惨めで
浅ましくて
さもしくて
卑しくて
汚くて
悲しくて
寂しくて
カッコ悪い
恥じかいて
上塗りして
陰口を叩かれ
馬鹿にされる
頭悪くて
金もなくて
いつだって空腹
....
青空の下
あいつは笑っていた
猫をいじめて
「楽しい」って言いながら
灰色の空の下
あの子は泣いていた
人に蔑まされて
「助けて」って叫びながら
この差は何?
青空の下で ....
相変わらずわたしは我儘で、
調子が悪いと何もかも放りだしてしまう。
大事なことも、忘れて。
ごめんなさい。ごめんなさい。
毎日泣いたって、そんなの嘘だ。
これ以上可哀想な人を増 ....
一般的な愛の言葉を
たくさん嘔吐したら
希望が残った
それは嘘で
反省が残った
二日酔いの朝と
一緒ですね
カナシミとかツラサなんていうのは
当人にしか判り知れないものだから
でも話だけは聞いてあげるねいつも
話してくれている間にきっとキミは
自然と答えを思い描くだろうからさ
それをじっと待ってい ....
こんなにもヒトの気持ちを不安定にさせる。それは
光の波になって、うねりになって、際限なく脳内に押し寄せてくる
あふれ出した感情で、脳内のキャパ(シティ)タンクは容量オーバー。
ぼんやりガードして ....
否定から始まって
背理がもたらすものを、
あの人は
知らない
東京地検特捜部
贈収賄罪
先進国首脳会談
太平洋沿岸部
東証一部上場
救急救命病棟24時
耐震強度偽装問題
総員第一種戦闘配置
東前頭三枚目
東海道中膝栗毛
桜前線北上中
....
今はもう ひとりで歩いてるこの道
桜並木も もう僕にはまぶしいだけ
二人で歩こうと約束したはずなのに
見渡すばかり桜の中ひとり
突然のことだった
君はニコニコして帰ってきた
嬉しそうに ....
魚が泳ぎかたを忘れっちまったら
魚は魚でいられない
口をとざして貝になる?
棘で身をかためて
ウニになっちまった奴もいる
泳ぎかたを思い出 ....
糖尿病のアリ
顎関節症のカバ
低血圧のニワトリ
過眠症のネズミ
人潔癖性のウサギ
眼球突出症のキツネ
....
持ち物は命だけ
ただひとつ言えることは
私を
支えられるのは
死者だけだということだ
生は
やがて消えゆくけれど
死者は
私を裏切らない
心変わりも
たぶんしない
私は
幸せにな ....
ひりひりとした
風と陽に身をよじり
花は
雨になった
肺の猫は鳴き
骨の猫は眠る
子らは
傘をさがす
世界が
背負われたものになり
歩みとともに ....
わけのわからん
くろいのがやってきて
こころのなかが
どんどんどんどんって
くろいの
いっぱいになったら
どこにいるのか
さっぱりよくわからん
くりかえしくりかえされても
く ....
赤色の
不眠に貫かれた
清潔な砂漠の、。(少年の)海の
向こうの
幻としてだけ、。私は
今夜
ふしだらな聖母になり
奉られて
祟られて
紡がれて揺れ、。(少年の)モイライの
....
萩原朔太郎の病み具合はちょっと抜けてる。
健康的な詩人にはない病的な旋律。
音韻を重視した、かっちりきっかりなスタイルとは対照的なテーマ。
谷川俊太郎で好きなのは20億光年の孤独、くらい。
....
図書室でいつも同じ席に座って1時間ほど滞在
殆ど誰も来ない室内は静かで快適だ
時々視線を受付カウンターに投げると
図書委員の子が静かに何か作業をしている
最近気がついたことと言えば「いつも ....
僕の眼に
「何か」は
あるだろうか?
君の心を奪う
魅力的な「何か」が
僕の眼に・・・
僕の声に
「何か」は
あるだろうか?
君の胸を高鳴らせる
素敵な「何か」が
僕の声に・ ....
シナモンの手触りが残っている
真夜中の台所に
左心房のリズムに
プラッチックのまな板に
なだらかな丘に
オレンジの粒に
困惑の首筋に
濡れた芝生に
冷たくひかる、月のおちる ....
雪が雪に植える種から
何も生えぬまま春は来て
終わりとともにまた冬が来る
まねごとは終わりましたか
紙は言葉で埋まりましたか
燃やせなかったのですね
だから
....
冬
なのかもしれない
きっと
君の手は優しくなれると思う
差し伸べられる全ての方向へ
やさしく
{引用=fromAB} ....
疲れているときに
「疲れている」と
言える幸せ。
泣きたいときに
涙が出てくる
という、幸せ。
孤独を感じられるほど
隣に誰かがいる
という、幸せ。
....
逃げた犬が見つかった
首輪で解ったらしい
体の大きな犬だったので
解り易かったようだ
母が車で
引き取りに行ったらしい
母は大変な思いをしたようだ
携帯で僕に
怒鳴り散らした
....
ふと思い浮かぶ言葉に思い入れは無く
でも考え尽くした言葉より重要であり
思い入れが無いので重要さを忘れがち
今日何を考えて時間が過ぎていたのか
全く記憶にございませんごめんなさい
数 ....
歌とは
作曲者と作詞者と歌い手が手を取り合って
初めて存在し得るものだ。
どれが欠けても音楽は生まれない。
身体は音楽を奏でる楽器だ。
そして音符という血脈を辿る。
音楽無しに ....
誰かと話がしたくなって
「ねえ、こうやってくれない?」と
ぎゅっとした
ぎゅっとしてもらいたかった
つまり
それって
気持ちいいことだから
してもよければしてくれるし
嫌だった ....
「どうしようもなく寂しい時は青という字を書くのです」
寺山修司が言ったように
御堂筋の鉄路に青という字を書くのです
青! 青! 青! 青! 青! 青!
青! 青! 青! 青! 青! 青!
....
鈍色の海をみてた僕に
君がみせてくれたのは
冷たくひびわれた
氷のような心
その澄みきった輝きが哀しかった
僕の胸を満たしてる水は
少し濁っちゃいるけれど
....
着かない
電気
ガス
水道では無く
電話
ガス
電気
そして
水道となる
帰宅する
と
電灯
が燈らない
仕方無く
電話機に手を伸ばすが
電話を停められて ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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