ただ大海原に船を浮かべるだけでよいのさ、
しかしおまえ達が乗り込んで来る日にゃ
女どもをカッサラッテ来た日にゃ
そして海のうえで暮らすためにゃ、
覚悟がいるゾ、おまえ達よ。
「ザワークラ ....
恐れは詩、死、しかも刺、思。
屍骸
エシュロン
乖離
黙示録
a: 肉体的な関係
b: 過去の発言と行動におけるすべての統計(DB)
a+b=いやぁんジョイトイきらい、でも止めな ....
哀愁の風が白いキャンバスを揺らす
冷たいルビーと無邪気なスカーレットをパレットに置く
イーゼルは回転する地軸にあわせて移動し、
重力波”ξ”に押される歪んだ時空を支える
ペインティングナイ ....
絡みつく蛇たちの螺旋の夜
巧みに縺れあう虚無と/いのち
淫らな匂いのする、耀う肌の粘りに
虹色の鱗は冴ゆる星の瞬きを映す
やがて消失する碧暗い空にむかって
聳える漆黒の怪奇な木々は
だらし ....
「あ
また落ちた )))
飛行機だったらヤバイ
合格発表なら苦い
「あ
また落ちた )))
そうやって垂直の壁を這い上がる
腰にぶら下げたカラビナとザイル
僅かな岩 ....
ある朝、敷きつめられた黄色の並木道は上り坂で、賑やかに下りてくる人々の顔といったら、酷くせわしく時間に追われ、それぞれの世界に憑かれた恐ろしい真顔をしていた。踏みつづけられる銀杏の葉。ふと、「秋扇」 ....
ああ、傷だらけの天使たちよ!
天使のながす涙をボクは見た
愚鈍なボクたちは、
天使がひどく疲れているの知らない
嘆きや不満や愚痴にうんざりしているのを知らない。
だからボクたちはそろ ....
ジェットコースターに乗って
鋭角の下り坂を転げ落ちるように
とろけたチーズを素早く伸ばして千切り
ピザを片手に口説きつづける野郎
テーブルの上の赤いキャンドル
♪〜ダバラ/バラ 〜シャバ ....
夜空にむけて交差するサーチライト
眩しいビームを浴び、汚れて落ちる雪
つめたい降下物の吹き積もる
大雪原の収容所に「声」はない
化学合成された香料の匂いと
いくつかの薬剤を染ませた謎めい ....
しんしんと眠る森
十五夜の月を映した湖
さらに枯野をすぎて
大地の裂け目から
地の底から
やさしく吹かれた
しゃぼん玉のように
夥しいほどの色づいた想いが
きっと魔法みたいに重力の ....
どうしても人工のものとは思えない
人のこころに射るような煌きが瞳の内にある
縮れのない/長い黒髪が艶々と生きていた
失うべき幼さを残した神々しいほどの美形の顔立ちに
赤い毒色のルージュと ....
夜の海/ 陸地をはなれ水平線に向かってすすむ
その暗がりを/ 滑らかな波を逆撫でるように
いつ沈むとも知れない虚空をとぶ/ 僕の魂が
闇にまぎれ狂い泣きながら、ただひたすらに
沖へ/ さらに沖 ....
.。
*
「聴いているかい?
//
。 //
「今、何時だ?
....
実年齢と見た目のギャップは――郷ひろみほどじゃないし、もちろん彼よりずっと年下ではあるが――僕はあきらかに自分と同世代の者たちに比べて若い。また日々大酒を呑み、煙草も一箱以上吸っている。精神状態はと ....
儚い季節/ つかの間の恋
血の滲んだ口元の傷に、
水色のハンカチをあてながら
秋の風/ さまよう校舎の屋上
「君とふたり〜蝶々になって
君が舐めてくれた/ その傷
愛の痛みを知らな ....
卓袱台の上に並んだ、小鉢――
蜆の佃煮/ 沢庵/ 茄子の煮びたし/
大粒の南紅梅/ めざし/
玉子焼き/ 烏賊の塩辛/etc
大皿に「戻り鰹のたたき//
足摺岬から我家の四畳半に
ザブ ....
秋晴れの登山/某日
硬い鉱の岩場から足をふみ外すと、
真下には渓谷――
堕ちてゆくハーケンとカラビナ
魔を沈めた澄んだ水の深み
〜ダイブする
〜さらにダイブする ....
((( クメールの密林に落ちる巨大な太陽//
古代の遺跡は輪郭を滲ませ、
陽炎にゆれる石像のやすらかな貌
それを背後に銃を携えてやって来るのは
ゆきとどいた訓練と民族の誇りを抱い ....
{引用=
1 どん 語っ ℃ッ斗 土ん God ℃ッ斗、
ひえー )))) ひえー ))))
ことばの発生はきっと定かではないが、おそらくそれは人類誕 ....
山の斜面は蜜柑の木
ミカン/みかんは紀州の木
それでも南部(みなべ)の梅の木は
摘んだ青梅
過ぎた空
紫蘇に染まった梅の実の
ひろげて干した縁側に
....
ボトルを割るんだ、
((( だから書くんだ!
奴らはボトルの中で暮らしている
――世界はとてつもなく広大で
愛の果てまで拡がっている・・・・
「何も ....
ミリンダ/メリンバ /夏の山
とおく遥かに海の碧(あお)
白いさざなみ 風の吹く
寂れた町へも吹き降ろす
ちぎれた葉っぱは飛んでゆく//
ミリンダ/メリンバ /乗る葉っ ....
am8:03
手提げ鞄にランチパック、
ビッグカツと都こんぶ
今しがた立寄ったスターバックスで
熱いのを詰めたばかりの魔法瓶等
am8:44
ダークスーツを着ていても
心はいつだ ....
百花繚乱に煙る 夏の夜空をバックに
綿菓子や林檎飴を手に手に
すぎてゆく人々の自由気儘な横暴さ
俄かに沸いた川べりの雑踏
何処となく、ふてぶてしい輩の座る
露店のならぶ賑わいと傍らの ....
+。
☆:
゜ ゛
.+
城の階段に死の影がゆらめき
か細い蝋燭の焔の先
白くかがやく明るさのうちに
//灯るのは、
健気でつよ ....
肉の奪い合い
ひっぱりあい、
女の奪い合い
殺しあう日々が
だんだん
つまらなくなってきて、
//夜
まっくらな空にうかぶ星たち ....
{引用=
日の涼しいころ、
白い開襟シャツを着て家を出る
それでも蒸した空気が
まだ動こうとしないな ....
獰猛な夜が
虹の谷を蔽う、
ラベンヌの香りを
「あっ
という間に消し、
タムナスをこえて
....
遥か
ことばを超えて
想いが
唇を ふるわせる、
//好きだったひと
夢は
とうに死んで、
幾度も
眠れない夜に
寝返りを打った
記憶 ....
深夜、笑いが止まらなくなって
救急車でどこかの病院へ運ばれた。
診察室でキスをしている看護婦と女医が裸になり、
救急士たちは担架にのせた僕をかついだまま
いつ果てることもない彼女たちの行為を黙 ....
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