銀杏の木には

パンチパーマみたいな

新緑の芽吹き

それが遠くからだと

星雲のような

新緑のふくらみ


海がこわい

狭いところ

天井の低いところ

 ....
ランチをとりに駅前のほうへ

さくらの散った街

秋みたいな空

木の芽だ

枝の先々から

黄緑いろの粒々だ

ランチをとりに駅前のほうへ


数字に感情がやられている ....
月と火星がとなりんこ

そんなこととは露知らず

太陽あびてひかりんこ

ひとも誰かととなりんこ

そんなことさえ忘れちまって

正義の旗ふりだまりんこ


ああ、とかく

この世は住みにくい

月と ....
いちばんたいせつなもの

財布だろうか

いのちだろうか

ものとかだろうか

いちばんたいせつなもの

いちばんなんてあるのだろうか

いちばんってなんだ

なに決めつけ ....
とつぜん目をふせた

タクシーに乗りたくなった

マツコデラックスな気持ち

価値観

気持ち

正義感

一次予選すら通過しなくて

もう違うことを考えている

じぶ ....
水色ねずみ色

みどりの雲きらきら

林はまっ黒みずうみは白

ほんのり桃いろ幸せな焦がれ色

草がゆれている

どこも見てないよ

いさぎよく戸惑うよ

みんなで島にのっ ....
歩く

歩くとは

あがき続けること

理想を手放さず

それでも

いらいらしていよう

完成したくない

完成したいままでいたい

コントロールしよう

感情で ....
春雷みたいに

温と冷で

神がかってた

前線の両端で

きっぱり

神がかってた


派遣が軽いなら

自衛隊の派遣も

許されるだろう


春雷みたいに
 ....
風でドア開かない

そのままを吹き飛ばせ

細胞レベルで利己的な

ぼくらはだれもが


散るさくらの下見ゆく

葉桜だろうがさくらはさくらさ

ブルーターピーシート抱えて
 ....
音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


 ....
なみだがとまらない

手首でぬぐうと

雨がたたく音がする

ねえ

ぼくのために

マッサージを予約してくれないか


そとは雨だ

想像する

どんな思いをして
 ....
若い頃の情熱は妄想に支えられている

世界をコントロールできる術がどこかにあるのではないか?

そんな妄想に支えられてぼくらははニートになる

老いを発見するようになると

コントロー ....
地球はどうだい

悲しみにみちているかい

浮上しかけのヘリコプターに飛び乗った

髪や衣服がはためく

だれかの期待に応えたくて

緑の景色を滑ってゆく

こちら管制塔よりト ....
地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りつづけている

音の先を追いかけている

アムロ、行きます!みたいに

地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りやんだ

音の先から放りだされる
 ....
オボカタとサムラゴウチがクラスのうしろまえの席になった

ボクの弟はベビーシッターにもう三日預けたままだ

売春婦はほんとにかわいそうなのか

死ぬ直前じいちゃんが結婚した

消費税が ....
知っているのにしない者は害をなす

この知っているの意味は知行合一の知のことだ

この知は利他の精神が基盤となっている

ぼくたち利己的なにんげんの

知は利己のこころが基盤となってい ....
普通にながれる

おとなだから皆

落胆を隠してる

蛍光灯

板書の音

先生も

生徒らも

普通にながれる

おとなだから皆

落胆を隠してる


死ぬわけでなし

死さえ必然であるし

春の陽 ....
あのやまのかなたには

既にあるものがあるだけだ

定点はじぶんの肉体にあるのではなくて

こころを生み出す

脳のなかにあるのかも知れない


昼と夜の長さがほぼ同じなのだ

春分の日なのだ

なに ....
梅が桜のように散っていた

よこで木蓮が上等な

きみどり色を解いていた

タワーマンションには住めないけれど

虫のでないところぐらいなら住めるかな


くりかえすことに意味があるのではない

くり ....
どこからか

たしかに

沈丁花の匂いがする

どこからか

たしかに


満月の夜のした

真昼の駐車場のむこう

失意にあらたな日常が

入り込んでくる


 ....
世にでているものは厳しいなあ

世にでようとするたびそう思う

死んでゆくのも厳しいなあ

死にゆくひとを見送るたびそう思う


それくらいの自由

かえってくる

じぶんに ....
企業は社会の一機関であり社会の為にある。

企業の目的は企業の外にある。

このふたつの示唆は、紙に円を線で描いたとき、円を線の内側と捉えるか、それとも円を線の外側と捉えるか、そんな禅問答に似 ....
命が散る

飛散する

ビッグバンをものまねしよう

命が散る

飛散する

宇宙の最初をものまねしよう


それをお花見のように眺めよう

そしてお花見のように別れよう ....
生き物は死ぬために生まれてきたんじゃない

そう思わなきゃ

津波でなくなったひとたちの無念や恐怖を

ぼくはうまく受け容れることができなかったよ

自分にコントロールできないことは気 ....
自分にコントロールできないことは気にしない

死ぬために生まれてきたんじゃないことを忘れない


社会はひとでできている

生き死にするひとでできている

自分に合うひとや合わないひ ....
東京を車で出発して4時間、常磐道が福島第一原発の手前で封鎖されていたので、その手前の常磐富岡というところで高速をおりました。

高速をおりるとそこは、重機でさらわれた茶色い土肌と、累々(るいるい) ....
玉ねぎを切っていた

パートの時間まであと少ししかなかった

カレーが煮立っている

そこに彼女はさらに玉ねぎをつき足そうとしていた

炊事場の小窓をあけて換気した

出掛けるまえ ....
一馬はボールを天井に放る

それを手でキャッチする

そのとき彼はピッチャーであり、バッターであり、キャッチーであり、審判であり、実況席のアナウンサーであり、試合を見つめる恋人だった

ツ ....
桃太郎はさびしい男だ

きびだんごがなければ

ともに戦う家来はいなかったのだ


となりのベッドの見舞い客がそとの桜の様子を話している

彼は半身を起こし窓際に意識をやる

さ ....
息ができなくなるような気がした

心臓がおかしくなるような気がした

痛みはないのにそんな予感に不安になった

だから夜中車を走らせて救急にいった

なにも異変は現れていないから

 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
新緑の芽吹き自由詩214/4/18 22:57
11万羽のこと自由詩514/4/15 0:23
となりんこ携帯写真+ ...214/4/14 21:43
いちばんたいせつなもの自由詩514/4/11 23:55
かくれんぼ自由詩414/4/9 22:20
島にのって自由詩414/4/6 23:14
あがき続けること自由詩614/4/6 19:56
神ババ自由詩114/4/6 5:42
虚しさのお手伝い自由詩214/4/4 22:15
音なくひかりだけで自由詩814/4/3 7:23
幸福自由詩514/3/30 20:19
武器よ、こんにちは自由詩214/3/29 20:13
LIFE!自由詩3+14/3/28 23:49
トム少佐の歌自由詩314/3/27 4:39
ことし吹いた風自由詩714/3/23 19:32
反動の知自由詩314/3/23 19:15
落胆携帯写真+ ...214/3/23 13:25
あのやまのかなた携帯写真+ ...214/3/23 8:53
梅散るころに携帯写真+ ...214/3/20 9:03
花の匂い自由詩814/3/17 12:21
それくらいの自由自由詩214/3/17 12:08
ドラッカー先生へ。自由詩414/3/15 19:44
お花見のように自由詩314/3/15 19:30
自由詩814/3/12 22:46
ひと自由詩414/3/12 22:37
南相馬市にて自由詩414/3/11 9:50
昼過ぎの真須美自由詩314/3/9 17:23
一馬の夜自由詩214/3/9 9:53
悲しき桃太郎自由詩314/3/8 19:00
死にたくないのか自由詩314/3/7 20:10

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