夜中にふっと目が覚めた
カーテンの隙間から
下弦の月が顔を覗かせている
凍てついた夜の空気を
肌で感じながら
僕は満たされることのない想いの数々を
胸の片隅からそっ ....
冬の朝
くたびれた布団から
抜け出して
車に乗り込んで
いつものように
コンビニで
一本のコーヒーにありつく
寒さで研ぎ澄まされた
覚めた感覚が感じる
閉塞してゆく
この世界の旋律 ....
目を覚ますと
空は薄い黄色に染まっていて
何事かなと
外に飛び出すと
空からは
色々な色のコスモスの花軸が
ひらひらと先回しながら落ちてきて
それは人間の近く ....
よくここまでやってきたね
そしてよく知らせてくれた
よく分かったよ
一匹潰したら
三千匹くらいは
うようよしてるということかな
それならば
刀に打ち粉をして
....
そいつは
親しげで
愛嬌があって
いつも面白い冗談を言って
みんなからもとても好かれていた
僕も信頼していた
でも最初に裏切られたときに
僕はそいつのすべてを見破ってしまった
そいつの ....
フランスにはパン工場がたったひとつしか存在しない
その代わりにどんな街に行っても街の小さなパン屋が近所にあって
朝から並べば誰でもカリカリの焼き立てのバケットが食べられる
日本にはい ....
雨は空から降るよ
恩人は退職していた
涙は瞳からあふれて頬をつたうよ
問題は停滞したままだけど願いは一つかなった
悲しみは遥かな藍色の空の下から訪れるよ
お金はない、だか ....
ジム君流悪魔の辞典「自民党」
日本において
真の自由と民主主義の大儀を国民が本当に理解し
真の自由と民主主義を国民が確立することを
徹底的に恐れ
それを妨害するためだ ....
ジム君流悪魔の辞典「団塊バカ」
団塊世代の代表「小泉政権」
彼に象徴される団塊世代の大人
世の中に対する無関心と無責任さに極まる世代
もっとも恵まれた状況に生まれ育ち
....
十年ぶりに聴いたけど
切り付ける言葉吐く男って
とてもかっこ悪いと思う
詩集を出したけど
まだ一冊も売れない
抜粋の「尾崎君への手紙」はそんなにいけてないかい
それとも詩集のタイトルが悪いのかな
誰か買ってよ
意外と過激な世の中に対する想いと ....
戦いが終わった朝は
すべてが夢だったのかのような
とても爽やかな快晴で
空には雲ひとつなかった
朝焼けにけむる雨にぬれた
アスファルトの上を車で飛ばしていたら ....
孤立無援の戦いだった
でもようやく光が見えてきた
本当にしんどかったよ
火星人どものことや
カレーうどん振興会の正体が
みんなにも
だんだん分かってきたらしい
....
ちょっと調子にのっていた
そこを突かれちまった
まいったね
身体と精神がまた少し
イカレちまった
お陰で
仕事を失くしたよ
本当の正義の味方というのは
割に合わないぜ
まったく
貧 ....
夢を見た
黒い夢
でも大丈夫さ
私には
神がついているから
肥大した恐怖が
拡大した夢
君たちは
毎晩
こんな夢をみるのかい
現世での繁 ....
言い知れぬ不安に苛まれるのなら
自然に目を向けなさい
自然は神の身体の一部
身近に息づき
微かな泣き声をあげている虫たちも
神の命を共有して
この世界に存在している
遥か ....
今すぐに
妄執で世界を歪めるのは
止めなさい
その妄執は
貴方の想いを歪め
貴方の精神を歪め
貴方の魂を歪め
貴方の星霊体すら歪め
その姿はすでに
....
いま掴もうとしているモノを
離しなさい
離さないと本当に大切なモノを
掴むことは出来ない
狂信することの妄執が
世界を歪んで見せている
ただそれだけのこと
そのことに
早く気づきなさい ....
夢を見た
明らかな落日が訪れたあとに
神は再生する
悪徳が栄え
魔がはびこる
この世界は終わり
言霊は神の息吹により
その真の命を取り戻す
嘘やまやかしは
もう今までのように
通用 ....
嘘だらけの世界さ
大人たちがつく嘘
子供たちがつく嘘
女が口にする嘘
男が口にする嘘
娘たちがつく嘘
若者たちがつく嘘
代議士の嘘
役人の嘘
マスコミの嘘
プレスの嘘
宗教の嘘
....
聖フランチェスコはイタリアの裕福な商人の子として生まれました。
フランチェスコが青年になったとき、キリスト教の聖地、エルサレムがイスラム教徒に奪われたために、ローマ法王の命により、エルサレム奪還 ....
硬直してゆく現実
孤立した魂の群れが虚しく彷徨う世界
それでも確かなものを求めて
それでも変わらないものを探して
流れてゆく風景の中を
走り続けてゆく
そうさ
なにかを掴んだと思って ....
この世界の片隅で
いつ訪れるか分からない
新しい夜明けを待っている
壊してほしい
汚してほしい
砕いてほしい
それで
変わるなら
変われるなら
それでも構わないと
そう思った
ど ....
目覚めはいつも緩慢で
やわらかな鉛みたいな
身体に一つひとつ
いい聞かせるみたいに
六月の晴天は煤けた倦怠
諦めたように起きあがって
意味もなく窓の隙間から
....
私に底知れぬほどの悪意を持ちながら
同時に私に対する執着を捨てさることは出来ないままに
ことあるごとに私の前に現れて
私の人生に干渉することをやめようとはしない
私はもう二度と ....
夜明け前に
起き上がった俺は
残骸を見る
無邪気に笑う笑顔の影
闇が消える刹那の
野望は崩れて
やがて殺人的な光が
俺を打ちのめすだろう
金色の光の一筋が
俺の身体を貫くだろう
....
コノセカイハ
ワタシヲトリマイテ
シズカニ
シズカニ
コウカシテユク
トメドナク
ナミダガデテ
トマラナイ
セツナク
ソラトツナガッタ
イトオシク
ミズトツ ....
窓の外に
果てしなく広がる
夜の世界に溢れている
神秘的な月の青い光
それは
窓辺に座ったまま
頬杖をついている
私のちっぽけな精神に
....
きたないことが見えてしまうのは
なにも君だけじゃないんだぜ
この世界なんてきたないことだらけ
でも
その世界の中で汚れないでいようと思いつづけるのが
強さで
その世 ....
いろんなことがあったね
君が二度と目覚めなくなるまでに
最初に聴いたのは「十七歳の地図」だった
レコードに針を落としたとき
魂の叫びが僕を打ちのめした
鳥肌が立って背筋がゾクゾクし ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
0.26sec.