すくってもすくっても水溜まりにうつった虹をすくいとれず、ぽたぽたとおちるのは汗と涙ばかり。最近、元気のないかあさんに見せてあげたかったのにとぼくは途方にくれ高い空をみあげた。もちろん虹はとっく .... 確かではない静寂に
ぼくらは包囲されている
心配することはない
ナイフはある
鋭利ではないが

脆弱な肉体でもかま(わ)ないたくましいたましいがあれば

あたりまえにすべき ....
オすシりアいゲットバックオーライかわいいシマリスさんのもぐもぐ食べてふくらむ頬袋がま口お財布がなんかちょうだいとおねだりする黒い瞳はわたしの頬をゆるゆるオシアゲ、オ、シアゲは2355猫入りちゅうす .... うれしいに
まみれてますは
れんあいの
かわにながされ
わたし、さらさら


わくのなか
かまわれまして
れれれのれ
またのこしつき
うまくまうくま



[う ....
気をつけてねって云われて火をつけてしまったぼくらはどんな色も内包することができない孤独な白であるところのたてしまという島へ行ったらしまうまになってしまった ぼくたちはうまくいっていた。春のにおいするような冬の休日のあったかい午後には中庭のハンモックにゆられ、ひなたぼっこしたり、ウクレレで大橋トリオの歌をうたったり、しゃかしゃかふった缶ビールの泡をかけあっ .... はじまりのまりを蹴りました。誰も傷つかないよう、わたしがきみをよびよせるたび、わたしは嘘つきになって、きみがきみのいるところだけが透明になってゆく。テトラポッドは波しぶきをくい止めて。非常口のひか .... はさみこまれた、ひる、そらぞらしいアンバランス、ゆれたえだ、について、まだ、なんのこたえもみつからないはなし、などが、ばらばらと、あかるいみち、はだしであるくあしのうら、にささり、予想天気図の気圧 .... せわしない日々のなか、外にでたらそれが昼であっても真夜中であっても早朝であろうとも空をみあげて月をさがす。たまに日光をあびてしまい、くしゃみがでる。かならず。なんでだろうね。太陽光線とくしゃみの関 .... はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 .... マークはユリイカすカスミソウみたい束ねられるのお断りします


わたしがわたしを忘れてしまうまで回転しちゃいますピンポンパン


さがしていますピンクの指輪つけたくまとまく(ら)と ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
うまれた
ねむった
たべた
わらった
うずくまった
ないた
しゃぶった
さわった
つかんだ
なげた
こわした
ゆびさした
おどろいた
どもった
ならした
あゆんだ ....
夜更けのキッチンの窓辺に置いてあるクロッカスの白いふさふさな根っこが揺れた

ボイルしていたエビが跳ねた

ハードボイルドな銃声に

星もわたしもたじろがない

それはフィクシ ....
ビールは水曜のネコ。
おつまみは柿の種。
映画は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のスプートニク2号で月にいったきり帰ってこなかったライカ犬に比べたら僕はまだましさと言うイングマル少年、「トレイン ....
これが、わたしにとっては、この世の中でいちばん美しくって、いちばんかなしい景色です。1962年11月27日岩波書店初版本「星の王子様」130ベージの景色に似ているけど、すこし違います。


 ....
なんでもない日だった。大きくのび、した。ボンデングワイヤーのような糸月のひかり、からだの底まで届き、魂のきしむ音、微かにきこえた。すこしだけ走ってみた。裏の森へ行ってみようと。が、すぐ、たちど .... 月が毎年4センチメートルずつ地球から離れてゆくことを知ってしまったわたしは、屋上でゾウが飼える家を建てた人は湘南動物プロダクションからゾウを買い取るのか気になりはじめた。消臭スプレーを振り撒いたキッチ .... きみのすきなもののなかできみがいちばんすきなわたしは雨の匂いするきみの目にうつる同じ速さでかわいてゆくからだは違う速さにならされてさよならしたあとにふりかえるタイミングがいっしょだったらまたあ .... しょくぶつといえば みどりとはかぎらないけれどカノジョの部屋はみどりにみちあふれていてカノジョのためいきをすいとりうつくしい朝をさしだしてくれる
        テラリウムはきらいといい ....
せつなこと分解してことのはよむ永遠のきみの首をどうにかしてしまいたいぼくは、水彩が部屋から逃げて冬めいた色のなまえをかってにつけるきみを階段から突き落とすしかなくて、きみは笑いながら泣いている .... ただ過ごすことだけできる動物の輪郭線をなぞってみても 嵐などわすれたみたい水たまりあおいろの出身地は想ひで


きみのとなりにいるわたしが足りない肝に命じてあとどのくらい


気配消す秋のじんちでじーんとなしてねとじーんとしとねしとね ....
こじれた風をみおくってためいきのゆくえざわめきみもふたもなく


はじめてのうそつきましたうそのうそつきましたうそつきましました


泣いててもかわいいが無敵なうちにぜんぶくだ ....
清潔なきみたちはやさ(し)い室より崩壊する青、月をふくむ

詩頭は魚をこがしあとくされある語は手にのこり失語前夜


誰か、次、撤収、並びかえられて幽閉された休日の部屋


 ....
なんとなくブランコを漕ぐこんばんは速く走れる靴飛ばしてる とんかちでとんちんかんをたたきだしエッヂできいためがねでみてる 扉のむこうにあるおはようはいるからだからぬけられずあな(た)のなかからセロファンめがねごしにみる空にうそつき。リラ・ラーソンのしましまねこTシャツはりねずみ100匹リラコで言畑二丁目まではふら .... ナ、ナ、ナナジュウキュウエン!救援を求ム。そうゆうことにしておくから


くるくるうシンケイスイジャクわたしのこきゅうはちきゅうをゆがめつつ

つつがあるちょこっとかじるチロルチ ....
猫見知りする猫のこと草のことなどを束ねる点滅信号


ノスタルジアへの切符は枯草色、少女と猫にだけ売られる


めくるめくつなぎ目の芽よその先にそっぽむく猫のしっぽはシグナル

 ....
阿ト理恵(283)
タイトル カテゴリ Point 日付
空が落ちてる 自由詩3*15/10/9 22:51
サイレントジャック 自由詩7*15/10/9 22:48
オシアゲ携帯写真+ ...10*15/4/15 0:35
うまれかわ短歌4*15/2/5 20:27
よこしまなきみとさかしまなぼく 自由詩8*15/2/2 12:28
バニーガールの二等辺三角形 自由詩4*15/2/2 12:27
A DOG DAY 自由詩12*15/1/28 12:45
hot oolong tea 自由詩6*15/1/20 20:17
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく 散文(批評 ...6*15/1/20 20:16
冬、はじめました。 自由詩18*15/1/16 12:42
そして、みんな逆立ちしている 短歌3*15/1/8 23:51
ひきだしあいた自由詩7*14/12/18 22:18
少年よ我に帰れ自由詩4*14/12/18 22:16
重星のこすれる音 自由詩8*14/12/9 23:36
水溶性キネマ自由詩6*14/12/9 23:34
海と星 自由詩17*14/11/20 20:23
眠れない夜の果て散文(批評 ...7*14/11/12 20:42
散文(批評 ...7*14/11/12 20:40
ふりかえる距離 自由詩2*14/11/2 0:25
ひきだしにテラリウム自由詩3*14/11/2 0:24
きみのすべてよ応答せよ 自由詩7*14/11/2 0:23
_短歌1*14/10/23 22:00
たまきはる短歌3*14/10/21 23:14
風のはじまりをあなたは知っていますか? 短歌12*14/10/13 22:06
青が崩壊する。短歌8*14/10/5 22:59
_短歌1*14/9/30 21:39
短歌0*14/9/30 21:38
はためいわくがはためいている 自由詩5*14/9/30 21:30
79円短歌7*14/9/26 0:31
猫と信号機短歌4*14/9/19 21:56

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