無理したらつかれちまう

顔のひだりがわが痛い

無理しなきゃ立派になれない

立派になりたい

無理しないで生きてゆきたい

無理してるうちは半人前

顔のひだりがわが痛い

たくさん嫌なこと言われ ....
幸せがたゆとう静かな一日

ひかりは窓硝子ごしに冷たくて

鉄道が遠い音をたてている


ひと時の煩わしさがいやで

本当のことなんて誰も言わない

言いかけた言葉に

取り ....
さくらの野郎がまた真面目に

花など咲かせようと張り切っている

春だからあたりまえ

そんな野次にも負けないで

張り切ってふくらんでいる

あたりまえなんかない

あたりまえばかりだ

いろんな騙 ....
友の自信が揺らぐとき

ぼくの自信は

揺らぐのをやめている

いいかっこしたい訳じゃない

共倒れがさみしかっただけだ

悲しいとこだよ人生は

乗り越えるところだよ人生は


みんなこの身で考えて ....
孤独な19の頃に帰ろう

あの自由に帰ろう

朝の青い町並みに

粗雑な波に洗われながら


痩せたお尻を揺らしてる

悲しくもない

希望だけ開けている

自信もない

だけど謙虚でもない

嬉しい ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
鼻かみすぎて

鼻血ながして

なみだの味は

黄砂くさくて

みなみの風は

極ぶとすぎて

同情ほしさに

写メを送って


抱きしめたい

長生きしてな
 ....
あなたがこの世に

肉をまとって現れてくれたから

ぼくはあなたに出会い

そのいのちに懐かしさに包まれていたんだ

ぼくよ、それを、忘れるな!


肉をまとったあなたが

 ....
苦しいときに祈るちから

それがまだあるぼくは

まだまだ大丈夫だろう

苦しいときに祈るちから

それがまだあるうちは

まだまだぼくは大丈夫だ


DNAのように

他者と融和してやろう

愛の実 ....
ぼくは純粋すぎた

ぼくのせなかは煤けていた

ぼくは考えていた

ぼくはつき動かされていた


太陽のまわりに

わっかが出来ていた

信じるがいいよ

そんな力の声がした


ぼくは純粋すぎた

 ....
考えると苦しくなる

胸も頭も指先も

だから考えるのをやめる

病気でタバコをやめるみたいに


それは体力と

心の頑丈さの問題か

愛とか嫌いとかではない

朝から ....
愛別離苦のたましいよ

この世に生まれしその日から

いのち湧き立つさきを探して

物真似ばかり繰り返す


会社を強くしたい

息子たちを人物にしたい

霊能者になりたい
 ....
看取りは二晩続く。

その二晩が終われば二日お休み。そのあとは三日間通常の勤務。そしてまた看取りだった。

看取り二日目の日はいつも息子は老人ホームで遊んだ。

すっかり人気者だね、

 ....
寂しいのは

ぼくが肉体にあるからだ

どうしようもなく

ぼくが肉体に在るからだ


からだやこころが辛くなると

からだやこころで我慢している

それができなくなると
 ....
息子は仮眠室で眠っている。

ぼくは杉下さんの容態をメモを録りながら聞いている。

今夜は杉下さんのおられる107号室がぼくの居場所だ。

居場所なんて言い方はおかしいのかも知れない。
 ....
この1年

よくひとに裏切られた

ひとり、ふたり、

さんにん、よにん、

ごにん、ろくにん、

みんなつらかったんだろう

みんながまんしてたんだろう


ぼくは走り ....
まだ若いからだの頃

営業車へともどる夜道に

清烈な花の香がした

まだ相俟みえぬあなたに

届けたくなっていた


僕だけのものにする為に

その小さな花々を毟り

車内にそれを舞い落とす

生ま ....
傷つきたくないから

逃げていた

傷つけて嫌がられたくないから

逃げていた

嫌がられて行き場を失いたくないから

逃げていた

行き場を失っていた


まだぼくは盲目で

耐えられないくらい追い ....
たいせつなものを失って

それを得るためにした努力が霧散して

そしてからだと心のバランスを失って

なぜだろう

ぼくはそこまで落ちて自由になれた

たいせつなものを捨てたのだろう

たいせつなもの ....
誰もわるくない

誰もわるくないわりに

誰もが傷つき倒れている

いいわるいではなくて

楽しいか楽しくないか

この感性で判断すれば

誰も傷つき倒れるようなことはなかった ....
耕運機のように

ゆっくりと掘り返し積み重ね進んでいれば

あなたが悲しいとき

ぼくも悲しみ

疲れ

あなたの思うぼくになれたのかも知れない

でもぼくは耕運機じゃなかった ....
こうしたらひとはこうなる

あのひとは分かっててそれをする

その残忍をぼくもさいご真似てみた

それぐらい体も心も疲れていた

きっと命が汚れていた

鼻をかむように

ぼく ....


今年の春は

なんども匂いがした

なつかしい

さびしい

朴訥な

今年の春は

なんども匂いがした


苦しみに身をおいて

苦しみに身をおかせて

それで納得するならするがいいさ

みん ....
きのう駅までの坂道をのぼりきったところで倒れた

こんな感覚はじめてだった

喫煙所のスーツたちが対面の病院に連絡してくれた

あまりに近かったものだから乗用車で迎えに来てくれた

そのあいだも馬鹿み ....
乳色のひかり影とかす

歩くひと皆看板のよう

裸木がしんみり見つめている


血圧悲しく乱高下

とどめてるだけで

副交換神経最悪

あっ禁煙そっくり

南風みたいな ....
裏切られるたび疑い深くなる

そしてそんな依存はやめようと思う

溜め息を吸い込むようにして

他人のこころをからだに通してゆく

ちいさな自分に開き直りながら

そのなかに常住のこころを探している
一喜一憂するのに疲れた

なんか言われたり

言うのを聞くたび

満杯のコップをイメージしている

カウントダウン

いつでも辞めてやる

さあぼくに自由を

悲しくて呆然 ....
からだが小刻みに揺られている

そして疲れをきしませている

浅い息をふとい溜め息に代えてみる

粗雑なストレッチを繰り返してみる

どこにも居場所なんかなさそうだ

淋しいけれど ....
大きな地震がありました

とんでもない津波がありました

爆発して放射性物質が飛びちりました

自然もにんげんがつくったものも

にんげんも

こころの行き場に無関心でした

 ....
こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだった ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
半人前携帯写真+ ...413/3/22 22:13
静かな一日自由詩613/3/22 0:38
さくらの野郎携帯写真+ ...1113/3/20 23:43
普通だよ携帯写真+ ...213/3/20 23:36
帰還携帯写真+ ...113/3/20 23:21
旅立ち自由詩613/3/20 23:09
抱きしめたい自由詩413/3/20 0:44
いのち自由詩513/3/19 23:38
苦しいときに祈るちから携帯写真+ ...513/3/18 21:50
力の声携帯写真+ ...113/3/18 21:37
朝から鼻血がとまらない自由詩713/3/18 21:27
愛別離苦のたましいよ自由詩113/3/18 21:14
看取り(6)自由詩613/3/17 21:50
寂しい理由自由詩213/3/17 10:59
看取り(5)自由詩713/3/16 19:08
たいせつなひとたちへ自由詩1113/3/15 19:35
沈丁花の唄携帯写真+ ...813/3/15 12:51
絶望を手に入れろ携帯写真+ ...113/3/15 12:31
自由だ携帯写真+ ...313/3/14 20:42
命への問い掛け自由詩213/3/14 20:28
耕運機のように自由詩8*13/3/14 20:08
鼻をかむように自由詩113/3/14 8:35
携帯写真+ ...113/3/13 15:14
路上携帯写真+ ...413/3/13 10:31
禁煙そっくり自由詩113/3/13 10:12
常住のこころを携帯写真+ ...413/3/12 21:29
辞表自由詩013/3/12 21:19
揺られて自由詩113/3/12 21:09
こころはいつか自由詩513/3/11 21:36
こころを見つめていた自由詩1013/3/10 22:07

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