海流対岸コンフィチュール
おっぱでちゅっぱ。


じわりじわりと湿気る午後。の、陽射し。
斜日を揺らし、波。で。
伝えてくる。く、る。

6月の花嫁。
わざわざ6月を選ぶなら、
8月の花嫁はどうするの。


胸騒ぎ。潮騒で。
揺らされた髪、巻貝、眩暈。
治まらないから暑い。
コトンコトンと眠い
じわりじわりと湿気る午後。

なくなり欠けの意識、聞こえたんだ。声。
を、消波されながら離岸~リーフ、8月。
とおく吸い込まれた中。から、記憶。



きれい。にじいろ。の、らくじつ。
うかぶ、まとう。

製油工場なんて知らない。
ほんとうのゆめ。じゅもんのよう。
ゆれて、ひかり。

ね、しってるってことにしてあげる。

ほら。ねぇ。
そらをみあげたらいけません。

水溶性流動気体、淡く。
あの場所は海だと思います。
白波のように跳ねるから兎にしようよ。

製油工場
塩水の中
ボラのボクは
ボラじゃんぷ。


(秘密 苦しいくらいの安寧)

(此岸をみる為なんだよ)

(でも)

でも、
東のボクはとても臭いのだよ。
吐きそうになるよ。って、
本当に臭いのだよ、って。
顔は可愛らしいのにねボク。

爪先だけで海を蹴飛ばして。
虹色を纏う。

ね、砂漠の中の海の水。は、
飲んじゃだめだよ。
ずっとずっと飲み続ける、ほら。
ずっとずっと欲しくなる、でしょう。

足の親指を含まれたい。

砂糖菓子のような甘い想い。
その甘さをずっとなめて。なめて。
その甘さに眩暈。くる、く、る。


ね、卑わい。です。
ね。きらい。嘘つき。


たくさんのやわらかなことば。
を、操れば。
跳ねるように見せた夜。の、
操られた兎の耳を。
道糸で遊ぶ指先から嘘。


いつのまに煌々と。
眩しくて見えない暗闇なんて。
月になげたの純心。
月から返された毒心。


製油工場より、
塩水の中。
ボラのボクは、
ボラじゃんぷ。


大切なことを教えてあげる。


月には兎。
海にはボク。
太陽はね、月なんだよ。
裏ッ返してるだけ

真剣な眼差し。

6月の花嫁のために。
わざわざ6月に跳ねる。
8月の花嫁は知らない。
知らないことにしてあげる。


あたし、に。は、
ナニも無いんだから。
ナニも持たずに出てきちゃったんだから。
持てば落としちゃうから、
コトン。て、ね。


記憶が堕ちたの!
あなたに堕ちたの!


記憶が。意識が、消えても。
消えないものがある。
ことにしてあげて、
ねぇ。伝えてあげる。
アルミナ。熱伝導 、
あなたへ届ける。
硬い堅い想いも。

力いっぱい好きで呼吸も忘れ
今でも仏滅の日には思い出す
あなたを最初の気持ちをほら

けだるいぬめりの中。
6月の花嫁は、
8月の花嫁を見下げる。
塩水から此岸をチラりと見るために
ボラのボクはじゃんぷ。
東のボクは。知っています。


言葉を操る人に
操られ人形のあたし。
は、嫌われたくないから、
卑わいです。


月は太陽。
海に兎。
ボラじゃんぷ。

塩水があるからボクは生きていて、
砂糖菓子の甘さに酔い、ね、気持ち良い。


合わない、とか。
実は最高でしょ、
交互になめたいんだから。ね。


仏滅からの気持ち、あなたを好きです。



自由詩 海流対岸コンフィチュール Copyright おっぱでちゅっぱ。 2017-09-28 20:13:17
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