら

春の風に吹かれている

自分に自惚れている瞬間

こんなときには

こんな自分でも

物語の主人公にな ....
金色の雨に打たれて
濡れた身体を包む
冷たい雫
狂おしく震えた
狂おしく戦慄いた
目の前に広がる
この世界は
虚飾に彩どられて
青く明滅している
踏み出そうか
強く地表を蹴って
 ....
今夜もまた車を走らせる

たどり着きたいのは

新しい夜明け

自由な自由を探して

虚ろな世界を駆け抜けて

誰かの言葉

彼女のしぐさ

昨日のイタミ

全部がバッ ....
それから

僕は立ち上がって

空を仰いだのさ

そこには

満天の星空が広がっていて

それは僕がそのとき

捨てちまったものなんかより

遥かに値打ちがあったね

 ....
クウキョを食べた

カナシミを飲んだ

イタミが流れて

セカイがゆがんで見えた

クルマにのって

スピードとシンクロする

セカイがうしろに飛んでゆく

ストレートコー ....
味気ない真理

なにかが欠落している言葉

対極で明滅する

金色の光

皮膚の外側に広がる

森羅万象

アルカロイドの力を

借りながら

つながる感覚

 ....
幾重にも張り巡らされた

罠を突き破って

とうとう

本当のことが分かったとき

うわべだけの美しさの陰に隠れている

醜悪な匂いを感じた

いつも悩まされていた匂いだった
 ....
新しい詩を書いた

新しい夢がかなうように

東の天からシリウスの羽

西の天からネクタルの雫

南の天からオリファルコンの欠片

北の天から賢者の杖

集いしものたちの力を借 ....
冬の朝

なんとかベットから抜け出し

スエットを着込んで

ネイビーブルーのジャンパーを羽織って

近所のカフェまでたどり着いて

ありついたカップ一杯のコーヒー&シガレット
 ....
シャガールに描いた

ピカソに描いた

ダリに描いた

エルンストに描いた

ルネ・マグリットに描いた

木星の夜の風景

思ったとおり

夢の中だった

カオスに描い ....
乾いたシグナル

うつむいたままのマテリアル

洗練されすぎて意味を失ってゆく

弱弱しいカルチャー

凄みのない場所へストンと

落ちてしまっているデザインの氾濫

二十一世 ....
金色の光が屹立する夜明け

決してどんなものにも

とらわれることのない

自由で満ち足りた空

刹那につながる

この限られた地球と無限の天球

この世界に共に存在することの ....
霊的だと言われた

精神が少し動いた

でも自分で引き戻したんだ

罠が多いんだよ

この世界は

落ち込んでしまわないように

気をつけて

時には遠回りしなくてはいけな ....
ジム・プリマス(396)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩206/5/28 21:33
戦うゼブラマン自由詩1*06/5/26 22:26
この世界は自由詩206/5/22 0:53
新しい夜明け自由詩1*06/5/20 0:47
この国はどこをめざしているのか自由詩206/5/16 1:13
世界の中心自由詩2*06/5/13 0:10
翼は折れている自由詩1*06/5/8 15:00
世界は偽りに満ちている自由詩306/5/7 16:35
月曜の朝自由詩2*06/5/6 6:43
春の渚自由詩106/5/5 10:54
強くなりたい自由詩3*06/5/4 0:03
五月の空の下地の上で自由詩106/5/2 18:23
僕の無力さと君の孤独自由詩006/5/2 1:04
強さ自由詩006/4/27 19:01
今日のアサ自由詩3*06/4/23 9:38
不確かな不穏自由詩1*06/4/23 8:44
貴方に話しかけてみよう自由詩0*06/4/12 23:43
あてのないこの世界へ自由詩206/4/2 21:54
コンジキノアメニウタレテ自由詩106/3/17 21:13
今夜も自由詩106/3/2 20:25
金なしハックルベリー・フィンの話自由詩006/2/20 22:40
ストレートコーヒーな夜自由詩3*06/2/18 21:57
リアルの夜自由詩106/2/18 20:24
生贄にされた男自由詩0+06/2/16 17:30
新しい詩を書いた自由詩1*06/2/12 20:59
日曜日のカフェ自由詩006/2/5 21:05
木星の夜の風景自由詩3*06/2/2 21:31
乾いたシグナル自由詩3*06/1/29 10:34
ただひとつのリアル自由詩1*06/1/28 21:49
君の中で静かに燃えているリアル自由詩4*06/1/28 9:19

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