梅雨入り前の雨降りに
ぽつんとまぁるい橙の
向かい家の明かり灯り
瞑目すれば
もういつでも 、
内から溢れ返る白銀の
ひかりえーてる
自らと共に常に在り

けれども何とも如何せん
 ....
推理してはいけない
かんがえごとはいけない
私には向いていない

言葉
手紙、でんわ、会話、メモ
余韻が大切
つめこみ過ぎではよくない

あくびして弥生私は入院中    高野 ....
そろそろ行くか
          ボチボチ逝くのですね

愛を歌う人は
愛を捧げた人に殺された
愛を奪いあうのね
平和の為に

父母よ
あなたはひとりの天使を育てあげる
その ....
好きな人は、正義の人

女ののろけに男は食って掛かった
善悪の彼岸について
大議論をふっかけ

とはいえ
好きな人は、悪人。とは
ならなかったであろう顛末の
男は女にバカと吐き捨て
 ....
この狭い教室の向こう側
僕の心臓の回路が
多分どこかでしくじって
大爆発
どろどろになった腕の感じ
ずっと虫が湧いてた
本当に痛かったんだ
本当に
まるで夜空でも見上げるみたいにさ
 ....
世界に対して
言うべき何かを持たない
私達は
否応なく
自分の興味に深く
沈み込む以外にない
しかしその狭く閉ざされた空間には
同じように
そこへ流れて来た難民が
少なからず、いや思 ....
雨の朝土曜目覚めてまた伏せて サイコパスだからへへ

その程度? それ昔のかっこよかった人

そううつだから
それ やっと分かってきたね

とうしつだから
それついこないだまで

軽いうつ
あの〜ね今はそうい ....
片側一車線で遅いクルマが
道を譲れるための区間がゆずり車線
片側一車線で早いクルマが
道を譲れと迫った区間がゆすり車線

自分の気持ちのいい速度で
走らせてくれないクルマを
ゆすって道を ....
ときどき船になる

ただ流されるだけの
木の葉ではなくて

川を下る船になる

くぐった橋を数えるだけの
泡ぶくではなくて

時を忘れた船になる

舳先にとまったユリカモメ ....
お おおざらの白い平原に

む むっくりそびえ立つ

ら ライスと黄色いたまごのお山

い いただきますとせわしく

す スッキパラも大満足
ぷぱんだ
あまあま
ぷぱんだ
あまあま

だからそーじゃねーて
ぷ、はいらんから

あめま

はは、いいじゃんそれ
ひゃっはっははは、ひゃっはっあはは

ところで君は誰かね? ....
ドクダミの白波の如く群生す

今朝も未だくちなしの花白きまま 

青葡萄初生り{ルビ十房=とふさ}に懸けにけり

切れ味のよき花挟夏の{ルビ畑=はた}
洗足池で 
花見をしながら  
屋台の前のテーブル席で
生ビールを飲む

桜色の{ルビ提灯=ちょうちん}が
気持ちよさげに 
ゆらゆら
揺れる

周囲には
いくつもの
しゃ ....
ある晩に見た夢の中で
僕は詩人{ルビes=エス}に
なっていました

92年の生涯の最期の夜で
33937日目のことでした

おじいさんになった詩人は
細い息をゆっ ....
私の名前はローレライ
一生懸命語るほど
言葉はあなたに届かない

言葉が
言葉ではないことを
昨晩私は知りました

私の名前はローレライ
あなたを想えば想うほど
 ....
ささくれだった
ささくれに触れた
痛いと文句を言うにも
それに触れたのは
誰かじゃなくて
自分だった

誰のせいにもできやしない
どうしようもない悔しさと
誰のせいにもせずにすむ
 ....
わたしはこんなんじゃなくて、
私は暗くて酷くてどうしようもない女なのに
私、私は息をする度に息苦しくなる
陸地で嘘で溺れていく

私くるしい
という一言が口に出なくて
私、かなしい
と ....
くだらねえ
呟くほどに乾いてく
喉よりもっと深いどこかで



覚えては
忘れまた覚えまた忘れ
記憶のラリーはいつまで続く

また一つ
指間に弾け飛ぶピンチ
行 ....
波立つ白い羽衣
光に透けて溶ける夢
身を投げ出して泣く赤子のように
純粋に残酷なほど無邪気に柔らかな刃で胸奥深く抉る

それはいつか視た予感
どこか遠くで耳にした詩(うた)
魘されて目覚 ....
平らな和はいつ訪れるのだろう
でこぼこで湾曲した泥の道を軍靴が整列して歩く
そんな世が近付くのを私たちは
「恐ろしい、恐ろしい」と道端で震えて見送るのか
軍需色の空の下で
肌寒い室内の空気に体を縮こませ震える指で暖房のスイッチを押す
カチッ 
ブゥーンという火のついたような音と共に外に送り出される温風
暖房の前に座り込んでしばしその力強い熱風に体を炙られるのを楽し ....
勿論クリエーターにもご両親はいるわけなのに
仕事でこんつきて言葉のなかから飛び出せない
誰も助けてくれない世界で忘れてしまっている
自分の軌跡は何かで消され自分が何者であったかを

他人 ....
母と共に庭に咲き開いた花々を摘んで瓶に詰め
クラスで流行ってた朝市に売りに出したら

玩具コインで買って呉れたクラスメイト、
中身掻き出し 眼前で ゴミ箱に捨て去り

瓶だけ大切そうに持っ ....
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった

あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく

閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ....
○「家庭菜園」
種を蒔けば
芽が出る
不思議だあ!
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びる
不思議だあ!
やがて花が咲き
実がなる
不思議だあ!
僕は毎朝不思議を観にいく
買いにいった
売ってなかった
そのように
終わる日がある

たくさんの花びらを
瓶に詰めて
流す
意味がなくても
意味を求め
愛してしまう

後から静かな
養分がやってく ....
「食べにくいけれど どうぞ」
そう云って彼女がくれたのは恋心だった

善悪を知る実のパイかな
僕の朝食に間に合うように
夜明け前からオーブンを温める彼女がありありと浮かぶ
切り分けた果実を ....
きみはとても素晴らしいから
ないとわたしは生きていけない

でももし映しすぎたら
往復しすぎた嘘も、人の喧噪も、乾いた鼻歌の色も
きれいに見せかけたよごれ
とびっきりの正しい眩しさ
 ....
トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
山あり谷あり色々あって生きてきた
雨の日も風の日も晴れた日も

トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
路端にはいつも美しい花々が咲いていて
乾 ....
文書リスト
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春雷ひだかたけし自由詩625/5/31 18:41
すみれ日記2022.4.22 ...梅昆布茶2自由詩1025/5/31 15:58
悪霊のうた洗貝新自由詩5*25/5/31 15:40
孫さんりゅうさん自由詩0*25/5/31 14:15
席替え若森自由詩2*25/5/31 13:17
私達に何が足りないのか?花形新次自由詩425/5/31 13:02
_落とし子俳句125/5/31 12:35
うらしゃ[group]林 理仁自由詩225/5/31 12:25
ゆすり車線イオン自由詩4*25/5/31 12:09
船になる夏井椋也自由詩13*25/5/31 11:15
オムライス多賀良ヒカル自由詩225/5/31 8:54
しょりの祭[group]林 理仁自由詩325/5/31 8:39
瑞々しい六月を詠むけいこ俳句6*25/5/31 6:07
お花見服部 剛自由詩425/5/31 2:40
最期の息自由詩225/5/31 2:22
願い事自由詩125/5/31 2:16
ささくれ進羅自由詩225/5/30 23:37
水草這 いずる自由詩325/5/30 23:26
五月雨の拙歌集まーつん短歌225/5/30 23:15
prière栗栖真理亜自由詩4*25/5/30 22:14
希求「平和」自由詩125/5/30 22:11
観葉植物自由詩025/5/30 21:56
クリエイティブでなくても鉄のレールを走る電車なりに装飾がある足立らどみ自由詩5*25/5/30 20:50
五行歌、純愛バカの切断された日ひだかたけし自由詩525/5/30 20:44
キセキ自由詩12*25/5/30 18:56
独り言5.30zenyam...自由詩4*25/5/30 8:21
養分たもつ自由詩5*25/5/30 7:44
恋心福岡朔自由詩525/5/30 6:51
めがね唐草フウ自由詩13*25/5/30 2:25
レタス自由詩8*25/5/30 0:54

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