詩集を出したけど

まだ一冊も売れない

抜粋の「尾崎君への手紙」はそんなにいけてないかい

それとも詩集のタイトルが悪いのかな

誰か買ってよ

意外と過激な世の中に対する想いと ....
 戦いが終わった朝は

 すべてが夢だったのかのような

 とても爽やかな快晴で

 空には雲ひとつなかった

 朝焼けにけむる雨にぬれた

 アスファルトの上を車で飛ばしていたら ....
孤立無援の戦いだった

でもようやく光が見えてきた

本当にしんどかったよ

火星人どものことや

カレーうどん振興会の正体が

みんなにも

だんだん分かってきたらしい

 ....
ちょっと調子にのっていた
そこを突かれちまった
まいったね
身体と精神がまた少し
イカレちまった
お陰で
仕事を失くしたよ
本当の正義の味方というのは
割に合わないぜ
まったく
貧 ....
夢を見た

黒い夢

でも大丈夫さ

私には

神がついているから

肥大した恐怖が

拡大した夢

君たちは

毎晩

こんな夢をみるのかい

現世での繁 ....
 言い知れぬ不安に苛まれるのなら
 自然に目を向けなさい
 自然は神の身体の一部
 身近に息づき
 微かな泣き声をあげている虫たちも
 神の命を共有して
 この世界に存在している
 遥か ....
今すぐに

妄執で世界を歪めるのは

止めなさい

その妄執は

貴方の想いを歪め

貴方の精神を歪め

貴方の魂を歪め

貴方の星霊体すら歪め

その姿はすでに

 ....
いま掴もうとしているモノを
離しなさい
離さないと本当に大切なモノを
掴むことは出来ない
狂信することの妄執が
世界を歪んで見せている
ただそれだけのこと
そのことに
早く気づきなさい ....
夢を見た
明らかな落日が訪れたあとに
神は再生する
悪徳が栄え
魔がはびこる
この世界は終わり
言霊は神の息吹により
その真の命を取り戻す
嘘やまやかしは
もう今までのように
通用 ....
嘘だらけの世界さ
大人たちがつく嘘
子供たちがつく嘘
女が口にする嘘
男が口にする嘘
娘たちがつく嘘
若者たちがつく嘘
代議士の嘘
役人の嘘
マスコミの嘘
プレスの嘘
宗教の嘘
 ....
 聖フランチェスコはイタリアの裕福な商人の子として生まれました。
 フランチェスコが青年になったとき、キリスト教の聖地、エルサレムがイスラム教徒に奪われたために、ローマ法王の命により、エルサレム奪還 ....
硬直してゆく現実
孤立した魂の群れが虚しく彷徨う世界
それでも確かなものを求めて
それでも変わらないものを探して
流れてゆく風景の中を
走り続けてゆく

そうさ
なにかを掴んだと思って ....
この世界の片隅で
いつ訪れるか分からない
新しい夜明けを待っている
壊してほしい
汚してほしい
砕いてほしい
それで
変わるなら
変われるなら
それでも構わないと
そう思った
ど ....
目覚めはいつも緩慢で

やわらかな鉛みたいな

身体に一つひとつ

いい聞かせるみたいに

六月の晴天は煤けた倦怠

諦めたように起きあがって

意味もなく窓の隙間から

 ....
私に底知れぬほどの悪意を持ちながら

同時に私に対する執着を捨てさることは出来ないままに

ことあるごとに私の前に現れて

私の人生に干渉することをやめようとはしない

私はもう二度と ....
夜明け前に
起き上がった俺は
残骸を見る
無邪気に笑う笑顔の影
闇が消える刹那の
野望は崩れて
やがて殺人的な光が
俺を打ちのめすだろう
金色の光の一筋が
俺の身体を貫くだろう

 ....
コノセカイハ
ワタシヲトリマイテ
シズカニ
シズカニ
コウカシテユク
トメドナク
ナミダガデテ
トマラナイ
セツナク
ソラトツナガッタ
イトオシク
ミズトツ ....
窓の外に

果てしなく広がる

夜の世界に溢れている

神秘的な月の青い光

それは

窓辺に座ったまま

頬杖をついている

私のちっぽけな精神に

 ....
きたないことが見えてしまうのは

なにも君だけじゃないんだぜ

この世界なんてきたないことだらけ

でも

その世界の中で汚れないでいようと思いつづけるのが

強さで

その世 ....
いろんなことがあったね
君が二度と目覚めなくなるまでに
最初に聴いたのは「十七歳の地図」だった
レコードに針を落としたとき
魂の叫びが僕を打ちのめした
鳥肌が立って背筋がゾクゾクし ....
たこ焼きは天才だ

たい焼きは爆発だ

お好み焼きは鉄鎚だ

焼きそばはハレルヤ

鉄板は格闘する

だしとメリケン粉の応酬

青海苔の葛藤

キャベツの ....
 ええか、今日は特別にワシの店のお好み焼きのレシピを直伝したるから、みんなメモを取るように。
 まずはメリケン粉やけどな、これは薄力粉やないとあかん。中力粉やか使うたら最悪やな、外はガチガチで中がモ ....
 1ベイダー卿の苦悩 

 ベイダー卿は今日も一人虚しく痛む頭を抱えて考え込んでいる。ルキノ・ビスコンディとは私の名前ではないはずだが、私の名前のような気がするのはなぜだろう。今日は日が悪いようだ ....
夜を少しだけ手にとって

眺めてみると

それはざらざらした

細かな粒子から成り立っている

鋭い紅色のとげとげした宝石の粒の様だ

それはいつの間にか

僕の身体に浸透して ....
火星人の観念攻撃をかわしながら

カレーうどん振興会が差し向けた

カレー怪人カレーコロッケ男と戦うぞ

ゼブラマン

それ行けゼブラマン

四国の正義と愛を守るぞ

愛の戦士 ....
精神が沈んでゆく

精神が強張ってゆく

精神が萎んでゆく

精神が歪んでく

精神が汚れてゆく

精神が老いてゆく

精神が褪せてく

精神が荒んでく
 ....
黎明の胎動に
心を打ち震わせながら
真っ暗な闇に向かい合う
やがて訪れる日の出を前に
不安も焦燥も苦悩も
かなぐり捨てた
明らかな理想は砕け散り
清らかな思想は退廃に飲み込まれて
その ....
この国ではシステムが再構築されていくたびに
それは人間らしさを失ってゆく
それは僕らのためのものであるはずなのに
僕らを切り捨てて一人歩きしてゆく
社会は生きにくく暮らしにくく変わってゆく
 ....
荒れ狂う雪の中
真冬の夜明けに
君が記した拙い地図
大切にしまっておいた
その拙い地図の上に
僕は桃色のクレヨンで
希望の印をつけた
そこは
世界の中心で
そこには
悲しみも
痛 ....
翼は折れている
そんなことは最初から
分かっている
飛べないことも
知っている
でも
目の前に広がる闇を
飛び越えたい
目の前の絶望を
乗り越えたい
目の前の壁 ....
ジム・プリマス(359)
タイトル カテゴリ Point 日付
くだらない詩人のひとりよがり自由詩206/11/29 20:35
戦いが終わった朝自由詩006/11/11 21:58
ゼブラマンの独り言自由詩106/10/28 19:45
正義の味方のアイロニー自由詩3*06/10/11 19:48
異形の神を崇拝する哀れな者へ自由詩006/10/5 5:10
「この世界の音はすべて私の音」自由詩006/8/8 23:05
異界の魔人自由詩106/8/8 22:09
人はみな神の愛を分けられた子自由詩106/8/7 22:44
2013自由詩106/8/6 23:28
自由詩106/7/29 23:30
聖フランチェスコについて散文(批評 ...1+*06/7/15 21:33
神よ自由詩2*06/7/11 22:00
この世界の片隅で自由詩1*06/6/27 0:59
六月の晴天自由詩206/6/18 16:37
哀れな聖人達へ自由詩006/6/17 0:42
黄昏自由詩2*06/6/15 2:07
コノセカイハ自由詩0*06/6/12 0:20
十三夜自由詩3*06/6/6 12:57
戦うということ自由詩006/6/4 1:50
尾崎君への手紙自由詩5*06/6/4 1:34
関西の夜自由詩2*06/6/2 0:27
地獄のかたぎ屋レシピ散文(批評 ...1*06/5/31 23:51
SW後談散文(批評 ...1*06/5/31 0:12
自由詩206/5/28 21:33
戦うゼブラマン自由詩1*06/5/26 22:26
この世界は自由詩206/5/22 0:53
新しい夜明け自由詩1*06/5/20 0:47
この国はどこをめざしているのか自由詩206/5/16 1:13
世界の中心自由詩2*06/5/13 0:10
翼は折れている自由詩1*06/5/8 15:00

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 
0.37sec.