年賀状売り出すたびに笑う鬼
マイナンバーもう刺青にしてしまう
長くなる短かった杭の話
木々の天蓋
墓標
隙間から降る明確な透明
風が髪を揺らしている
日が地面と繋いでいる ....
チンポコと言うと
ピーが入るのは
言論の自由を阻害する行為
と考えたキンタマ王子は
テレビに ....
何かを本気で伝えたいのは
感情がどうしようも
なくなるからだろ
好きだぁああああーーー ....
新しく入った子が
社員さんに怒られてた
ぼくはきのう見た
あの子がお局さんに
習って ....
万国旗は青い風にはたはた…揺れ
園児等が駆け回り、賑わう
秋の運動会。
染色体が人より一本 ....
天に昇った恩師が好きだった
白のグラスワインを
向かいの空席に、置く。
あまたの想い出を巡 ....
いつになっても
明日がくるのがこわい
ひとりはこわくはないのに
明日がくるのがこわい
....
死んだら幽霊になったり
天使にでも悪魔にでもなれる
生きたら生きたままにしかなれない
生きる事 ....
言葉を
全力で守る
シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレード ....
このあたりまえの しあわせは
世界のどこでも
あたりまえではない
ふつうでいられる しあわ ....
小平市の住宅街でバリバリと音が鳴り
とつぜん、目の前の住宅が取り壊された
私は三か月前から仮の住 ....
空は高く
遠く
ぼくを迎えいれてくれる
少しだけ寂しいけれど
青く染まってしまったぼく ....
きっと、
数えきれない罪のうえにある私だ
きっと、
その甚大さに耐えられる私だ
....
水がうかんでいる
水がくっきりとうかんでいる
水がすっきりとうかんでいる
ここは35000ft ....
自称キンタマ詩人の
キンタマ王子は
てにをはがおかしいので
しばしば
「お前、それでも自称キ ....
鏡のなかの、
少女のままの彼女に
メールをする。
液晶の水面は、 ....
手のひらに、
とぎれとぎれの物語がまじわるように、
とぎれとぎれの時間のなかを旅している。 ....
元気くれる向日葵畑は眩しくて短い夏を思い切り生きる
国道を少し進めば田舎町田舎はゆっくり時が流 ....
いつか説明できる自分になりたいとおもったが
いつも途中でひきかえしてばかり
丘の上の教会の牧 ....
頭を傾けるほんの些細な仕草にさえ
目を奪われるのは
なぜだろう?
振り向いた瞬間に
....
家に帰ってきて
ノートパソコンを開いて
ブラウザを起動したら
Googleのロゴが映るはずの画 ....
木曽路より伊那に
湖の大津市を出て今日一日景色を眺めかく歌にせむ
クリスチャン五十年瞬 ....
世界に色を添える人というのがいる
あなたがいないと
世界が終るというほどではないけれど
....
冬はなりたての死刑執行人
このぎこちない朝に
辺り一面に自らの恐怖をこぼしてしまう
....
あなたの表情が澄み渡るような青天から
薄暮れの黄色へと変遷する様を
手の平から零れ落ちる砂を見る ....
きみが奏でるインプロビゼーション
太陽がさししめすデスティネーション
私はずいぶん整理された ....
きみは
とてもきれいだから
それが理由で
いつか死ぬんだよ
うらやましいな、
冬の檸檬を
....
眠れない鳥が
夜ふかしする季節
月のあかりで
読書を終えて
きれいな枯葉を
栞に変えて
....
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