そういえば、気づいたら台風は通り過ぎていたみたい
デスネ、
いつのまに、無くなったのかボンヤリ考え込んでいたわけで
ぼんやりと、骨の折れた傘の柄をぎゅーと握り締めていたみたい
ですね デ ....
キミをミツメテルトキ
キミはあたしをミツメテナイ







キミをミツメテイナイトキ
キミがあたしをミツメテル











 ....
今年の冬は、ミスド待ち合わせ。
影を連れて歩く歩道は、賑わい、少しだけ肩が震える。
睫が、下がるのを見るのが好き。
聞き分けのないmailに帰る言葉もなく、暖かい{ルビ音=おん}だけ。
あの遊 ....
側に居るみたいにふぅっていられれば、いいね。
手を繋ぐのに約束はいらない、ね。
何を迷うんだろう、ね。

心の中にそぉっと忍びこんでいければ、いいね。
大事な事を思い出しそうな気がす ....
君は彩りのある口付けをする
時折ゆれるのは風の悪戯
やさしい音色は僕の耳を擽る
誰も見てなんかいないさ
瞳が青く遠ざかっていくのを
夕日が赤く遠ざかっていくのを
黄色い波が揺れていくのを
 ....
アノ階段を覚えてる?

君の表情を瞼に浮かべることが出来ずに
華奢な肩ばかり見つめていた

熱を帯びていた君の腕を取って歩いたね

いつでも笑顔でいるように
いつまでも笑顔で ....
空を見上げながら 手つないで歩いたら 君は僕の特別になるよ
明るい空は 僕と君の足取り 柔らかい風でくすぐる
落ちてきた紙飛行機 君と僕の目の前を横切る
僕の右手に拾われて 君の左手添えられて  ....
Tシャツの裾おもいっきりひっぱってさ 君を振り返らせるの すき。

子どものままの君がじゃれるの すき。

少しだけ残る夏の香りをさ 目を瞑ってかくにんするの すき。

カーテンの裾が揺れ ....
喧噪に耳を澄まし、ベッドの角から落ちないよう微睡んでいる

くるまったタオルケットに熱がこもる


唇を添えて


彼女の名前を口ずさむ
プツリ

入れ立てのサイダーからはこぼれ落ちる無数の気泡

潰れてもつぶれても無くなることのないくらい弾けて消えていく気泡


いつの間に


それは静かな音を奏ではじめる
 ....
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火
 ....
=僕の部屋=

サーッ、と鳴る音に起こされる。
彼女は、ベッドに腰掛けて白い窓を見つめていた。
息を潜めたまま、彼女のひえた背に手を伸ばす。
彼女は、黒いレースの下着が好みだ。
 ....
***Letters***

Lineの上に寝そべって左足を立てて右足を放り出して右手は胸に左手はおでこに乗せてシュンっっとしている。

じりじりと蒸されているようだよ。

未ダ流れるこ ....
***Rainy Day***

雨の日に君を想えば少しだけ憂鬱が薄くなる

何にも絡まれてなくていいカラ

ゆっくり呼吸だけ反芻する

ほんのり骨休み

巡るユニゾンの雨音

 ....
黒い涙

空から落ちてくるものが、雨と呼ばれるなら
それは、黒い涙

抗うことの出来ない強い力で私の中を滑り込んでいった

腕を放り出したくなる

身体を仰け反らしたくなる
 ....
自分で引っ張りすぎてしまったゴムを放すのが恐くてどうしたらいいのか立ち竦しているようなそんな気分の瞬間 頭中に鳴り響くコンパッショーネにオモイ馳せる。

ゆらゆらと蠢く音流に瞼を閉じる。

ユニゾンのベースが弾き出され、心は静かに足踏みを始める。


***


ウチ ....
北枕は、その人に還ってきてほしいとその向きに寝かせるのが良いそうだよ。

去年の夏、北枕にしたらひとつ失ってしまったので慌てて西向きに変更したよ。

そして、ひとつ始まった。

躊躇し ....
とことん凹めと言われなくてもとことん今凹んでるジャン。
2人は、一生懸命会話している。
内容は成立していないけど・・・ただただ・・・とことんとんとこ。

太鼓の音が鳴り響いている。
 ....
泣いているのは誰?   泣いているのは私。

でも、自分の言葉で癒されているような気がする。

こうして筆をとっている間はダイジョウブ。

泣いているのは誰?   泣いているのは君 ....
羽根




白い羽根の付いたペンを持って言葉を書き連ねていこう。

眩しい光の中で怯え自分の背中に生えた羽根で自分を覆い隠していた

誰しも飛び発とうとするときは不安だ
 ....
ぴりぴりと 背 いたんで
ぴりぴりと 背 きしんで
ぴりぴりと 背 のばして

朝からぴりぴり 背がいたむ
朝からびりぴり 背がいたむ
朝からぴりびり 背がいたむ

背 ....
まくらヤミのなかで おもったよ

ぼくがミツメルさきに かがやく ヒカリ

めをコラシテよくよくミていたら

きみがいたんだ

きみはめをつぶったまま テサグリして


 ....
「魚の目ん玉だったら、コラーゲンだし、役にも立つのに」


そう吐き捨ててアイスピックを洗いに踊り場へ
階段の壁面に喰らいついている蛇口をひねる水は冷たい

目ん玉は、掌の上で ....
身に纏う雨が私を冷やしても私の身体は熱を発し
せめてこの身が朽ちる時には彼方の絵画を
全て灰に変えて生きよう
澄ました水を眺めるくらいのここは小さな部屋です。
灰色の砂が時折、いたずらに跳ねる水で濃いグレイになったり・・薄いグレイになったりします。
太陽が出たりすることも月が沈んだりするこ ....
あまりにも寒いわ。
黒いワンピースを着た女は、ビロードの裾を翻して二階から下の窓へ飛び降りた。

空はきらきらと揺らめいている。

今日は黄色い月は見えない。

イマノウチ

ぼんぼ ....
彼を見たとき
彼の声を知っている
そう
思ったんだ

彼の睫がとても冷たいことも
知っているし
彼の鎖骨が氷のように冷たいことも
知っているし

知っているし  ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
泣き腫らした目で僕をにらみつけた君の右目は 真っ赤に燃えて紅い泪を散りばめていた右目は 憎しみに似た悲しみを 唯 カウントしていた
(164)
タイトル カテゴリ Point 日付
台風通過〜 後、未詩・独白105/12/13 3:05
自由詩105/11/29 15:41
遊歩道の冬未詩・独白105/11/27 18:08
詩卵/thema Pure☆自由詩2*05/11/14 22:55
テーマ:サイレントムービー自由詩3*05/11/9 1:27
Azul ...自由詩1*05/10/11 23:04
バルコニー未詩・独白2*05/10/5 6:51
秋窓自由詩3*05/9/17 17:58
彼女の微熱自由詩4*05/8/28 12:11
Silent自由詩1*05/8/27 22:31
夏の予感自由詩12*05/8/24 1:31
僕の部屋自由詩205/7/7 17:54
Letters自由詩1*05/7/4 13:58
Rainy Day自由詩3*05/7/4 13:56
*Drops of black note*自由詩0*05/6/29 10:28
気分の瞬間_2005.6.9_6:12自由詩3*05/6/9 18:17
コンパッショーネ自由詩405/6/8 16:20
北枕未詩・独白1*05/6/6 23:46
とんとことん未詩・独白4*05/6/6 16:21
ダレ?未詩・独白0*05/6/5 21:27
羽根自由詩2*05/6/5 21:16
自由詩005/5/31 15:00
クロ自由詩705/4/14 11:53
*アイスピックララバイ*自由詩11*05/3/31 15:46
A rain coat自由詩3*05/3/17 17:11
a spool自由詩7*05/3/16 13:17
snack snow未詩・独白305/3/4 1:16
鎖骨の彼未詩・独白2*05/2/22 13:59
背狭未詩・独白705/2/2 23:36
=右目=自由詩2*05/1/28 15:12

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