四の並びを避けたい一心の
番狂わせな四隅の角。
帯状の試験管に潜む
冷たい仕打ち。
....
この夕暮れの雲が
ルドンの色彩で描いたシャガールの
女性の像に見えるのはなぜだろう
....
湿度にとらわれた熱量が
肌にまとわりついている
エアコンは嫌いだ
あの冷やりとした
微か ....
原点回帰、という言葉がしっくりくるような気がします。
中学生のころ毎日のようにこ ....
忘れないで
と言うには
遠すぎるし
忘れて
と言うには
近すぎる
出会わなけ ....
妊娠悪阻ということで、
一週間ぶりに病院へ行くと、
点滴は、24時間で、
4本取り替えるら ....
She said to me.
“They will know what you did and ....
永遠の誓い
永遠の印
永遠の愛
永遠の土地
同情心により
可哀想に思い
受け入れてし ....
海のように
とおくに流れる風をさらってきたりはしないけど
湖のように
ずっとおなじそ ....
外付けの階段で子供たちが
ナフタリン遊びをしている
前の道路を走って行った腰痛のバス ....
井戸の底が
ぼくには
霊的な汚濁にしか見えなかった
上から降りそそぐ光や雨
....
感受せよ
目で耳で肌で
感受せよ
全身を媒介にして
詩を書くということは
何かを感じて ....
僕はこの中国の猥雑な街で
現実世界と適合する為のリハビリをしている
語学の勉強をしている ....
大切にしているつもりが
大切に出来ていなくてごめんね
日差しの強い日は
さぞかし調子が良い ....
あなたとさようならをした日
最初はとても晴れた日で
いなくなる日は
ほんとうにたくさん ....
そは純なる夜明けの色彩を湛え
鍾乳洞のごとき我が体内の昏がりから湧
き上がる有機の湖
薄く ....
今日は…
兄貴に…
守るべき家族が…
出来た日。
いつもは…
頼りなく見えた…
そん ....
まんたもん
もう まんたもん やん ゆうたもん
みやてと まに もに たむいやな
よのやも ....
どこへ行っても
自分からは逃げられないから
今日も俺は俺と付き合っている
土曜日の漫画喫茶から ....
よくみられたい
よくおもわれたい
少なくとも嫌われたくない
そんな鎧は
いったん着てしまった ....
あなたのことは好きだけど
あの子のかわりには絶対なりたくないし
だから慰めない ....
存在には理由がある
本当に大切なこと
今夜こそ教えてほしい
言い換えるのなら
存在には使 ....
ことばで上手く伝えられないことを
どうやって今 君に伝えよう
はるか昔はるか彼方の国の山の上 ....
熱がある時に観る
テレビのような現実が
頭の端っこで丸くなって
きれいに瘡蓋になる前に
....
なつのおわりのはれたひに
むしゃりむしゃりと
なしをたべている
かわをむいて
じゅうにと ....
ぼく、
透明な夜をみあげます
半透明のたましいを宿して
伸びていく木になります
....
あなたが目の前にいると
僕はとっても嬉しいんだ
何故だかわからないけど
僕はとって ....
ぽとり
と
つぶやきをひとつ
落としてきた
苔の生えた出会いのテクニックのように ....
動物を視観察する
花粉を視観察する
放射性物質を視観察する
自分を視観察する
....
孤独な家である
夜になると
独り ....
言葉は道具でもあり
ときに
それ以上に
自分を映す鏡
気をつけなさい
いつかそれに支配 ....
・
彼女は晴れの日でも傘を差している
雨を異様に怖がっているのだ
酸性雨を浴びると体が跡形もな ....
わたしの手にとてもよくなじんだキーボードで、
いのち、と打って、
変換で、命、と出ないから、
....
『便器に頭を入れて流してほしいんだ。』
その男は言った。
『えっ?』
あまりに突然の話しに ....
からだがなかなか
かわかないので
手当たりしだいに
夜をあつめ
からからのからだを
....
夜に
ぼけっと考えごとしながら歩いてると色々感情
ごっちゃになってなんともノスタ ....
何にもない
ただ真っ暗な空が
切り刻まれていた
いつも見あげていた ....
日々にらみを利かせて
楽しく過ごされるため
頑張ってくださっている貴方は
政治的な方
わたく ....
夜をつくれるし
温度も変えられる
あなたが泣いていても
笑うことができるし
....
39rows, 1.03sec.