滅びという
言葉を使う失恋の
カルフォルニアより青い青空
あたいより
明る ....
錐ひとつ
モダン
モノノアハレノナガレ
錐、しずむ 漕ぐ
水銀的 ....
まるい
光のとかげ
うしろから頸を締めた
深い 叫びのつぶて
....
朝の小石のなかで
眩しい河をみている
春初めの木々 幾つかの色が
わた ....
ずっと嘘をついていたから
あなたの眉毛だけを
よく覚えている
あなたの目を
ちゃんと見れ ....
ぼくが居間のコタツで遊んでいると、ママが台所からやって来て
言いました。
「お外で遊んでらっし ....
たおやかな
緑の群れ、
揺れに揺れ
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの森のザ ....
世界ハ
巨大な鏡像スクリーン
透明な皮膜のなか
ふわふわ微睡み感じ取る
人、岩、森、猫、大海 ....
白濁した光の網から翅の大きな蝶が逃れるように
わたしたちは木陰
まだ しっとりした眼で
深みを ....
苦を重ね悲を束ねて寒を耐え
その末路散って腐った花を踏む
空高く地に果てがなく日は一輪
....
ただの振る舞いを その仰ぎを
何だろうこの世と
無駄を無駄と処理して
ただ風を切って 空の色を ....
眼が冴えて眠れない夜は
羊の数なんて数えてられないから
初恋から現在に至るまでの
好きになった ....
夜道
突然何かがヘッドライトに浮かび上がった
猫だと直感した
避ける暇もなくブレーキを踏む間も ....
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