雨上がりの
キラキラとした
雫を集めて私は
宝石を作って
いるのです。
雨が止んだ
着慣れないスーツは塩っぱい匂いがする
雨どいは未だ雨を集めている

雨が止んだ
着慣れないスーツは塩っぱい匂いがする
雨どいから雨は排水溝に消えて行く

雨が止んだ駅のホー ....
僕の
指で
嘔吐する
君の
口内から吐き出される
言葉、言葉、言葉は
キラキラと
美しい
夜の
露の
ネオンの
輝きの
眩しい
現実

夜風が
気持ちいい

夜だ
 ....
様々なほつれが
絡まり
絡まり
新しい網をつくる
それは思いのほか
大きく強く

抗えない

ああ
感情よ消し去れ!
全ては事もなしと目を力強く瞑り
握りこぶしをポケットに隠せ ....
私は子供、刃物が怖い
私は子猫、太陽が怖い
私は綿飴、割り箸が怖い
私は信号、視線が怖い

私は耳、イヤフォンが怖い
私は目玉、テレビが怖い
私は骨、布団が怖い
私は声、壁が怖い

 ....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで

丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった

公民館には児童館がつい ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
狂気と
正気の
狭間に
狭間に
挟まれた
私は

目を光らせ
まなこを見開き
全てを受け入れ
正気を保たんと

狂気する

信号の赤い
テールランプの赤い
バスのボタン ....
疲れた時に疲れた事を疲れたと
言える場所が欲しい
嬉しい時に嬉しい事を嬉しいと
言える場所が欲しい
悲しい時に悲しい事を悲しいと
言える場所が欲しい
静かにしたい時に静かにしたい事を静かに ....
陽射
大きな橡の緑
葉に反る光と陰
春になる
過去に捨てた春になる
輝く線路に支配される列車の様な
敷かれた道を進む美しい塊になる

窓には冬から帰った命が開いている
線路沿いに ....
会社の昼休みに手短に食事を済ませ
近所のコンビニで立ち読みをする
フリータイムは必ず外に出る

バスに乗って少し離れた街に出かける
発達した交通機関と安全な空間
携帯をみたり窓の外に思いを ....
coffee

JAZZ

h.i.s.t.o.r.y

word

fly away

作り物の言葉

深呼吸

頭の上には空

and more
 ....
枯枝は空に根を伸ばす
海辺の曇天の白の先
遠く遠くに根を伸ばす

時折太陽の欠片が見える
それはとても美しい白
何もかもを焼きつくせる

貨物列車の重たい音
耳を切る様な唸り声の風
 ....
多分、初めて思う
病院で、見た景色
残された、老人の

心の景色

隣り合う、夫婦
齢を重ねた、二人
刺身とケーキと、記憶
そこにあった、幸せ

消失

心が壊れ ....
世界の崩壊する様なシアン
突然の雨にピアノは響く
雷鳴とのコンチェルト

鼓動の高鳴りとビオラの直線
空に向かって雨は斜め113°
浮かび消える水溜りの波紋

手のひらにある孤独
遠 ....
冬の私はミルフィーユ
甘くて優しい食べ心地
やわらかヴェールをしっとり重ねて
あなたが来るのじっくりを待つ

めくる時間がとろけるクリーム
一枚一枚味わいながら
焦れったいのを我慢して
 ....
規定

十年後の自分への詩、または散文、手紙である事

誹謗中傷をしない事

参加概要または参加と分かる記載をする事。

※アピールしたい時は、十年後の自分へ、の文言をいれる事 ....
自分、行きとるか
真面目に働いとるか
まあ、僕の事やから
きっと転職してるんやろう
今の仕事はどないや
こっちは毎晩残業やで
残業代もらえん会社で残業や
奥さんと子供、大事してるか
今 ....
海流を眺める
油絵の具を指で擦った様な道
夜の灯りをギラリと跳ね返し
いくつもの美しいラインが交差する

背泳ぎを見ている
行く先も見えずにただ進む
後に残る軌跡は直ぐに消える
いつか ....
言葉、歌、思い出した事、仕事の事、
夏の事、服の事、寒さの事、
途切れない日の光、みずたまりの虹、
ガラスに列ぶドットの規則性

さ迷う
思考の宿り場を選べない
清浄な空間
混沌

 ....
なんて綺麗なんだろう
銀杏は黄土と薄緑が混ざりあい
その葉が落とす影の模様
どこまでも澄んだ青空を
斜めに上る飛行機は窓さえ見え
その向こう遥か先には
半月より少し大きな白い月
僕との距 ....
妻は月に一度か二度
四、五日ずつ実家に帰る
その度に
暗い家に帰る度に
僕は何故ここに居るのかと問う
知らない土地と言葉
何をして居るのかと問う
湿気を吸い込んだ紙の様に
心が少しずつ ....
エコごころ、少し違えば、エゴごころ 寝汗に三度、着替える
暑い分けでは無くむしろ肌寒い
電車内のエアコンの意味が解らない十月
寝起きに力が入らない
奥さんは今までになく早朝から働く
子供の泣き声に這いずる
消耗戦
薬を切ら ....
僕は、それを、思います
それ、は、空、を、思います
空、は、雲、が、浮かびます
雲、は、遠く、に、流れます
遠く、に、心、が、向かいます
心、が、きしり、と痛みます
きしり、と、君を、思い ....
目が覚めると氷になっていた
何故氷だと解ったのか解らない
ただいつも透明になりたいとは思っていた

実際氷になってみると大層不便である
声はおろか身動きすら出来ない
時間と共に布団に吸い込 ....
半音の半分くらいズレていたと思う
そのオルガンを初めて見たとき
音の鳴らし方が分からなかった
ようやっと曲が弾ける様になった頃
引越した先にオルガンは無かった

あれは楽しい音だった
未 ....
鼻に残る塩素
焼ける様なプールサイド
夜店の賑やかな香り
焼きイカとトウモロコシと
空を目指す緑

静寂の銀杏
日差しの暑さを拭う風
登校風景の賑やかさ
透明をはらんだ光と影と
百 ....
転校をした
おかんが皆に渡せってシャーペンをくれて
終わりの会で配った
袋をあけたら裸の男の子の絵と
ちんちんぶらぶらソーセージって書いてあって
めちゃめちゃ恥ずかしくて
ばいばいも言わん ....
生まれた姿は裸ンボーン
親もビックリ驚いた
生まれた時から裸ンボーン
肋骨ガラガラ鳴らしたさ
それでも大事に育てられ
今では立派なミュージシャン
肋骨叩きの第一人者
確かに時々避けられる ....
プル式(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
ポエジー(未詩・独白)自由詩311/7/21 10:19
雨が止んだ。自由詩611/6/16 15:34
海月になろう。自由詩411/5/31 0:21
あたらし(未詩・独白)自由詩411/5/16 15:10
私は自由詩4*11/5/3 10:27
扉の向こう側 (未詩・独白)自由詩8*11/5/1 12:04
白を塗る自由詩10*11/4/19 10:41
日常の意味のわからない(未詩・独白)自由詩411/4/11 23:02
空白 (未詩・独白)自由詩9*11/4/6 10:31
「太陽と言うプログラム」2009-03-03 12:03:3 ...自由詩711/2/19 10:26
へらへらと息を継ぐ自由詩211/2/8 10:27
君の髪が風に吹かれて顔にかかるから。自由詩4*11/2/3 15:14
つーかさ、あれだよ。自由詩6*11/2/1 10:40
人の、死について思う自由詩610/12/26 1:11
自由詩410/12/14 10:22
アフタヌーンをもう一度。自由詩410/12/6 21:46
「勝手に【十年後の自分へ】祭り」参加概要散文(批評 ...310/12/2 16:22
十年後の自分へ。自由詩1010/12/2 16:15
嗚咽という沈黙自由詩810/11/25 20:58
様々な思考が頭の中でまわる(未詩・独白)自由詩510/11/11 16:42
美しい時間自由詩5*10/10/29 10:41
春待ち暮らし自由詩5*10/10/25 14:57
_川柳210/10/16 8:12
ドット自由詩710/10/8 10:18
溶ける影と雲の残像自由詩710/9/21 10:05
最後の薄い(未詩・独白)自由詩510/9/17 10:47
鞴のオルガン自由詩410/9/9 10:41
残像自由詩010/9/3 9:54
ちんちんぶらぶらソーセージ(未詩・独白)自由詩7*10/8/31 10:38
裸ンボーン (未詩・独白)自由詩210/8/30 20:49

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