三銃士 スマホとお鍋と猫さんでいい この部屋あたしだけが要らない
夜に泣く からだ丸ごと ....
テロリストが何か言ってる
大声で喚いてる
何を言っているのか
理解できないけれど
許されるこ ....
私は手提げ袋をぶらぶらさせながら
坂をのぼっていた
そうしながらよく似た家々の
それでもは ....
天然物
和歌山県産
近海物と
景気よく書かれた
百円引きのグレの造り
生わさびに咽せながら ....
通報する人
される人
大声出す人
殴る人
プロの拳に
銃器に鈍器
熱い糞便
ミニ暴動
....
玄関前から姿を消して
死んだと思っていたジニーは
台風が去って
ほとぼりも冷めたころ
ウ ....
ゆうやけが 夕暮がせまる 胸に
ひときれ恋がのこっている
生活の匂いが残る玄関にも
落とし ....
じわりじわりと湿気る午後。の、陽射し。
斜日を揺らし、波。で。
伝えてくる。く、る。
....
公園のそばを通ったら金木犀がわずかに香って、まだ早い、まだ早いよ!って言いたくなりました。9月も終わ ....
無知者には憐れみすら与えられない
たとえばシンポジウムの場で
松岡正剛にダメ出しされたり ....
朝一番の太陽が部屋を黄色く染め上がる
眩しさに眩暈を覚えながら
コーヒーをいれる
簡素な朝食
....
潮の満ち引きのような周期性を伴って、人々の感情が私の周りに波となって渦巻く。
例える ....
耐える
この激痛
眼球から涙溢れ
耐える
ひたすら耐える
折れてしまえば
俺の負けだ
....
【アカツメグサ】
なりやまないドアホン やぶれた怒号は
親を町ごと殺され震えていた少女の ....
愛の詩綴るこの指君想い目覚めてみるは淡い面影
泣きたいと願う瞼に涙なしくずれゆく見えぬ思いに涙 ....
爪の泣き声が聴こえて指を見た指は若芽のようにぐにゃぐにゃと揺らいで
私の思考を悩ませた。指 ....
画家になりたいって言ったら
馬鹿にされた
詩人になりたいと言ったら
嘲笑された
それでも下手 ....
わたしは虫けら
幻をつかむように
漂っている
憂いに暮れ 悲しみを懐く
終わりにしたいと ....
クリア オーロラ レインボー
あなたは どれが すきですか
わたしは ホワイト 忘れ得ぬ ....
「まだ」「もう」で
全然気持ちが違ってくる
「もう40歳」「まだ40歳」
「もう50歳」「まだ ....
雨降りの夜は哀しいな
悲しい記憶ばかり蘇り
こんなに暗い深夜をすっかり透き通らせ
ミシリと ....
渋谷での何度目かの面接
しかし 一日の中で
他にどんな変わったことがあったのだろう
気づい ....
朦朧と夜を徘徊した
あの日眺めていた月が堕ちてきて
治水が入れかわる
二日目に ....
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