コオロギの鳴くや神無の二日なり秋風ぞ吹く融の里に

天高し薄きブルーの彼方より秋の風吹くひくき丘の辺
緑の角柱

ビルの屋根
聳える街の
ショー・ウインドー
マネキンガールの姿には
なんとなく
緑の角柱のように
細い姿が浮かんだ
川の流れの水色に
澄んだ水が
ショー・ウィンドーの ....
あわい昼時

昼食をすませて静か秋の風窓辺によりてものを考う

ゆるやかなる季節の節目感じさす陽の光には潤いありて

妻外出聖書教えに家訪ぬ吾は机に歌を作りぬ
盛りそばを給仕するリリー

白い歯を見せてほほ笑む

今日はお客が少ない

そう思って、笑顔を絶やさないリリー


秋は深く青春の風のような

リリー

見上げれば青い空白い ....
浅茅生の己が命の短きを知りてやあらむ明日のあさがお 佳代
                          
雲の間に出でたる月を眺むまにあけば別れの春の夜短し きみ
             ....
聖霊を受けるためには何をしなければならないか

 何か神権的な割り当てを受けた時、自分は資格がないと感じるべきでしょうか。そう言った時こそエホバ神に聖霊を求めるべきです。1927年にR.J.マーチ ....
 妻と居て

 秋の日の午後3時に妻と居て今日は彼女がきれいに見える

 窓越しのゴーヤは枯れて涼しい日空気は清く部屋は静かな

 九月より妻は黒髪あきらめて白髪を抜かずともよしと言う
 竜野市へゆく
 
 夏去りて秋に入りゆくはざかいの妻の花壇に何の花咲く

 妻と共過ごす居室の窓の外曇り空なり今日コンサートゆく

 紙五枚束ねてカバンに入れにけむ今日の旅行の歌記さ ....
平成よ(歌舞伎を見て)


すちゃらかすちゃらかどんどんどん

白さと清さを忘れるな

女と男がどんどんどんすてどんどん

さても人間喜劇のどん底の

規格を外れし人々は、

 ....
大輪のピンクの朝顔咲きにけり

ショパンのピアノ・コンツエルト窓のゴーヤ

家族の絵沢山飾り晩夏の日
蕎麦と羊羹

ざるそばは大もりにして夕暮の鶴喜そばにはキリギリスなく

求めしは羊羹にして薄切りにあつく切りても良しとおもいて

陽は落ちて坂本あたり走りきていえにすわりて茶沸かす待つ
 
 
 伝道カバン
 

煙草屋の
売り口に
座って
今は昼ご飯
この雑誌を
と差し出すと
ご飯茶碗を
置いて
昼ご飯ですのんで

40円です
お若いのに宗教に
お ....
白昼のカゲロウ

昼間の明るさの中で
現れた婦人
私ですと呟いて
ただそれだけで消えていった

ダンス教室の板の間で
踊っていた婦人
鏡の中で体をふり
もう彼女は来ない

バス ....
 秋近し
 
 秋めいた青い空
 今日も私たちは伝道を続ける
 夏は心地よい
 流れる汗も涼しく
 風が吹いてくれる
 わたしの日傘は
 バーバリーだという
 笑ってしまった
 妻 ....
八月の空の下で

青い白い雲の漂う空
を見上げて
伝道奉仕が始まる
男女数人
坂道に車を止めて
さあ行こう
さまざまな家の人
男と女
今日は男がよくきいてくれた
汗が沢山流れて
 ....
七月の家

窓から風が
緑の葉は揺れ
庭の木々も
風と戯れ
汗ばむ頬
七月の午後
珈琲はおいしく
壁の絵もうれしくて
全てのものが
涼しい唄をうたっています。
柔和とは何か、積極的な見方をするのにどのように役立つのか。
 
私達は神の怒りの日が来る前にエホバ神を知ったのですから,是非とも引き続き神を求めるべきです。それにはどうすべきでしょうか。それは聖書 ....
ソロモンの歌に寄せて

今日も妻と伝道に出る
妻は語る聖書を
私も告げる福音を
家の人々なかなか聞かず
ふとめくる聖書
ソロモンの歌8章6・7節
愛は大水も消すことができない
例え全 ....
歌誌よみて見れば向こうの妻しんぶんの束をめくりておりぬ

図書館の向こうの青き林にも何かゆめ見るきょうのわれらよ

妻の死を悔やむ歌からよみとれるそのひとと夫人の関係など

愛の詩集を手に ....
 
冷房がしずかにひびく会堂につまとすわりて開会を待つ

新しき背広を着込み気持ちよく歌を作りてみんものかは

梅雨明けぬ空にわずかの入道雲友と話しぬこの雲のこと
伝道奉仕の水曜日

日夜心にめぐる主題
神と人、自然と人生
今日も訪れし家々
一人の女性
うなずきて聴く
造られし物は自ら神を告げ
今や、だれも神おわさずとは言わじ
あがらう人とてな ....
「歌集五年」(”tanka anthology five years”)
(1)A driving tour along the roads of the back land near Lake B ....
水無月の日は過ぎてゆく夕暮のわが家の机上に茶を飲みている

抹茶立て出されし夕の居間にいて讃美歌ききつ身はすずしくも

トンイなるドラマ今夜終わりわが家の部屋にしあわせは満ちる
日々の聖句(25)神と人とは
6月13日
「しかし家あるじは彼らの一人に答えて言いました,『君,わたしはあなた
に何も不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリで合意したでは
ないか」  ....
妻の親切

伝道が終わった
週ごとに福音をつたえて
サタンの意地悪を
しばし逃れて
今日は二人で
ミニコーヒ-のエスプレッソを
妻は憐みのある女で
いっも可哀相な人を
もてなす
 ....
ひもつきのくつを買いけりつまがくつふたりしてきし百貨店

一万円なにがしかの造花買いコーヒー・スタンド寛ぎにけり

懐かしきゼリー詰め合わせ一袋3時のお茶にふさわしきかな
愛と真実

真実を見ず欲望のままごきげんで夢を作りて安らかに寝る

戦いてやまずころぶとも真実と愛のためには身を洗わんと

正義愛多くの言葉ありあるともひとつの源神より出づると
つゆ草

道野辺の草花
各々に水晶のような
真珠のごとき
水滴がつく

重なりあい密集して
見事なる小さな草むらを
指さす妻
素晴らしき光景と共に喜ぶ
夜が明けて朝日が昇る寝床には希望の光がおとずれてくる

一杯のビールを呑みて熱くなり緊張ほぐして予習にかかる

人の作おおくを読めば益となる唯それだけでいいのかとも
「苦しさと祈りと聖書」

苦しみを受くることありましてこそ楽しき時は喜ばむや

人にとり祈りに委ぬときこそいと優れし折りなからむや

聖書とは極めて個性ある書物神はひとの像にこそあらめ
生田 稔(533)
タイトル カテゴリ Point 日付
融の里短歌212/10/3 14:48
緑の角柱自由詩712/9/26 11:43
あわい昼時短歌112/9/25 14:40
蕎麦屋のりりー自由詩7*12/9/25 14:17
別れ短歌312/9/19 14:04
聖霊を受けるために何をしなければならないか散文(批評 ...1+12/9/10 8:26
妻といて短歌1012/9/4 16:02
竜野市へゆく短歌1*12/8/31 11:20
平成自由詩112/8/24 10:17
夏のなごり俳句612/8/22 6:17
蕎麦と羊羹短歌112/8/17 10:51
伝道カバン自由詩212/8/16 13:34
昼間のカゲロウ自由詩412/8/16 11:07
秋近し自由詩8*12/8/9 14:25
八月の空の下で自由詩212/8/4 11:38
七月の家自由詩512/7/20 11:28
柔和とは何か、積極的な見方をするのにどのように役立つのか。散文(批評 ...0+12/7/19 16:14
ソロモンの歌に寄せて自由詩0*12/7/14 15:27
図書館短歌512/7/9 11:27
朝の会堂短歌2*12/7/1 13:50
伝道奉仕の水曜日自由詩312/6/27 21:47
歌集五年(1)"tanka anthology f ...短歌212/6/25 15:31
水無月とトンイ短歌012/6/22 16:10
日々の聖句(25)神と人とは短歌012/6/14 11:00
妻の親切自由詩512/6/13 13:09
百貨店短歌112/6/11 15:22
愛と真実短歌1*12/6/10 17:41
つゆ草自由詩312/6/9 16:27
あくる日の短歌012/6/9 15:26
「苦しさと祈りと聖書」短歌012/6/6 12:10

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