若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
1982年、1982メートルの山を登った

自由参加の学校行事だった

ひどく孤独を感じる行事だった

ともだちが参加するということで参加したのだが

まったくだれからも相手にされなか ....
思想と自然は似ている

観念と感情はおんなじだ

チューブのなかに見えたちいさな風景は

ぼくにそんなことを教えていた

日系二世のぼくはこの国の社会を構成するちいさな村でリーダーの地 ....
最近本屋はこのあたりには大きな本屋さんしかない

薬局もそうレコード屋もそうだ

時代なんだろう

散髪屋さんや喫茶店なんかはがんばっているが


昨日うれしいことがあった

こ ....
ひかりや風に浮かんでいる

夏と秋とがまじったような雲

空が黄色い

力が入ってしまう

明日のことが忙しない

脳の膜みたいだ

デジタル、デジタル、繰り返す

遠い昔 ....
サウナ

場所取り

禁止なのに

おばちゃん

場所取り

あしたSMAP


ローラーコロコロ

ラップ

ルパン三世

あやのごう

小栗旬

みん ....
夏のばくだん

硝煙???

息がすくなくなる

かかとが上がらない

光と蒸気のなかをゆく

やがて

やがて秋のけむり

熱がほどける

うすら冷たい大気

拍 ....
あたしは女のゲイなんじゃないか

あたしは性同一障害でほんとは男で

しかもゲイなんじゃないか

そんなことをあるときハッと思って

それ以来ぼんやりそう思っている

あたしの脳が ....
切ると血が出た

それよりも柔らかさに驚いた

それは頭のなかの出来事のようだった

でもリアルじゃないのがリアルだった

引き返せない

引き返せないから突き進んだ

首を切 ....
からだが疲れているのか

こころが疲れているのか

からだやこころ以外も疲れているのか

そのぜんぶかその一部が疲れているのか


いつから?

いつからそこにいるの?

おまえって死に神?

天使? ....
この世のことなんて

分かってないことばかりだという

地平の月がおおきく見える理由とか

麻酔がなぜ効くのだとか

飛行機がなぜ飛ぶのだとか

俺たちがなぜ生きているのだとか
 ....
車の調子がわるかったからショップに寄った

みてもらっている間ひま過ぎて

そこにあった塗り絵の原紙とクレパスをみつけて

ぼくはひたすら塗り絵をした

店内には塗り絵作品がたくさん貼りだされていた
 ....
秋の妖精が街道をつつんでいる

9月の雷が遠くむこうにひかっている

ぬるい風に冷たいもんがまじっている

秋の妖精が街道をつつんでいる


地球はだれのもんでもない

だれとは ....
引っ越ししたい

引っ越しした

引っ越ししたい

引っ越しした


マリア様の空に


引っ越しした

引っ越ししたい

引っ越しした

引っ越ししたい
最後の最後の陽射したち

熱暑がほどけていた

夏から秋へのちぎれ雲

それが交響曲を奏でていた


なんでもない外国を旅する

豊かな悲しみ

なんでもない時間を旅する

暖かな悲しみ

空間時間の ....
貴人を載せた牛車が通り過ぎた

俺はひざまずいてその車輪を睨みつけていた

後続が完全に行き過ぎてみんなぞろぞろと立ち上がる

車輪の轍に行って俺は指先でそれをさらった

そして砂の匂いを嗅ぎ遠くに見 ....
十代のころある冬の空

ぼくはそれを観にそこに行った

前日はひとり旅館に泊まった

テレビでは夜のヒットスタジオ

売れはじめたTMネットワークが出ていた

畳に敷かれた布団に寝 ....
鯨の背中を飛行機で飛んだ

氷の世界でヘリに飛び乗る

そして荒海に飛び込むんだ


ぼくを笑顔で見送りながら

ジーンズ姿のきみがギターを奏でる

きみの顔をした鳥の群れだ
 ....
荷物をとり検疫をパスし

出口を出てバスに乗った

暗い大阪の海を見ながら西宮まで揺られた

もう誰とも話したくなかった

神様とも話したくなかった

自問自答もしたくなかった
 ....
韓国の国民は自国の上層たちが嫌いなのだ

親日派の後裔である上層のことが嫌いなのだ

上層だけが得をしている歴史や世の中が許せないだけなのだ

そして韓国人は日本を

じぶんたちを無視 ....
蒸し暑い

この蒸し暑さを

来年耐えられるだろうか

ライザップにでも行こうか

でもあれ本当なんだろうか

弱っている

ひかり射す曇天を見つめていた

蒸し暑さから逃れるために

生まれてきたわ ....
京子は弱くなければ優しくなれないと思った。
逃げ出したいほどのみじめな生活。
この暮らしを憎むのではなく愛おしむには、じぶんが弱くなければそうはなれないと思ったのだ。
体育の授業は校庭をぐるりと ....
真面目にやってるそのつもり

時間厳守と計画力

放射性物質を撒き散らし

健康一番、おっさんはそう歌うんだ

味気ない曇天を懐かしむあまり

自転車で往復1時間の距離をゆく

 ....
クラシックは悲しい

おだやかな長調の曲でさえ

悲しみしかないのだ

それはこの宇宙に生き物たちが

棲息していることと同質の悲しみだ


発作をやり過ごして

暇つぶしと切実の群れのなかにいた

 ....
遠くで雷がしている

光は見えない

雨も降らない

ただ暑いだけだ

おっさんの端くれとして

バスに乗っては降ろされ

名所を歩いてはまたバスを待つ


バスの車窓から街を見つめる

このひとたち ....
金山の名残を観光地にしたきゅうふん

千と千尋の神隠しの舞台はここをイメージしたとかなんとか

狭くて急な階段を上がるひと下りるひと

スマホで写真を撮るひとたちのせいで

階段のながれがものすごく悪 ....
台湾あるある

意外と身長高いひとが多い

台湾あるある

お茶と漢方薬でからだ整えてるひとが多い

台湾あるある

かわいいひとが多い

台湾あるある

にこやかなひとが ....
台北の街の夜

部屋ではショパンが鳴っている

雪崩るように鳴っている

夜の深さを測っている


異国の夜は

情報量がすくなすぎて

闇が深いから

あの夜のように
 ....
台北の街はビルの壁がどれも汚い

台湾と日本の違いは

右側通行とか原チャの多さではなくて

台北の街のビルの壁がどれも汚いことだった

日本はビルの壁を国債を発行することで

綺 ....
感謝できるようなとき

感謝の気持ちをもつなんて

普通の動物でもできる

特筆すべきことがなくても

嫌なことばかりのときでも

感謝の気持ちを先行させて

ぼくらは逃げ切り ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
さようなら若い日よ自由詩1314/9/22 23:22
1982自由詩514/9/17 21:36
故国とこの国自由詩114/9/15 21:13
時代と世界自由詩314/9/15 20:58
秋空の悲喜自由詩414/9/14 16:43
あしたSMAP自由詩214/9/14 5:18
さよなら自由詩814/9/10 21:59
女のゲイ自由詩614/9/9 19:00
長い夏休み自由詩414/9/7 13:36
死に神携帯写真+ ...414/9/6 8:28
懐かしい場所自由詩414/9/6 8:18
塗り絵携帯写真+ ...214/9/3 0:31
秋の妖精自由詩714/9/2 0:14
マリア様の空に携帯写真+ ...214/9/1 22:54
ちぎれ雲の交響曲携帯写真+ ...614/8/31 11:09
瑠璃の海携帯写真+ ...414/8/30 21:12
ある冬の空自由詩214/8/30 18:54
どこまでも自由詩214/8/30 16:28
生の周辺自由詩714/8/30 1:11
親日派の後裔以外のひとびと自由詩114/8/29 12:28
異国の窓から携帯写真+ ...214/8/29 0:41
今日のカレー(京子の場合)自由詩214/8/28 23:41
おっさんの唄自由詩114/8/28 23:39
悲しみの場所携帯写真+ ...014/8/28 13:53
幸福携帯写真+ ...314/8/28 1:01
きゅうふんにて携帯写真+ ...114/8/28 0:38
台湾あるある自由詩114/8/28 0:07
台北の街の夜自由詩414/8/27 1:39
台北の街自由詩414/8/27 0:10
とれーにんぐ問題集自由詩414/8/26 23:49

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