風の歌を歌おうぜ
くるくると渦を巻き
ぱーっと吹き渡るような

透明な清々しさ
そいつにメロディで色をつけて
流れに吹きさらされて

昨日の風は何色だったっけ
昨日の色は太陽色
今 ....
川辺を駆ける
風に吹かれながら
息が上がる
汗が滴る
生きている実感が湧いてくる
とてもとてもとても
気持ちがいい
そんなに知るべきことも多くない
澱んだ水を流しさること
ちょうど今 ....
何かおかしいところがないとやっていけない
あのおじさんは宗教に走った
あの兄ちゃんは音楽をやった
いつもどこかねじれていて
いびつな人々
その形を認めるために
何が必要なのだろう

一 ....
君の勇気に乾杯
遠い距離を長い時間かけてやってきた
君にあった勇気僕のだいていた愛
長い時間を生きてきた
君にあった希望僕にあった切実さ
夜の花火は終わってしまった
虫の鳴き声だけが響いて ....
きらりと反射するサングラス
トカゲが驚いて逃げ出した
シッポを置き忘れた

この場所にいつまでもいるのか
わからない
行くべき場所と帰るべき場所がわからない

夢の風船を追いかけていて ....
俺の手を離さないで
地獄行きの崖の下に落ちないように
だから、全てを理解する
君の全てを理解する
分かれば通じる
君の手の重みを感じる
俺が救い出してあげる
そんなところにいつまでもいち ....
僕は力が足りない
人の群れの中でいられない
好意を向けられないと耐えていられない
そんな自分を情けなく思う
悲しいことばかりだ

悲しい、と表現することでしか
世界と関われない障害者は
 ....
橋を渡る自転車の少女
汗が光り、髪がへばりつく
夏の盛り、川のきらめき
誰を、憎み、誰に、傷つき、誰を、愛する
あなたのいる世界を愛せよ、そこにいる僕も愛せよ──僕は待っている
写真の中のあ ....
何が自分に起きたのかつかめずにいる
空虚な時間が過ぎた
それをむなしいと思いたいがまだ変化が必要だ
こだわりすがりつくことしかできないから
川の流れのように過ぎていったのだと思いたい
そして ....
俺にブルースをくれ
でっかい心の真ん中に
突き刺さってとろけさすような
スイートなやつ
女に振られて気が狂いそう
歌に託して今の気持ちを落ち着かせたいのさ
残酷な現実だっていつかは受け入れ ....
時を止めて夜を止めて
コンチネンタルタンゴで時よ止まれ
花がぱあっと咲いたように華やかに匂うように
僕には愛も歌もある
疑うなら中を覗いてご覧
誰にだって壁を作らない
死を遠ざけてよ勇敢な ....
いつになったらその時はやってくるの
すべての物事の意味を学べるときは
みんな兵士になって旅立っていった
剣や槍を携えて
争いはいつまで起こるの
理想主義の終わり
でもいつかわかるはず
愚 ....
今夜は眠りたまうな
私がついていてあげます
なにものにも触れさせない
この蚊帳のなかの
ひとつの世界
行灯を消さずに

涙を流したまへ
悲しみなくした喜びに
打ち震えたまへ
私の心 ....
あなたの弱いハート穴だらけ
横になって休んでいたらいつのまにやら水たまり
この量は記録破りです
僕にも教えてよ君の悲しみの深さを
僕のハートの火照りを君のきれいな水でさまして
そしたらぐっと ....
何色がキマるのかな
彼女の前に座った格好で
ポーズを決める姿は何色がいいかな
ニジマスのように美しくありたかった
ナマズのように輝いていたかったんだ
彼女はそんなとこ見ていなかったのかな
 ....
他人にはうかがい知れないよ僕の
僕の気持ちを誰か知っているかい
風の中に聴いたのさ心がざわめく音を
誰かが否定しようとしたって
全てを決めつけようとしたって
望んだものや欲しかったことをあげ ....
太い奴だ俺を知らないなんて
Peace&Loveは誰だって唱えられるわけじゃないぜ
ピストルの銃身を触ったことのない奴に
死の意味が分かるわけがない
Holly Bibleをくれよ
俺から命 ....
あなた好きだと言ったのに
並木道も枯葉色
ふわりふわりと漂うだけで
敷き詰められていく
この世が終わるほど
お前のことを思っていたよ
悲しい色の涙色
ピアジェ、ピアジェ
ああお前の頭の ....
枝葉末節という言葉がある。すなわち、木全体から見れば、葉は取るに足らないものだということだ。
言葉は、太古には小さなものの集まりであっただろう。言葉の構造も、人間社会の構造も、ツリー状の
構造を持 ....
ふさぎこんでる君
まだ決心がつかないのかい
君の瞳もカラダも嘘をつかない
カーテンを開いて
暑い太陽浴びたなら
クラクラする外へ飛び出そうぜ
虹色に染められた君は
まるでビーナスみたいに ....
「詩人」という言葉のその概念的内実を考えてみれば、「小説家」とも「文学者」ともちがっていることがわかるだろう。
そこには、詩を表現手段とすることと、個人であるという、相反するような人間の定義が宿って ....
片言の言葉でつぶやく
ナニガホシイ
雪が降っている
全ての人が願いをかける
ワタシハホシイ
でも物事は限られているから
欲しいものが巡ってくるとは限らない
二番目で我慢するんだ
それだ ....
人の顔はトーチのよう
みなの顔に心がよく表れている
魂は青い炎
冬も去り暑い季節がやってくる
僕の心の中には固い氷がある
絶望の暗い気持ち、混乱の頭を運んでくるわだかまり
優しいもの温かい ....
ロックと言葉が僕の友
いつも僕をかきたててくれる
でも僕には歌が歌えない
調子外れの鼻歌くらいしか
みんなが期待してるからヒーローが登場するのを
夕日の中で君を抱きしめた
全てが闇に沈むな ....
きっときっと
いつかは笑い合える
今は手も届かないけど
君が遠くにあるならそれは現実
どんなにかその距離を縮めたくて
僕は汽車に乗ったりしたよ
でもまだ早かった
その上無賃乗車で捕まった ....
することもなく暮れてゆく初夏の夕べに
僕は鼻歌を口ずさむ
ナーナナナナナーナ♪
まるで悲しみの上に覆いかぶさる布団のような歌
二人の間ですることは何?
何をすればいいのでしょうか
死に向か ....
縷々・りら
細かいことなんて無しにしようぜ
君のでっかい心
縷々・りら
細くつながる君の足跡

氷の破片で心を突き刺すんだ
俺の心臓破裂しそう
キラキラとした瞳に俺を映してくれるなら
 ....
飛んで跳ねて
飛んで跳ねて
俺の好きな踊りを見せてくれるかい?
地面に打ち付けられた屈辱を
取り返すかのようにJUMPING

今夜も川に流れていくのかい
俺の足も洗ってくれよ
その清 ....
忘れかけたの?遠い日、思い出。
理想の恋愛、絶望的な観念に首根っこをつかまれた
病だって言われた日々を
希望と絶望に、揺られながら進んできたが
いまは時だ、頭の中のロウソクに火を付ける
幼児 ....
僕は知ってたよ、僕は人の好意を受けるような資格のある人間じゃないって。
ラーメンのスープのように濁った世界。
宇宙では、星雲が、ごうごうと唸りを上げて時間に踊っている。
掃除婦のおばあさん。あな ....
黒髪(177)
タイトル カテゴリ Point 日付
風の歌自由詩3*12/10/10 19:33
川辺自由詩2*12/9/28 14:12
走る自由詩2*12/9/22 18:29
君の勇気自由詩0*12/9/22 17:37
サングラス自由詩4*12/9/14 23:39
若い自由詩4*12/9/9 16:01
蜻蛉国自由詩012/8/24 17:18
自転車自由詩2*12/8/19 13:23
むなしい自由詩1*12/8/18 19:46
ブルース自由詩3*12/8/16 9:49
コンチネンタルタンゴ自由詩2*12/7/23 23:09
争いよ終われ自由詩5*12/7/15 23:42
今夜自由詩3*12/7/13 21:47
弱点自由詩2*12/7/12 23:47
自由自由詩2*12/7/11 16:23
僕の心の様子自由詩112/7/8 6:32
愛と平和って?自由詩112/7/7 23:44
破滅の世界自由詩1*12/7/5 17:29
言語観の私的考察散文(批評 ...112/7/4 8:12
君にアドバイス自由詩112/7/1 19:37
「詩人」概念の私的探索散文(批評 ...5*12/6/27 19:02
片言の願い自由詩2*12/6/19 14:54
笑顔を灯す自由詩5*12/6/11 0:07
ロックとコントラスト自由詩2*12/6/7 7:35
シークレットラブ自由詩1*12/6/7 7:33
我はヒーロー自由詩1*12/5/30 20:25
君となら空に上れるかも自由詩3*12/5/26 19:36
ダンス自由詩4*12/5/25 21:14
絶望と希望自由詩1*12/5/19 18:36
清めることに哀歌自由詩1*12/5/14 12:05

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