相手の傷が私に移り
互いの範囲で緊張する
これ以上はだめ
一息ついて
後でまた考えてね
わたしも言い過ぎないから

あなたが幸せになることが
一番大切だから
そのためということは
 ....
苦しみに負けないで
倒れたらわたしが抱き起こしてあげる
懸命に看病するから

明日の方向は
頼りなくても
鳴る鐘が
今を告げる

涙は
愛を証する
見える?

あなたが大切
 ....
針金のような幻が
時にしたがい空気を震わせる
消えてゆく像は
わたしの内に印象として溶ける

そうだった!
愛が多すぎて見間違えちゃったんだった!
ていねいに訂正しておくね
あなたの像 ....
光がわたしを
照らし出してくれたことがあった
悲しみの気持ちを柔らかく包んで
喜びの気持ちを明るく強調して

わたしは愛の炎に燃え立つ
永遠が現れる空の下
共苦ってなんだろう
いっしょ ....
恋をする場所が
この世界にはある
通りを歩けば
人々とすれ違う

夢が飛び交う
この世はステージ
誰もが愛を
交わしあう

星屑の夜空が
歌い出して
わたしたちはきっと
幸せ ....
我がこころ
知られまほしと
覚ゆるに
思いのほどは
知らでおはせり
悲しみを
思ひたまふな
その涙
光となして
君に届けむ
人の回復に心弾む
朝に日はもう上っている
光と鳥の音楽は
世界を包んで響いている
回復ということが
どれほどこころを和ませるか?
人の回復は希望となり
消えたろうそくに火を灯していく
 ....
柔らかな日差しの中で
肩を並べて話をしよう

苦しみの世について
悲しみのあったこと
不幸に負けなかったこと
善良な友人たちの助け

この世は信頼に値する
悲惨は誰かが直していく
 ....
スカッと傷がつけられる
傷が痛む
化膿させてはいけない
消毒して綺麗にしなければ

心の傷も同じこと
傷ゆえに立ち直れなくなる人もいる
その場合
誰も責任を取れない

傷だらけの手 ....
恐れもなく
行く道は
どこまでも続く

いつか来た道
またゆく道
汗がにじむ
生きている

峠を越えて
行かねばならぬ
それが生きるということ
へこたれてはたどり着けぬ

 ....
光の線が
立ち入り禁止の帯になる
わたしの目の前では

走っていく車の音は
いつも郷愁を掻き立てる
永遠へと届きたいこころを
載せて去って行く
ヘッドランプが一瞬窓ガラスを照らす

 ....
存在を認め合うと
何が起きるか

お互いに顔を見あって
赦しあう
声をかけあう
気にしあう

自分の過去を詮索されず
ただいっしょにいてくれる
そしてわたしのことを考えてくれる
 ....
愛にはとても根源的な力がある
破壊するのではなく優しく
所有するのではなく理解し

己と相手を分けずに
一体となる
相互の存在が
同じ時間と場を共有し
お互い以外に気にするものはない
 ....
わたしの影を
あなたは受け止めてくれる

木陰に座って
ぼーっとしていよう
沈黙の中に
鳥のさえずりが聞こえて
光は正午に向けて上ってくる

川が流れている
鳥が滑っていく
静か ....
いっしょにすごした夜のこと
憶えている
涙みせたあなたの
背中をなぜた

いつもおんなじことを
していたね
なぜそんなに
苦しんで

一生の夢
あなたにあげる
ついてきて
わ ....
夢から醒めて
高鳴る胸
騒がしい朝

太陽が呼ぶ
唇舐めて
制御された
街の通り
陰で自由になる

いつか
サボテンの上の日のように
許されるときがくる
きっとくる

目 ....
街灯
下に虫を集め
光を放つ

無言に
照らし出すことで
安全を守る

夜々の

点々と灯り
繋がっている
道に沿って
自由を想像してみよう
人を傷つけないで
人から決めつけられない
どのように思われたとしても
自分軸で生きて行ける

例えば苦境にある人がいる
優しすぎて傷ついてしまう
その心は解放を叫 ....
智慧と慈悲をもってすれば
すべての関係を良化できる
誰をも壊すことはない

智慧と慈悲とで対すれば
あらゆる苦しみを取り去れる
そしてその後に残るのは
人々の穏やかな
幸せな生

 ....
愛には対象が必要だ
自己愛でさえ他者がいて成り立つ
ひとりぼっちでは自己を愛せない
自己愛は他者の視線の中にいなければ
成立しないのだ

自己の愛情に他者が愛を返さない場合に
怒りが生じ ....
無理解は我執から起きる
悲しんでいるね天女よ
この世の構造は天とは違う

だがしかし
天上天下唯我独尊
天より下りしあなたは
この我執の世において
さらなる高みに上りうる

あなた ....
すべては理解可能だ
カオス(渾沌)さえもすでに解かれている
精神の力は縦横に走り
火と水がすべてを料理する

するとこの世はどうなるか?
完全な支配下に置かれ
共に存在し
苦の一切が消 ....
鳥はひとりぼっちで
仲間の歌を聞いたことがなかったので
遠くへ旅立つことにした

クマさんが近づいてくる
「今日もいい天気だな」
鳥は言った
「旅立つのさ」
クマさんは答えた
「達者 ....
人は期待される
それに応えることが喜びであればいい
でも期待に応えられなかったら
重い重圧がのしかかり
汗が垂れる

本当のわたしの思いを分かってよ
わたしはわたしであるだけじゃいけない ....
わたしは痛い
愛を失うのが痛い
それでもあなたの幸せを願うよ
わたしは強いから
耐えられる

とこしえの愛をあなたに
わたしはまだ生きているよ

もし
わたしを一人の人間として
 ....
世界にある苦しみは
世界中の人の力で取り除くしかない
争う
奪う
傷つける
殺す
目的も手段も間違っている

だからみんな聞けるはず
正しさの意味と声を
何気なく人々と触れ合う中で ....
喜びが
楽しいのは
自分のこころがあるからさ

何も心配しないで
無理をしないで
物事の成り行きに任せて

慈悲のこころを持ってすれば
すべての物事がうまくゆきます

あなたの智 ....
きらびやかな文章は
あでやかに飾った着物のよう
人を惹きつけて
魅惑する
その長い時間みても
飽きの来ないこと!

わたしは文章を読む
嬉しい
わたしは読める
文章の華は着物のよう ....
体験すること
声の奥にある響き
声と響きの幽玄
ああ雲が
流れていく

いつも泣いてた
わたしも人も
悲しみや嬉しみ
山川の時の響き

ああいつでもいいから
私に声をかけて
 ....
杉原詠二(黒髪)(304)
タイトル カテゴリ Point 日付
彼岸を探して自由詩2*25/12/8 14:39
苦しみに負けないで自由詩2*25/12/8 11:35
像と現存在自由詩2*25/12/7 11:32
涙を守る光自由詩1*25/12/7 9:52
恋をする場所自由詩2*25/12/6 7:59
こころの思い短歌025/12/5 21:53
非悲歌短歌025/12/5 16:03
人の回復自由詩025/12/5 8:16
この世への信頼自由詩1*25/12/3 21:50
傷と救い自由詩025/12/3 11:25
行く道自由詩1*25/12/3 10:18
世界と人自由詩1*25/12/2 21:13
存在を認める自由詩2*25/12/1 16:04
愛の関係自由詩1*25/12/1 14:38
よい関係自由詩2*25/12/1 12:00
明日からずっと自由詩2*25/11/29 21:44
レーザーメス自由詩1*25/11/29 21:00
街灯自由詩1*25/11/29 17:25
壊れものの自由自由詩1+*25/11/28 9:57
智慧と慈悲自由詩2*25/11/27 20:27
怒りと愛自由詩2*25/11/27 10:09
天上天下自由詩1*25/11/26 10:15
理解的浄土自由詩3*25/11/26 9:52
孤独な鳥自由詩2*25/11/25 18:03
人間として自由であること自由詩1*25/11/25 8:40
痛みを抱えながら祝福する自由詩1*25/11/25 7:02
こころの命ずる魔法自由詩1+*25/11/24 13:37
喜びの愛自由詩3*25/11/23 13:15
文章の華自由詩4*25/11/22 20:11
体験自由詩3*25/11/22 8:59

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