眼に光を入れる
疑っているに立ち止まってわずらわしい
こころ こころの 朝に雲
正しい姿勢に胡坐して空
ゆっくり体を起こし封印をとく
妻の未だ帰らない夜でさびしい
することもなくて爪を切る
のどかな通りを学生が急ぐ
呆けてあなたまみれになってしまいたい
病的だったので顔を洗う
ベランダに出て拙 ....
ツンツンとした妻ですがガラスのハートです
二夜連続のシチューを頂きます
つかれで指が痙攣している
落ちつけば静かなふたりの冬で
読む本もなくて断捨離は成功しました
風呂あ ....
曇天の懐かしい朝であるなぁ
妻怒るとしてかわいらしい
虚子の句を読み眼前のもの皆詩のたね
ため息のなかに沈みこんでゆく
古い歌を口ずさみ懐かしい島
暖房効いている 眠 ....
大丈夫と云いつつ心穴あきっぱなし
絶望しつつ温かいシチューいただきます
百均で手袋買ってほんと良かった
癒えない傷の馬鹿になってゆく
さびしみ互い傷を抱えあっても夫婦
....
寒戻る猫が隣に来ない夜
早春の辛口ワインフルボトル
午後三時テーブルクロスに春届く
花明り君のバイクの通り道
春夕焼いつかは止まる砂時計
ブリ ....
午後四時に弁当食べようか悩む
久しく雑味ない煙草喫っている
雪でなくつかれの積もる休日で
いやな夢を今頃おもいだす
ゴミ箱がいっぱいになっている冬の夕
ポテトチップス食べ ....
気合の入らなさ、寒すぎるのだ
けさは砂糖なしのコーヒー それも宜しい
底冷えのともかく神は試練を与える
妻が起きる キッチンが動き出す
妻に一万円返してへらへらしよう
....
一月を含んだ雲が動かない
チキンナゲット齧る、感性が冴える
追い詰められてベランダで煙草喫う
夜が怖くて、でも夕暮れは好きで
ていねいに暮らした日々を箱におさめる
街 ....
炬燵出す心のどこか片隅に
あたらしいバイクで走る冬の街
猫座る手編みのかごのお正月
クロネコのトラック明日はクリスマス
偶然を必然としてポインセチア
....
高い煙草を買って贅沢とする
久しく夜の十二時まで起きていた
のぞめば山に雪がちらつく
よく眠りよく食べている人間でした
古い歌思い出し安心してる
六時半に起きて妻 ....
悩みひとつない朝の空気
アラームが鳴っている 妻を起こす
寒さ 炬燵でゆたりゆたりして
意識いまだ不安定を正す
軍手はめて聖書ひらいている
しんじつ妻はきれいな声で歌いま ....
お金がない 煙草やめれるか
絵空事 紙に書けば目標
今宵は我慢してシャワーにしておく
妻とお金のはなししていたら眠たくなってきた
妻が着替えてキッチンに出陣します
....
毎日くりかえすことは 心育てよ
トースト焼いている、よい香りがする
ひさびさ牛乳を飲み甘くてよろしい
くすりの袋が裂けてしまった
陽を待ちわびる午前五時半
トースト ....
妻の歌、ベランダに漏れつつ 星をみつけた
夕食はカップラーメンの辛いやつ
雑な卓を片づける 妻歌っているあいま
久々湯船張り中で稲垣足穂読む
妻のひとひを語らい追う
....
バレンタインデーの話題出つつうけながす
朝のあれこれ終えてあとは世に放られるのみ
ため息ばかりの朝の会話だったよ
しごとばかりの僕でごめんね
ふりそうな空でこわいなぁ
....
帰ったり部屋から出ては又帰ったり
白い息の、煙草ではない
結局のところ緑のたぬき
プラスチック類、洗いあげる食後
妻が風呂に入っている 歯磨きしつつ語りあい
し ....
ふるはせてなくためのむね冬薔薇
起きて寒さに顔も洗えないのです
ぬるいアイスコーヒー飲んで一日はじまり
体温測ること三十六度なくて
朝の、もう煙草がない
今日は反省すると決めて作業着に腕通す
信仰の ....
煙草断って二時間は大丈夫なのだが
歌いつかれて妻は眠るよ
ひさびさポテトチップス食べる闇の中
肉体労働おえて頭こんらんしている
携帯はあるか ないか バイクか
....
寝すぎた朝のぼうっとしつつ皿洗い
トーストにヨーグルト、目玉焼きはなし
義父から頂いたジャケット大切に着ている
薬を服す 青空に雲ちらちら
妻の好きな曲かけてはじま ....
きみの前で私は馬鹿になってしまう
冬の寒さか なぜか泣いてしまった
ていねい少しずつ朝食トル
コンビニ前で陽にあたっている
本日診察日 医師に手紙書く
生活第一 ....
昼食ひとり弁当の、ずっとずっとひとりだった
いちにち黙して働いた
豚ラーメン食べてもうなんでも来い
皿洗いの簡単そうな宵です
金曜日からだが煮詰まるまで座禅
妻の ....
やっと目覚めてパンに味噌汁
夜が明けない空のそこらを愉しむ
妻が炬燵でみのむししてる
やっと顔を洗う、さっぱりとした
陽ヲ待ツ
夜の帝国が消えてゆく
今日は今日であ ....
ノート・ブックにすらすら書いてゆく小言
絵画を観て体ジンジンしてくる
薬もちわすれて道路より帰った
山又山のしずかな川
念仏の如く皿洗い毎日する
息ひそめて妻の朗読聞いている
青空のした原因不明の病と歩いていた
言葉少なくなってゆくさびしみ
日向ぼっこする 自分を小さくする
雑なリビングを掃除したくなった
無気 ....
昨晩は眠られず、それでも仕事にゆこうとする
カラスの声が聞こえて体を起こす
時間大切に炬燵で句作する
何が何やらわからぬことの胃が痛む
お茶飲んで胃を洗おうとする
けさは ....
私は病気がよくなるようによく眠る
ひとりとなって職場の喫煙所
仕事をさもないことと言えたらなぁ
寒くなって原付でゆっくり急いで帰る
今日は野菜炒めか ごま油の香り
....
アラームが長く鳴る、妻は起きない
ひとり起きて作業着に着替える
寒の水で洗顔する、すっきりする
名前すら覚えていない薬を服している
暗い、夜が明ける
今日も仕事の、体 ....
今日もしごと忙しくありがたい、コロナ禍
不安自体となって原付に乗り帰路
妻にあんまんとジュースねだられ夜へ出た
コンビニにあんまんがない、妻にTELする
炬燵で妻が豚まん食 ....
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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