あなたの枕から蕎麦殻を掻きだして
あなたの見たゆめのかけらもろとも
炊きたての
ごはんにかけて ....
最近
中二の娘が笑わない
あまりにも無愛想なので
お前最近目付きがゴジラに似てきたな
と
言ったら
....
なだらかな丘を映した 湖はのどかで
ラズベリーのいばらに 縁取られた小径で夢見た
ふと目で雲 ....
愛想の悪い
コンビニ店員がいて
時々ムッとするけれど
それは私の勝手な
お客さま感情 ....
ギリシャで
注意しなければならない選手を
挙げてもらえますか
そうですね
やはりFWの
....
花のように違う価値観
些細なことに
うちひしがれて
長い帰りの電車の中でも
回復はしな ....
フィレンツェに
500年間立っている
ダビデ像の目は、睨んでいる
未知なる明日から訪れる
....
仕事でヘマをして、凹んで帰った。
さっさと布団を被って、寝た。
早朝にぱっちり目が覚めた。
....
ふるさとを知らない
おふくろ、ってどんなだろう
父さんは愛をくれたひと
猫も愛をくれて、もうい ....
その時々で色んな事を考えるけれど
宿命とは変えられないもの
運命とは変えられるもの
宿命は点で ....
私は知っていました
あの林檎に毒が入っていたことを。
隣国の王子様が
私を見つめていたこと ....
青い線、白い線
白い直線、青い直線
上下につき
真中に茶色い基部
何となくふと涙ぐ ....
再び
二つに裂かれた心を癒すのは
まぼろしでないよ
嘆くでないさ
僕たちが置かれたこの場 ....
あの時代に街を彷徨う男は
夜の気配のする街角で
剣玉を所在なげに操る
夕暮れの街灯の下
足を ....
口笛の輪唱楽し独楽まわし
父母と子供に見えたる氷柱かな
新しい苗字に届く年賀状
死にたくなる街を歩く足に魚の目
アイマスクされたまま高砂席
耳が最後に聞いたのは雨の音
夏の庭には自然が蔓延る
カマキリが三角頭をかしげ
雑草が繁茂して人間の通り道をふさぐ
葉裏か ....
にんげんは雨が降って来たときだけ
空を見上げるようになった
ぼくたちの知らないうちに
星が落ち ....
多分、それはもう語られたのだろうと僕は思う。だから、あの時、君は沈黙したのだと。
君は『世界』 ....
朝起きて顔を洗って朝ご飯作って食べて今日がスタート
ブランコでどっちが高いか競い合う一番星に出 ....
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