暑さテレビに人格を感じている

扇風機意識の濃度が回っている

瓶ラムネいまここを自分であることを望んでいるつもり

晩夏ふいに目覚めた夜がいちばん澄んだ時間である
空家にも虫の声する草の庭

秋暑し{ルビ目論見=もくろみ}ばかり庭作業

草むしり虫の宿とはつゆ知らず

{ルビ秋陽=しゅうよう}の落ちて病む身の夕餉かな
真昼間コーラ片手にハグをする

幸いを知っているからこその汚点

食いに走る私を誰が止められよう

クラゲみたいな女です

ナチュラルとダサいをはきちがえてる

片思いだって立派な ....
不足分を補うための恋愛

誰にもある心の傷を自ら広げては遊んでる

不毛な恋こそ面白くて死にそうな自分が愛しい

誰だって最後は骨 さらっさらの

気味悪いほど人を好きになる自分をたし ....
宵闇に吸い込まれてゆく花花火


秋雨のしのしのと耐えるばかり


にぎわいを求めて集う秋の雲


小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る


宵闇に問いを重ねる神無月
霧雨の中をふたりで走ってゆく甘やかさ

追随を許さない圧倒的な実力と才能

かれるまで泣いたら次の雨を待とう

抱きしめられた分は愛されているはず

向こう見ずな愛に縛られたい
 ....
悲しみ深く芯まで冷える冷蔵庫となれ

甘えたいと主張しようが周りがうるさい

やみくもに進むボートになりたい夜

ただ目の前の事をこなせばよかった頃のありがたみ

ふるえてるのは寒いわ ....
非常時に限って非常口がふさがれている不運

バースデーソング歌うと隣から お経よむ声

結婚式と葬儀が重なった日

なんでもない日なんてありえない世界

毎日ニュース番組があるからニュ ....
恵まれた日々にさらなる灯りともった

息とめて動揺かくすファーストキス

磁石みたいにくっつきまくる二人

手の内はわかりきってる奥の手を使う

出だしはいいのに滑り込みセーフ

 ....
わびしさをよそってみては食べている

友達の苦笑いがダンディーで焦る

ほろ苦い初恋想う十六夜

詰め込みすぎた日々に余白を作っていた

はからずもわかっていた私の定め

波しぶき ....
夕立に急ぎ取り込む白パンティ

虹色に染まるパンティ処女懐胎

美少女の脇汗香る東横線
八月の誕生祝ふ老いふたり

新しきレンズで初秋のワンショット

秋の蚊を払いつ客はいとませり

仏花もて墓参に供ふ帰国の子
近隣の住民射殺夕涼み

夕涼みシングルマザーの胸を揉む

夕涼みタンクトップの突起揉む

夕涼み股の間に風送る
気遣ふて安否聞かずや茄子の花

おいとまの言葉交はして秋夕焼

{ルビ昨夜=よべ}咲きし白粉花の夜明けかな
{ルビ蟋蟀=こおろぎ}の鳴き音追ひくる戸口まで

切り戻しせし秋茄子の花淡し

音もなく庭石濡らす{ルビ夕立=ゆだち}かな
ゆきゆきてららららうたう晩夏かな

 
野菊 野菊
暴れ咲く
泣くならここだ
秋植えの{ルビ播種=はしゅ}や畑の土を{ルビ鋤=す}く

早よ起きて{ルビ畑=はた}の胡瓜を{ルビ捥=も}ぎて{ルビ来=き}ぬ

一つ星心和むや秋の声
わすれずに突き通す串8の月



*

Inkweaver
申し訳ありませんが、その表現については具体的な情報を持っていません。"わすれずに突き通す串8の月" がどの ....
雨あがり今朝の朝顔{ルビ濃=こ}むらさき

{ルビ漢=をとこ}{ルビ三人=みたり}クーラー掃除の三時間

快晴や静まり返る{ルビ冷房裡=れいぼうり}

{ルビ棚経=たなぎょう}や坊さん袈裟 ....
活着す挿し木中玉とまとかな

村雨や小走りに入る店の中

炊きたての新米ふうふう食みにけり

二の腕の顕わなる衣や秋暑し
潮騒の聞こゆるほどの島民家

過ぐる日の海水浴場彷彿す

檜扇の一日花の日暮れかな
暑さ過ぎ雹も溶け出し豹模様  らどみ 明けやらぬ南の空に夏の月

青蜜柑ひと雨毎に太りけり

夏の海行き交ふ船の波しぶき
手洗ひの夏着に寄する思いかな

坊さんの読経に似たる蝉の声

持てあます予約の前の夏時間

緊張の実車試験や炎天下

白内障手術の後のサングラス
極暑日や白きタイルをなほ白く

水道の{ルビ水音=みずおと}沁むる夏日かな

迎え火の宵は哀しも母来れば
窓覆ふ葉に手加減や撒水に

夏休み登校の列見えぬ朝

蝉時雨煩わしやら嬉しやら

出もせぬに祭りの後の閑けさや
ほろよいとふ果実酒のあり蝉時雨

朝顔の日毎に新た日の出まえ

夏祭りローカルテレビに観るダンス

淋しがる友連れ立ちて渓の涼
迎え火や今なら分かる母の愛

こぼれ種一つ残るる百日草

新芋や竹製蒸器の出番来ぬ

四万十の鮎の塩焼き独り膳

小缶のビールのあてやイチボ焼く
距離感の掴めぬ主や蝉の声

畑野菜力尽きたる炎暑かな

一つずつ叶わぬことあり老いの夏
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
かち323/9/15 4:07
朝から叢に虫が鳴くけいこ5*23/9/14 7:12
2023年9月10日 日曜日 自由律俳句 10句 ルルカ ne...2*23/9/10 12:39
2023年9月9日 土曜日 自由律俳句 10句 ルルカ ne ...3*23/9/9 21:01
つれづれと俳句おぼろん5+*23/9/8 18:10
2023年9月8日 金曜日 自由律俳句  ルルカ new № ...ルルカ ne...023/9/8 9:14
2023年9月8日 金曜日 自由律俳句  ルルカ new № ...123/9/8 9:04
2023年9月6日 水曜日 自由律俳句 七句 ルルカ new ...1*23/9/6 15:02
2023年9月6日 水曜日 自由律俳句 七句 ルルカ new ...023/9/6 12:33
2023年9月6日 水曜日 自由律俳句 七句 ルルカ new023/9/6 9:25
AI俳句2023夏花形新次023/9/5 22:01
八月の某日けいこ5*23/9/4 21:53
さわやか吐息句集花形新次023/8/27 19:49
安否けいこ2*23/8/27 17:30
初秋の2*23/8/23 15:04
進軍足立らどみ3*23/8/22 5:32
野菊はるな123/8/21 1:52
夜明けけいこ2*23/8/19 5:04
足立らどみ2*23/8/16 8:10
忙しい坊さんけいこ4*23/8/14 17:52
秋近く3*23/8/10 21:32
海にきて1*23/8/8 21:50
暑さ過ぎ雹も溶け出し豹模様足立らどみ4*23/8/7 22:23
夏の終りけいこ2*23/8/6 18:02
なんとか夏を過ごす3*23/8/1 17:27
極暑に4*23/7/27 16:25
祭りのあと2*23/7/25 8:05
祭りの日4*23/7/23 18:18
夏の美味2*23/7/20 19:55
炎暑3*23/7/16 21:22

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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