午前中、雨
午後、晴れ
そんな日の教室の隅、発見。
今日のラブシーン
誰の傘か気になるお年頃
{引用=あ、あいつの傘だ
}
この傘、私の傘とすり替えようかな
そんな ....
草をふむと匂いがした
風をすうとからだが裏返った
等身大の道には
大義名分なんていらなかった
いまを生きている
碧いそらに届くことはなかった
石ころにころばされてみようか
好きなことがえ ....
もしかしたら
わたしはここにはいなかったかもしれない
過ぎた夜に
濃密な1割の感謝を
明くる朝に
幸福な2割の希望を
脈鳴る今に
残りのすべてを
もしかしたら
あなたもここにはいなかっ ....
らり?
らりるれろ
らりるれろ
らりるれろ
りんごの少年らりるれろ
がぎぐげご
だぢづでど
凍った田んぼが歌いだす
らりるれろ
らりるれろ
星になったよカエルの轍
がぎぐげごがぎぐげご
らりるれろ ....
きみと
きみと話していると
いろんなことを思い出し
いろんなことを忘れられる
もっと伝えたいことがあって
もっと知りたいことがある
それを友情と呼んでみる
それを
からだや精神のからくりを
勉強したくて
ふたりは抱きあったのかも知れない
女は女のゲイだと言った
俺は男のレズだと言った
からだというのは歳を経てゆくと疲れやすくなるようだ
二十代のころ風 ....
余白は余白のまま
残しといてくれたらいいのに
ちゃんと感じとるのに
余白を埋めようとするなんて
信頼してくれてないってことよ
。
よかった。
まだ、俺は暖かいんだ。
サッカーボールを持って広場に行くと
いつの間にか
盆踊り用のステージが組まれていて
そこから提灯がぶら下がっている
大平の空をジェット機が横切って
もうすぐ祭が始まるよ
って
知らせるみたいだ
....
三次会のあと
はなれがたくて
鉄路にふたりツレションをした
メリークリスマス、
メリークリスマス、ミスターローレンス、
アラスカの凍る林で
奇跡たちが
ガシガシと音を立ててい ....
君が金魚を見殺しにしたのは事実だ。
餌をやらず、水も換えず、
君自身は傍観者で、いただけだ。
むしろ君が金魚を殺した。
赤い花の下、金魚の墓を作る君。
どんな気持ちなの。
見殺しにしておいて。
....
私の手は冷たいの
冷え症なのかもしれないわ
でも
心がそうなのかもしれないわ
だから私は手袋を買ったの
暖かい色にしてみたの
でも
ちっとも暖かくならないの
私を呼んでいるのは 何
偉ぶっ ....
指先で壊れものを触るように。
(実際やわらかく触らなければ壊れてしまう。)
(壊れてしまう。)
幸せを知らなければ。
君を知らなければ。
夢を知らなければ。
白い華を君に送ろう。
一輪だけ ....
上を望まず 控えめに
その身を飾る サザンカは
愛に溢れて 美しく
舞い散り落ちた 花びらも
一つ一つが それぞれの
愛する心を 忘れない
わたしたちの手が
結びついて
新たな命に触れた
あたたかい
しあわせ
この手が
この手をとったことが
しあわせの
はじまりでした
空白にこそ
新しいものがあり
大切なものがある
トマトの薄皮と肉の間に
リコピンがあるように
(この表現は真実ではないがイメージの説明としては有り得るものとする)
曖昧さの中で生きるには
それに流さ ....
霜月、師走、お願いしますと人は走り続けてる
しもしもしもしもしも〜
しわしわしわしわしわ〜
FLY,FLY,FRIDAY NIGHT
戦士の休息…街を歩けば、四六時中よく見掛ける12月のマ ....
ぼろぼろ
ぐずぐず
もさもさ
私の作業は
すべて
いつも
こんな感じ
なのかな
うん。
まあ、
悪くは
ないんじゃないかな
やさいうりがきたよ
やさいうりがきたよ
にぐるまをおして
にんじんをつんで
しゅふがかけよってく
こどももはしってく
おいしそうな にんじん
じゃがいも かぼちゃ
やさいうりのやさいは
こど ....
僕が林檎をかじっているこの世界は
銀色の象の胃袋の中にあって
銀色の象が星を喰う世界は
英語を話す蛇の海馬のあたりに浮かんでる
英語を話す蛇が
日本語を解読しようとする世界は
すべてが ....
アカルクアカルク
ウスッペラク
風とおしよく
かるくかるくかるく
トクベツなんていらないよ
専売特許もイラナイよ
いつまでも握りしめてても
腹の足しにもなりゃしない
空 ....
実家に帰ると
母は今の母で
わたしが思っているお母さんとは違う
いろいろあったもんね
川の形だって水の流れで変わるんだもんね
でもわたしの頭のなかのお母さんはやっぱりいつも不幸で
あた ....
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ
敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
壁に寄り添うように置かれたグレーの機械から人工的な温風が流れ出て、深夜、目に見えない膨大な埃やら何やらが混じる空気を、浅く浅く、しょうがなく吸いこんだ。
時計は見ない。
凝る目頭。
鈍る胃袋。
視界 ....
届きやしないのに
どこまでも
上へ上へ上へ
しなやかでか細い枝先も
上へ上へ上へ
わたしの視点も
上へ上へ上へ
どこまでも
いきたい
ただ微笑むしかない僕に、あなたは何故謝るんだろう。
裸の足を水に浸けたまま、
膿んでゆく傷口を、冷めた目でただ見ていた。
あなたは何故、愛などと呼ぶのだろう。
信じるべきものなど何もないさ
正しさ ....
言葉、言葉、言葉の大切さに、
もっと早く気付いてたら、俺の人生も変わってたかも知れない。
11月27日、夕方5時10分…まだ10歳だった俺は何も知らぬまま、殺人未遂同然の交通事故に遭った。
その後 ....
紅葉があんまり紅いから
メールを送ってみたんです
紅葉があんまり紅いから
安心するんじゃないだろかって
紅葉があんまり紅いから
やさしくなってみようかなって
良く撮れた
....
開けていく夜を見ながら
ラムネ味の嘘をかじって
昨日の残骸を
集めて寄せて丸めてた
寒いみたいに唸って
たじろぐ僕を気にも止めず
明日の為へのレターセット
薄いビニールから取り出す君
強いと ....
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