あ  愛するきみよ
い  いつまでも一緒に歩いて行こう
う  後ろは振り向かないで
え  駅の改札を出たら
お  大きな山々が迎えてくれた
か  必ず幸せになれると… 
き  昨日までの想 ....
黒曜の空の下
ぼくらは何時も一緒にいて
あれはシリウス
あれはプレアデス
あれはアルデバラン
あれはペテルギウス
あれはベガ
あれは… と

ぼくは知ったかぶりをして
星々を指して ....
きみが花なら

ぼくは蝶になる

そっとくちづけ

踊りましょう

儚い命のなすがままに
遠くで暮らすことが
ぼくらにとって
良いことなのか
悪いことなのか
いまはまだわかりません

狂った時計を確かめても
約束の時間が決められません

古いカレンダーに印しを付けても
 ....
もしも君が疲れているのなら
此処へ来るといい
美味しい珈琲を淹れてあげるから
何なら安物のウイスキーくらいならあるさ

もしも君が退屈ならば
此処へ来るといい
音楽を聴かせてあげるから
 ....
月と鏡はお似合いの恋人だから
同じ夢を語りあっているのだろうか

耳をすませばその囁きが
少しは聞こえてくるかもしれない

梅の花はほころび
君たちに祝福を歌ってくれている

ねえ… ....
きみはなんと優しいことか
我儘をいうこの胸に
紅い薔薇を一輪

刹那のくちづけだけで
我を祝福してくれる

日々の闘いの前に唱える呪文

臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!

 ....
光りと闇の狭間で酒を飲め!
草原の覇者のように夢を見よ
新たな世界はすぐ其処にある
胸を張り眼前の壁を崩せ
地の果てまでも路は続く
人は名前を付ける
人は火を使う
人は言葉を並べる
人は音楽を奏でる
人は絵を描く
人は道具を作る
人は医療をする
人は弔いをする
人は農耕をする
人は酒を飲む
人は料理をする
人 ....
愛は強くしなやかに

恋は切なく甘酸っぱくて

歓びは高く天を突き破り

悲しみは深海に沈みゆく

光りと影の協奏曲が響きあう
帆布を揚げて
ヨーソロー!
船長は高らかに叫んだ

目指す宝の島は
オレの背中の地図に描かれている
酔えば赤く浮き出て航路を示す

ラム酒を飲み放題という条件で
航海に行く契約書を交 ....
天空の彼方から銅鑼の音が響き
東の風とともに
青い龍が螺旋を描き
舞い飛んできた
干からびた大地に
人々は飢え
龍を待ち望んでいた
鉛色の厚い雲が湧き立ち
雷鳴は轟き
銀の雨が降る
 ....
もういいよ

ぼくはひとりで

大丈夫
宵闇に

想いをつくし

風に舞う

言葉を失くし

琥珀に浸る
往きゆきて

墨の流れに

身をまかせ

{ルビ闇路=やみじ}の{ルビ褥=しとね}

{ルビ花埋=はなうず}み
今日たまはお腹が一杯で痛いと言うので
急いで近所のATMに連れて行った

下痢気味でジャラジャラとうんちをしたら
ATMが詰まってしまい
救急車を呼んだ
待つこと30分
このATMはお札 ....
天空は澄みわたり
歓喜の楽章が鳴り響く
裸の少年は羽ばたくように
空の青に溶けてゆくように
吸い込まれていった
弾!弾! 弾!弾!弾! 弾! 弾!弾!弾!

朝昼晩の境なく空を切り裂く砲弾が
半熟玉子を潰してゆく

テレビも興味を失ったのか
当たり前の日常にまみれた俺たちは
よそ事のように黙ってい ....
セピア色に閉じ込められた表情は
硬く結ばれた口元と
こわばる頬
眼差しだけが生きている
たった一枚の写真

逢った事のない親族の表情は
戦闘に出る伯父を中心に
こちらの世界を見ていた
 ....
今朝の音楽は短調ではなく長調が似合った
何時もの苦い珈琲が何故か甘く
正確なメトロノームが響きあって
ぼくたちに奇跡の扉は開いた

あまりにも透明な
薄く虹色に染まったシャボン玉

誰 ....
半熟の
玉子を潰す
愚か者


子供らの
夢を潰して
何を得る


テレビでは
テロップ流し
手を出さず
半熟玉子のような弱い存在が握り潰され
報道は状況だけをテロップで流している
ぼくができることはマンスリーサポートくらいなもので
あとは早期終結を祈るだけ

月並みだけれど人はみな兄弟姉妹だ
 ....
陽に焼けた褐色の肌を晒した少年は
海の深さを恐れずに
コバルトブルーのうねりに逆らいながら
遠くの大陸を夢みて泳いだ

その汗は海の水に溶けてゆき
何処までも 何処までも 泳いだ

ア ....
皐月の若葉が茂る
木漏れ陽のベンチの下

隣のベンチには文庫本を読みふける少年がいた
たぶん少年が連れて来たのだろう
6㎏は越えている太ったブチ猫がいる

ぼくは遠慮がちに隣のベンチに座 ....
退屈な

陽射しのなかで

本を読む
凛とした

桔梗の花を

黒髪に

一輪さした

花のかんざし
透明な味のレタスが大好きで
ぼくは時々共喰いをする

今日のお昼は喫茶店でレタスベーコンタマゴサンドを食べた
レタスこんもりのライ麦サンドにアイス珈琲
絶妙な組み合わせだ
シャキシャキ バ ....
恋は一滴の純水から始まり

甘く
酸っぱく
ほろ苦く

谷をくだり
激しく澄んだ渓流となる

やがて世間の汚れを抱き込み
滔々とした大河の流れとなり
不動の愛に変わる

命終 ....
今朝ぼくはひとつの世界を貰った

透明な水流と
優しさと
悲しみと
花の頬笑みと
負けない魂と

この汚れた世界を清浄にする{ルビ詩=うた}を歌い

ぼくの胸を打ち続けた

空 ....
騒めきの通りから
暗く曲がりくねった路地に誘われて
踵を返した

ランプが点いたドアの前
コツコツとノックして把手を回した
鍵はかかっていなくて
乾いたほのかな風がぼくを包んだ

ド ....
レタス(1124)
タイトル カテゴリ Point 日付
北アルプス紀行自由詩9*24/2/26 16:04
自由詩4*24/2/25 22:43
五行歌 一首自由詩4*24/2/25 22:22
朝の想い自由詩6*24/2/25 6:13
もしも自由詩7*24/2/22 21:12
蜜月自由詩7*24/2/21 22:45
九字切自由詩4*24/2/20 23:50
五行歌 蒼き狼自由詩3*24/2/20 22:55
自由詩4+*24/2/19 22:14
五行歌 夜の想い自由詩4*24/2/18 23:18
酔いどれ船自由詩5*24/2/18 21:49
青龍自由詩5*24/2/17 22:49
きみに俳句3*24/2/17 1:06
短歌3*24/2/17 1:02
五行歌 望月自由詩3*24/2/17 0:12
今日のたま自由詩3*24/2/16 23:06
五行歌 空へ自由詩3*24/2/16 21:05
世間自由詩1*24/2/15 23:54
梨の花自由詩4*24/2/15 22:48
虹色の結晶自由詩10*24/2/14 21:55
世情川柳3*24/2/13 11:48
祈り自由詩4*24/2/13 0:25
少年自由詩5*24/2/12 1:41
自由詩4*24/2/11 16:41
午後には俳句1*24/2/10 23:12
きみに短歌1*24/2/10 23:02
共喰い自由詩6*24/2/10 22:00
水の如く自由詩6*24/2/10 16:36
珠玉自由詩6*24/2/10 8:30
浅い眠り自由詩4*24/2/9 2:11

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