電波で繋がる
伝わる? 私たち

画面の奥
喜怒哀楽
目隠しされたみたいに

ほんと?と聞いて
ほんとさって言う
あなたの目はほんとじゃない

画面を通すと
素直になる ....
夏の終わり
夢の終わり

花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった

誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く

今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
 ....
街の中で
あなたに呼び止められた気がして

街の中で
あなたの服の匂いがした気がして

街の中で
あなたに会いたい気がして


ふりかえって

何もない道
何も聞こえない
 ....
もし私が
あなたの目の前に
立っていいとしたら

もし私が
あなたの目の前で
MG69を持っているとしたら

もし私が
Aメジャーセブンのコードだけじゃなくて
他のコードも出来 ....
誰が
悲しいを決めて

誰が
嬉しいを決めて

誰が
面白いを決めて

誰が
生きるのを決めて

誰が
死ぬのを決めて

誰が
この世界をつくって

誰が
 ....
今日は月で明るいから
すこし外をあなたと歩く

真っ暗だった足元は
いつの間にか明るくなって

手を引いているあなたは
少し寂しそうな顔するんだね

君が地上へ降り立った日
天 ....
少し休みませんか


あなた頑張り屋さんね
手が言ってるわ ヘトヘト

でもあなた泣いたことないね
どうしてなんでしょう?


少し前
金環日食の起こった年でした

 ....
遠くの人を思って 想って
啼いて 泣いている
あなたを 私が慰めたい

私は記憶の欠片でしか
ないはずだから

決して私の気持ちに
気付いてはいけなくて

そのまま消え ....
少し悲しくなったり
少し辛くなったら
ここの海へおいで

たくさんの悲しみを
たくさんの辛さを
持ってきてはいけないよ

海が真っ黒になってしまうからね

涙を拭いて
裸足でくる ....
思うんだけども
きっと僕ら何もわかっちゃいない

この世界が何で出来ているのか
君と僕の違いは何なのか
生きるっていうことが何なのか

正しい言葉で説明できるかい?

出来な ....
あんなぁ

僕なぁ
嫌いで君のこと
無視してるんちゃうねん
無視されるの嫌なん知ってるねん

でもあいつが僕にらしくもなく頼んできてん
首を横に振ったら殴られると思ってん
するとおか ....
きりとる
春の桜の紅
夏の氷の青
秋の葉の黄
冬の山の白

きりとる
いつかの誰かが造った
黒い手のひらサイズの箱で
君の笑顔も
きりとる キリトル

きりとった残像
訴える ....
今日は本当についていない

朝から君は口開かずだ
ずっと僕に背中を向けている
「お前さんには顔見したらん」
と言わんばかりに

なにか悪いことしたか
なにも覚えていなくて
す ....
ねえねえ
生命は海から出来たっていうじゃない?

だからさ
私死ぬときは
水に溶けて死にたいな

溺死とかそんな苦しいんじゃなくて
あなたに服を着せていただいて
ゆっくりじっくり ....
ふらふらする人に
イライラするの
なよなよする人に
イライラするの


過去のキスで出来た傷
今になったら
それはただの傷じゃないかな

あなたの服の匂い
あの時世界で一 ....
自己紹介をします

私、ここから
ずうっと離れた
海が見える丘にある
教会に住んでおりました

近くのちびっこと遊ぶのが好きでした

悪戯でオルガンに
ちょっと触るのが好き ....
あなたの前では
絶対泣かないって決めた

揚げ足取りのあなた
憎っくきその笑顔

あなたはきっと
メソメソしている私をからかうし

その割にすごい謝ると思うし

それでも ....
朝に起きて
スヤスヤ眠りたいと願う

道を歩いていて
少しダラダラ汗をかく

授業でスヤスヤ眠る

3時のおやつを
モグモグ食べる

家に帰って
ソファでダラダラ寝転ぶ
 ....
もうすぐ終わる
夏が終わる
君が終わる
僕も終わる

何もない田舎に
色がついたのは
君がここに来た
丁度1ヶ月半前

緑の中に映える白
眩しすぎて
見えやしないけど
 ....
まこちゃんは
まことっていう名前だけれど
大嘘つき

大丈夫じゃなくても
大丈夫って言うし

痛くても
痛くないっていう

まこちゃんは
僕が守ってあげるんだ

子供の時 ....
懐かしいこと思い出しました

ずっと前にこの街から
ずっと離れたところにいた時
唯一の連絡手段が電話であったこと

思春期のタブー
お喋りな母に電話の内容を盗み聞きされること
 ....
赤いドレス
あなたが一番似合っていたよ


少し深呼吸をして 吸って 吐いて
ゆっくり僕と最後の息をしようか

手を取り合ったら
水の音が聞こえるでしょう?
目をつむって
 ....
沈黙の夏

一緒に溺れてしまいましょう

強く右手左手赤いロープで結って
動けなくなるまで
私たちは夢の中
超破壊少女は今日も行く
決して"不良"なんかじゃない
日頃の鬱憤を
機関銃に変えてゆくだけなのだ

紺色のスカートをひらひらなびかせて
道路のど真ん中颯爽と歩く
今日 ....
今寝転んでいる布団で
眠るように死にたい

出来れば
最高級羽毛布団にして

床の傍らに
「愛する人」なんかつけちゃって

夢十夜の第一夜みたいに
ロマンチックに死にた ....
最近よく夢を見るんです
出兵直前のあなた
居間に堅く座って
じっと私を見つめておりました
いつもらしくないと思っていたら
軍服の釦が掛け違っていたので
やはりあなたはあなただ
と思いまし ....
あの日の海のお土産
S字になってへばりつく
海月の刺傷

海の中で
気が遠くなってしまって
その後は全然覚えてないの

でも確かに誰かに
抱きかかえられて
浜辺に座ったの
目 ....
髪の色あなた好みに染めて
目の色あなた好みに染めて
服の色あなた好みに染めて


思考だって
あなたの黒に染めて
手始めは手の内を深紅に染めて
にっこりわらって
染めて 染めて

 ....
ゆっくり縁側に座って
西瓜を食べた夏

こっそり火鉢の中の
お餅を盗んだ冬

いつだって隣に曲がった背中
顔の皺が優しさの証

手を引いて散歩をして
バスの停留所のベンチで ....
ハッとしました


向かい側に立っていますね、素敵です

風であなたの髪が揺れますね、素敵です

かき分ける細い白い指が光りますね、素敵です

あなたの服が香ります、素敵です
 ....
瑞海(210)
タイトル カテゴリ Point 日付
虚像自由詩3*14/9/17 21:56
残暑自由詩7*14/9/14 22:29
過去自由詩4*14/9/13 0:21
スポットライト自由詩3*14/9/11 0:38
誰が自由詩3*14/9/10 0:08
月明かりの人自由詩4*14/9/8 22:35
休息自由詩4*14/9/7 23:34
見守り 忘れる自由詩5*14/9/6 20:45
海の洗礼自由詩7*14/9/6 0:13
それでいい自由詩3*14/9/4 23:56
教室の密会自由詩5*14/9/3 21:20
キリトル自由詩6*14/9/1 18:54
背中の言葉自由詩3*14/8/31 23:55
海の呪文自由詩4*14/8/30 11:43
ふりかえり自由詩4*14/8/27 23:52
ふえる自由詩2*14/8/26 23:03
泣かずの女の子自由詩5*14/8/26 20:50
擬態月曜日自由詩6*14/8/25 22:55
残り香自由詩3*14/8/25 0:15
嘘つきまこちゃん自由詩3*14/8/23 23:53
懐中の海辺自由詩4*14/8/23 21:48
モルヒネ自由詩4*14/8/21 23:36
無題自由詩4*14/8/18 22:33
超破壊少女自由詩2*14/8/18 0:41
出来れば自由詩8*14/8/17 0:01
釦の追憶自由詩7*14/8/15 22:50
海月の刺傷自由詩3*14/8/15 21:52
染めて自由詩5*14/8/15 0:30
忘却自由詩4*14/8/13 23:32
くるったあたっく自由詩3*14/8/13 17:12

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