君から貰った
好き
という言葉を
幾度もなぞって 心を削る
上書きされない ....
豚丼どんどんと届く
担任は単純にダンサー
うちのチワワちくわ食うわ
文庫本半分こ
....
1200万年のカンブリア爆発
生き物たちが眼をもった
光スイッチ説がいま本流
AI ....
知らない道を歩いていた
傍には紫色が浮かんで、流れて
花には見えず
人間にも見えない
夢の残 ....
夜は少し暑すぎたー
夜はとてもクーラー寒すぎた
お風呂に入って熱すぎたー
水風呂に入って寒すぎ ....
君のことなんか忘れた
瓦礫が撤去され
補償が始まった
慰霊碑が建立されて
仮設住宅が閉鎖 ....
誰が私に声をかけなかつたのかわからない。
葱の花がしらじらとした土の上でゆれてゐる。
....
のうのうと罵るの
雑草颯爽と立つ
あるアヒルビール浴びる
運命の梅埋める
ま ....
夜が、急行列車のように
時を、間引いて、過ぎていくから
夢と現実の境界線は、いつも
曖昧に、滲 ....
冴えない中年サラリーマンが、仕事帰りの屋台で誰に聞かせるともなく呟いている愚痴みたいな雨が ....
薔薇抱いてカーテンコール鳴り止まず
秋の鼓動が耳に届くと
頭を揺らす風が吹く
夏の日差しに焼き尽くされる程燃え上 ....
甘い声二度とこない、二度とこない。
ロンロンロンバケイションは黄色く目を細めた。
女性は整形 ....
事故の多発する交差点では幽霊の類いがよく浮游している
突然の事故に、命を落とした奴等ははいつまでも ....
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