召し抱えてください私を!
貪欲なるままに隠したナイフをの手をの目を
血で染め上げた手を
目をの手で
目に闇雲の蜘蛛をぶら下げて
キーホルダーに蜘蛛の目を
手をの目が手でのキーホルダーを握り ....
人と人
国と国との摩擦を秘めた
力を擁護した悪魔の邪悪を
小さな体で受け止めた
天使のような女が一人
光の少女から
大地の母へと
変わり始めた朝に
血みどろになった指先を
緑の子宮口 ....
膨れ上がったお腹を擦る
ただ単に太っただけだ
そうか、もう私の中に子供はいないのか

歩くだけで一苦労だ
足の横には義足、義足の横には杖、杖の横にはバイク
バイクの横には自動車、と言いたい ....
あらゆるものから離れて佇む時
落ち葉のソファに横たわる
この皮膚感覚だけが頼りだ

あらゆるものは絵画の如く
静止している
そこに漂う空気は氷のように張り付いて
追いかけてきたものを思い ....
ジャンプして、アタックする
すべり込んで、ボールを拾う
宙に浮いたボールが一言、ギャグを言う
「布団が吹っ飛んだ」
選手も審判も観客もみんな一斉に
吉本興業の新喜劇のように転ぶ
その間、ボ ....
必要な世界を吐き出す為に
必要な世界を選び取る為に
咽喉仏に針を突き立てる
冷やかな笑いと冷やかな汗
そしてすぐに熱を持ち始める
冷静なんかじゃ居られない
ふざけた顔を真剣な顔にして
真 ....
昔はよく強風でガタガタ音を立てていた窓
今はすっかり静かに落ち着いてしまった窓
家の所々の窓は割れているものもある
新しいものと取り替える必要はない
割れた場所から外の空気が入ってくる
それ ....
性能は読み違えた
解体処理は返品された
変形された甲殻は
背骨から突き出た石の傘
平行して過ちを犯す
A、B、の角度を測る
私はシーソーの上に立っている
その中心で子猿が
母親の骨をぶ ....
羽が生えた
獣の人は
鋭い牙と
鋭い爪で
社会の飢えを
飛んでいく

牙から滴る唾液と
爪から滴るドス黒い血液が
夜の街を歩く不眠の人の頬に
優しく触れて誘う
堅く閉ざされた建物 ....
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド
ゆめのなかの、たんじょうび
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド
ふりかえったときの、いたみ
もう、ぎゃくほうこうに、まげられない
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ ....
俺の周りの空気が
水滴になった時
地獄の響き、天国の夢、姫百合の塔
街灯に
スラムダンクしかけて
警官に
止められました
「夜の道を一人で歩くのは危ないから」
「でも家に帰る時、いつも ....
メンソレータムは野球拳だった
野球拳がまさに時代遅れのカーナビだったが為に
私達が脱線事故を起こす寸前に停電が起きた
Life Line Off
電気が無いとありとあらゆる部屋が真っ暗で動くも ....
お口をアーンと開けて下さい
上着を脱いで頂けますか
肺の音と心臓の音は問題ないようですね
こちらにキーボードをご用意致しました
これも検査の一環ですので真剣にお願いします
右手四本右手四本右 ....
音楽
ダンス
ファッション

ドラッグ
セックス
宗教
哲学
ぜんぶやっちまって
しんじまったあいつは
ショーマンだった
みんなをコントロールして
言っちまえばさ
洗脳さ
 ....
おれは行き止まりでウロウロする犬「わをん」だった
おれは花の上の辺りに三つの点々とした傷がほしかったので
自らそこを爪で傷付けた おらぁ! オラオラオラオラオラァァ!
ジョジョじゃない・・・むし ....
疲れた斧は
何処へ行けばよいのだろう
斧はもう
斧の原形を留めず
只の丸い鉄の塊

誰も来ない場所で
一人休憩した
睡魔に襲われて
涙が零れそうだった
暑い日差しに
握り締める拳 ....
サンディエゴ
サンディエゴはサンディエゴという意味を必要としなかった
A型はA型の血を守るためにA型と結婚した
イカレポンチは振るー^ツポンチの中で混ざって
ああ! 時代の波が押し寄せてくる! ....
何も決められずに俺は疾走した
全てを保留にしたままで迷い続けた
迷っていた
それがまさに迷いがない証拠だった
書ける地平から書けない地平へ
俺の意識から感覚へのバトンタッチ
亡霊ミサイルも ....
俺達はそこで異常にセックスをしたが異常ではなかった寧ろ正常位だった
正しい行いの後で必ず天罰が下るように下痢を催したゲリラが俺達だった
墓穴を掘った思い出という尻のような場所に帰結する事は許されな ....
車のトランクに乗せられた女と墓穴を掘る男
それが日常の風景
子供の質問に全て応えることはできない
大人はそれほどまでに賢くはないから

家具に灯りをつけましょう
見つめ合う男と女
パトカ ....
語る為ではなく
沈黙するために
残す為ではなく
消滅するために

自らがここに居る事を肯定する為ではなく
人々がここに居ない事を否定するために
何を考えているか分からない人々の為ではなく ....
この言葉達がこの作品自体を破壊する
私が私の奴隷になってはならない
この言葉達がこの作品から自立するが為に
自らが言葉である事を放棄する
自らの存在意義を放棄した先に
真の自由が待ち受けてい ....
男性は自らが余りにも単純過ぎたが為に
未知なるものを求めてきた
女性は自らそのものが未知であったが為に
自然に生きようと心掛けた
男性が見出してきた未知なるものは
最終的に女性に吸収されてき ....
直観の鋭い者達が五文字以内の言葉達を垂直に並べると
頭のいい奴等が散文調で「ウンチ食う?を述べ始める
勿論それを食う筈もないので、直観の鋭い者達は怒り狂って
五文字以内の言葉達を四文字以内に省略 ....
皆。、他者の物語に毒されていて
自らの物語を所有しない。
皆。、他者の物語に符毒されていて
流す涙は他者のものである、皆。、他者の物語に毒注されていて
             所有している感 ....
俺の右腕とお前の左腕を縫い付けて
血と血が混ざり合う
鬩ぎ合う A型とB型の血液が
渡し合う 今までの記憶とこれからの予言を
AB型! だったんですね。景色が滲むように重なって
波と波が当た ....
目をゆっくりと閉じれば
何処に居ても夜と会える
すべての始まりと終わり
あなたは僕の神 僕の母
遠くには海の音 近くには大地
中心に火を 取り囲んで人々の
あらゆる儀式と叫びの姿
壁は無 ....
危うく物語を語るところだった
悪魔の囁きで
デコレーションされたチーズケーキに
騙されるところだった
数ヶ月ぶりにきた誕生日に
公衆トイレで立っていた時に話し掛けられた
肩に手を掛けられて ....
白い空間に影が飛び交い
そこは無限の獄中と化す
左下の隅に ローブを纏う人 顔は見えない 暗く 深く 後ろを振り返っている
その隣に僧侶 船を漕ぎ出している 遥か彼方を見据えて
その頭上に 顔 ....
傷は黒く切り裂く飛び散る羽
船と気球は別々の方向へ向かう
感情の線は鳥の形をしている
白い空間は必ず黒く擦り切れる

波の色は緑
寄り添う二本の木が横に項垂れて
水面の波紋を真上から見下 ....
狩心(418)
タイトル カテゴリ Point 日付
復讐の予習は我が手に目をの手を自由詩1*07/9/16 20:35
生態系の封印自由詩1*07/9/16 12:16
笑えること自由詩2*07/9/15 18:28
水は炎を消した[group]自由詩1*07/9/15 18:25
バレーボールの夢[group]自由詩2*07/9/14 20:11
言葉を紡ぐという事自由詩2*07/9/12 15:08
日が昇る前の、一日の始まり自由詩6*07/9/12 14:58
錆びた鉄板に描かれた象形文字の解読[group]自由詩4*07/9/11 18:34
不安定性突然変異[group]自由詩3*07/9/10 23:34
キ・ン・シャ・シャ・・ドレッ・ド[group]自由詩5*07/9/10 1:15
誰も居ない、一日の終わりに自由詩5*07/9/9 23:35
電線の上を飛ぶ男、どこかで見た風景[group]自由詩5*07/8/19 23:15
健康診断自由詩1*07/8/19 23:14
カリスマ的音楽家の道しるべ[group]自由詩7*07/8/13 1:47
ゼロの射程[group]自由詩3*07/8/10 0:29
それで埋め尽くされた自由詩1*07/8/9 17:43
サジェッション・サドミシビシミシミゴシュム自由詩1+*07/8/7 1:35
まよなかのまよい自由詩1*07/8/7 1:26
廃墟ツアー作戦会議自由詩0*07/8/5 23:20
他殺事件と、そこで生まれた愛自由詩1*07/8/5 22:29
自殺志願者自由詩3*07/8/1 16:13
行動的な詩自由詩1*07/7/31 1:23
説明的な詩自由詩3*07/7/31 1:22
立ち上る白い煙は天空の彼方へ自由詩2*07/7/29 23:11
目を閉じて、耳を澄ましてみる自由詩2*07/7/29 3:38
「 三色 」 真空パックでお届け!自由詩1*07/7/28 0:14
夜と話す自由詩1*07/7/26 11:27
物語を語る前に自由詩1*07/7/25 13:00
二重奏自由詩2*07/7/23 23:56
冒険者自由詩1*07/7/23 23:55

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