いいえおじさん心の
じゃなく
心は闇なんですおばさん
そこに光は射すでしょう
頭蓋骨の中
....
ありふれた優越感も
たわいもない世界征服も
全部彼の中だけで
巡っているものだとして
....
芽吹いたばかりの
彼女の傷を
生まれたばかりの
蛇が舐めている
いつか尾を噛み
不死となる ....
冷血漢なしののめに
よだれを垂らすカーテンを開ける
おいぼれきったおひとり ....
ジェイソン・ゴールドウィンの最新作
「夜のとばり」を読んだ
ジェイソン・ゴールドウィンと言えば
....
あるとき
金色の服を着た
金色の不具である
イッパシの
ヤクザきどりのあいつが言った
....
冬空のした
光と遊ぶ子供たち
ベンチには杖をついた老婆がひとり咳払い
あどけなさの残る主婦 ....
誇りを失った鷹は
何処に住めばいい
いや
何処にも住む所はない
だから高く
高く飛べ ....
壁をものともせず
しゃべり交わすひびの塹壕の中で
牢屋に閉じて
羽のありかも忘れれば
静 ....
2014.7.28.
事件を漁ってみると 食い散らかしてる自分が見えた
救いたいのは君の命な ....
遠くまで行く途中
だから気にしないで
時に狐の目をすることや
雲の形につまずくことを
大事な ....
すべてのものを等しくするために
雪は降り積もった
道路も畑も建物も樹も
すべて等し ....
×我々は退化しながら進化するHomosapiencからEnjinへ
×悲しみを知って目覚め ....
珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた
庭の木立から
ザクザクと音がする
雪を ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う
時々色を滲ませながら
古いプリン ....
凍って開かない窓を
ぬるま湯で拭く
掃除機が編み針を吸い込んだ
冬眠を急ぐ熊のように
....
鳶色の花が部屋に
投げ込まれた朝
夜から立ちこめていた
幾層もの霧が晴れ
テーブルに ....
すっかり冷たくなった手に息をふきかける
霜の降りた道路をあるいてゆく
昼間だというのにと ....
子供の時に母に愛されなかった僕は
赤ちゃんプレイのAVを見る
学生時代に青春を謳歌できなかっ ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を
種を蒔け
君の愛した人に
君 ....
前にテラリウムが入ってた二段目のひきだし
あいたんだ陽に当てようとして風の強い日に
窓辺でひらい ....
盲目の蛇が一番古い脳の皺から這い出るような一日の終りの時間に、意味を成さない ....
形を無くそう
手に手を取ったなら
千切ってしまえ
ところで
今日のおまえはやけに笑うね
窓 ....
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