そばにいつも近く
あるものは何だろうかと
声に向かう
手の内に知りたい
たどるほどに温もりを帯び
そしてやがて熱と冷たさ
熱さと熱 温もりに
全体が早まっていく
十字の開いた二本と ....
ぺっと
はき出した指先
だけど骨は飴玉がわりにして
すごいや
この関節の 動き
赤にまみれたためよくは見えないんだが
散らばされていく木々の林
波にぶつかる砂のお城
ハチ公前の視界 ....
肌を滑りながらも胸を揉み 肩へ行く
次は踊る髪を捕えようとしたがパサと散らばった
耳奥から伝い散らばっている 髪とはこのようなものなのか
あるものが短いからではない これは異性だけが持つしなり
....
胸を揉んでは中腹に滑っていき窪みに座って落ち着いた
すこしばかり汗が湿りにこすれたような塩たちの盆地を
また進んでいくくすんだクレバスに気をつけながら丘また丘
だが噴出する汗は毒か指紋は全くいう ....
負けた僕は通りを行く
のろのろと だけど進んではいた
歩いているんだ…
消えかけたヤツの瞳がまた見え隠れしている
どんな疲れた体でも
子供の笑顔 思い出しては
晴れ
手足となって歩い ....
胸を揉むと
部屋に反発した
ひびきは女だった
僕はわからせられた
揉む 揉みしだいていく彼女
怒鳴り散らした夜にそっと言われた
女なのはあなたなのだと
男だ僕はと響かせた
彼女 ....
僕はああ
はたらく 街を
どこかアメリカへと
景色をけずれ コンクリートブロックを
合流しては離れていくちらばりだった
キャットストリートで喫煙していると
なにかしらの声で注意され
....
誰もいない部屋で
考え込んでいる君へ
航海するだろう
ない真珠の輝きを求めて
窓にいつも体
人気のない夢で
思いを女へと
想像し
重ねようとした子供の顔に
僕は一人っ子だった ....
誰もいない部屋で考えていることが
いつも考えていることならば
僕は
光のさなかに駆けていく
正しいことはしいたげられてきた
どんな目にも
正しいことはあったのだが
ああ人よ
あ ....
死んでいない
だけど生きてはいない
君は生きていないのだろう
だけど死体ではない 僕ではない、君は
街の中 過ぎゆく笑顔の中の一つだろう
ちがう死んでいるじゃないか
呼吸はどこだ 笑い ....
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