とぼとぼ帰路の中
目の前の大きな道路

お空の星はもう見えなくなってしまった

時速45kmの彗星が放つガスが
15mの横断歩道の先の少女に纏わりつく

その反対の僕にだって
真っ白 ....
天の川の映る河に
そっと二人で入ったなら
星たちが味方してくれて
私たちを夜空へ連れて行く

赤青黄白緑に輝く星が
君に纏わり付いて
最高に綺麗だ

きっと繋がっているから
 ....
マリエ、隣のクラスのマリエ
呼び捨てなんて失礼だから
マリエさんと呼びます すいません

図書館で本を読んでるときの
長いまつげが目にかかる姿が
誰よりも綺麗なの
マリエさん自身 ....
雨の中
強がりずんずん歩いて行く
知らんぷりしたいけど
それだと足が止まる

坂道を登ってゼエゼエなっても
歩みを止めない
過去から進むため 生きるための
これは試練

 ....
さよなら さよなら 今まで さよなら


モノクロの時代は終わったよ

目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ
 ....
私ね
きっと
こんなに夜更かしするから
明日寝坊するよ

私ね
きっと
夏休みの宿題
最後の3日で終わらせるよ たぶん

私ね
きっと
写真撮るの好きなの
一瞬を切り ....
もし、ifのお話でね
タイムマシンができたら
少し過去に戻って
やりたいこといっぱいあるの

まず失敗を取り返す
約束を破ったこと
忘れ物したこと
間違いを犯したこと
今だから反 ....
交差点ですれ違う
知らない人 知ってる人
目を合わせる人 合わせない人

歩き出して 地面を蹴って
どこまで進むんだっけ
忘れながら歩いてる

太陽が沈んで 月が昇って
ふた ....
それぞれの花火で
照らされる君の顔は
表情がコロコロ変わる

笑ったり少し哀しそうだったり
一生懸命写真撮ったり

一瞬を切り取ろうとしてるね
でも少し遅いよ
そんなものより ....
床に寝そべって
抱きしめてたあなたは
朝になったらゆっくり消えるのね

世界に見つかっちゃいけないから
死んだつもりにしなきゃ
明るい中では生きられないから
夜明けまでの命
 ....
抑えて抑えて
気持ちを抑えて

高ぶったって何も良いこと無いんだから
得るのは終わった後の空虚感

今目の前にいる人も
いつ私にナイフを突き刺すかな

所詮他人だもの
気持ちな ....
いつも午後4時になると
岬に現れるセーラー服

いつも裸足で
そこの海に足だけつけて
泣いてるんだ

どうして 泣いてるか
理由はわからないけど
いつものように綺麗で ....
お花
彼岸花の女の子
触ると消える
夏だけの女の子

アスファルトが太陽を照り返す
暑さ二割増しの今日だって
森深くのあの場所に行けば
きっとあの子に会える

夏になると悪 ....
夜の悪戯
午前2時に抜け出して
星と一緒に空を駆けた

君と降り立った夜の水族館
クラゲの展示に食いついて
離れない横顔が好きだ

少し足元照らすライトが
緊張感を膨れさせる ....
同じ空を見ていたくて

同じ空気を吸いたくて

同じ光を見たくて

同じお話で笑い合いたくて

同じご飯を食べたくて

同じ布団で寝たくて

同じ曲を聴きたくて
 ....
笑顔が素敵と言われて
誰が嬉しいと言ったの?


深い不快
もう慣れてしまった嘘
今更誰かに言えるわけない

飛び降りた刹那
宇宙に飛び込み啼いた
誰も知らない私の秘密
 ....
床の下の人は
土に還るのを待っている
腐った林檎もきっとそう

とどめを刺さずに
ゆっくりと死ぬのが
綺麗、善とは限らない

きっと私なら
あなたの一張羅の白のシャツ
真っ ....
なにか焼ける匂い 煙
纏わりつく嫌悪と現実

逃れたいけど 誰も助けてくれない

差し出す手 届かなくて
夢にも出て来て 啼いて

腐ってゆく身や心
掻きむしって 切って ....
どうして人は
高いところから落ちると死ぬって
分かるんでしょうか

どうして人は
死んだことが無いのに
死が悲しいって分かるんでしょうか

どうして人は
悲しいとか嬉しいで
涙 ....
拝啓 牢屋のあなたへ

ワタシは裸足で歩くのが好き

アスファルトの上も
浅瀬の中も
はらっぱの下も

足裏から伝わるエネルギーが
ワタシの原動力

靴下履いちゃうと
 ....
君よ進め その河原を
力強いその足を踏んで

風に纏わる髪をほどいて強くつよく

一面の深い深い黒
怖くなんかないよ、大丈夫
震える手 握っててあげるから

沈んでゆく 泡の音を ....
朝の無人駅に止まる列車

引っ越したてのアパート

飲み干した炭酸水

失恋した近所の女の子

金 ....
まんまるのお月様に手を伸ばして
掴めるはずよ ほらもう少しよ

散らばった星を払って退けて
目を輝かせて 持って

時間は有限 心は無限

そんな時が好きだった


空も ....
フローリングに寝てるはずなのに
沈む感覚ありません?

砂浜にきちんと立っているはずなのに
足を取られる感覚ありません?

誰か私を引きずろうとしてません?

水と油みたいに混 ....
大きな月の日
ベランダの貴方
影が出来て
すぅーっと消えたら
涙が止まらなかった

消えそうな手
繋いで握れなくて
切り刻んでやろうかと

でもあなたが止めたからやめたよ

 ....
白い彼女は夜に来て
暗い独りを照らす
私たちをしっかり見て

白い彼女は朝には消え
切ない笑顔を残す
いつかの再会を望んで

考えるのは止めない
脳裏を撫でて離れない
白い ....
あなた、あなただけは
ここで生きて
私と離れるためよ、気づいて

たとえ何百年と会えなくても
私たちはきっと大丈夫って
あなた言っていたから

待ち続けるのは慣れっこよ
 ....
ずっと暗い中生きてきたからこその
解放された気分はどうですか
光はさぞかし眩しいでしょう
誰かの体温に触れれば離れられない
健やかに息のできるこの世界

でも、でも

 ....
貴方のためなら死んでも良いわ。

とハリウッド女優が言っている映画を見ました

不意に思ったのは
私は貴方を死なせるほどの
影響力があるかという疑問でした

映画館をでてから考えま ....
きっと私
あなたに会うために生まれて来たのって
この前言ったけれど
あれ嘘なのよ、嘘のうそのウソ


この前一緒に月を見て
水を歩いたでしょう?
その時はっきり思ったの
あなたの ....
瑞海(210)
タイトル カテゴリ Point 日付
地上の彗星自由詩4*14/8/12 21:08
星夜自由詩3*14/8/11 23:20
マリエ自由詩3*14/8/10 13:38
雨の坂自由詩4*14/8/10 2:40
さよなら自由詩4*14/8/5 23:52
きっと自由詩9*14/8/4 23:12
タイムマシンができたよ自由詩8*14/8/4 22:58
たがふこと自由詩5*14/8/3 23:34
花火の花びら自由詩5*14/8/2 22:52
夜明自由詩5*14/8/2 9:04
虚言自由詩4*14/8/1 17:13
人魚姫自由詩4*14/7/31 23:48
彼岸花自由詩4*14/7/29 23:44
悪戯自由詩5*14/7/29 1:10
唯々自由詩4*14/7/27 20:10
失笑自由詩2*14/7/24 21:25
還元自由詩4*14/7/24 0:17
自由詩2*14/7/23 20:47
何故自由詩4*14/7/22 21:22
牢屋へお願い自由詩214/7/22 0:18
群青自由詩4*14/7/20 19:54
カランコロン自由詩3*14/7/19 20:09
自由詩11*14/7/18 22:42
沈む自由詩214/7/17 21:46
きっと煌めく自由詩2*14/7/15 21:37
白い彼女自由詩214/7/13 17:19
きづいて自由詩214/7/12 18:11
明暗自由詩4*14/7/12 6:53
ハリウッドと雪の日自由詩414/7/11 7:08
背反自由詩614/7/11 0:02

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