歴史を変える力などない
わたしたちは
ただ愛し合うしかないのです
隣で眠るあなたが
普通 ....
真っ白な道
どんな足跡も消した
今日と明日の間の道もまた
消されてゆくだろう
生と死の間 ....
おもたいのぅは、案山子のあしだった
うるさい鴉が見守る案山子は穂に囮
「両手一足」誰でも ....
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の１個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な ....
先月の今日 涙をこぼしながら 一人で仕事してた
先々月の今日 涙を我慢しながら 一人で仕 ....
樹木希林を名のる前の
悠木千帆が
身悶えながら叫ぶ
「ジュリイイイイ！」
私はすっかり衰 ....
夢しか持たないままで
こんなに遠くまできてしまった
振り返っても昨日は見えなくなっていた
....
施設の中庭のベンチで
ゆっくり日向ぼっこする
老人達の独りが
突然立ち上がって何かを叫ぶ
....
音楽も文学も絵画も幻想
社会も国家も世界も幻想
身の丈を知れ
お前だけを語れ
嘘も誠 ....
空が高い
ここは関東平野だ
風のない晴れ
ここは関東平野なのだ
この町をぼく ....
とんぼ
誰にも見せない涙を 僕だけに見せてくれた
君を励ます言葉が 浮かばなくて僕も泣いた
....
暖房もなく、寒いよるには、
ちいさくなって毛布にくるまるのです
毛布はやさしいです
朝の梵鐘の ....
排気ガスに舞い上げられた
小さな春を吸い込んで
私はこの街に生きている
裁判所前の ....
【不屈の闘魂は、キモチじゃなくて身体に宿る】 蛾兆ボルカ
http: ....
いつか働くと思っていたあの日の少年は
絵描きや物書きに憧れたりしていた
フリーターなんて言葉は知 ....
はずれなしと書かれた頑丈な箱に小さな紙片
くじを引いては一喜一憂しながら
厭きもせず繰り返す男に ....
機械を買った。
何の役にも立たない機械
球体を半分に切った形の
透明なガラスケースの中に
....
それとはなしに開いた頁にさえ
俺は持ち前の気難しさでもって憤りめいた落胆を見た
枯渇の森 ....
もろさ隠すような笑顔で「おはよう」を繰り返す２人の瞳は
遠くの景色を映し出したまま
いつ ....
波打ち際は
まるで境界線のように横たわる
砂浜に描かれる風紋も
うねりを繰り返す波も
そ ....
IDとパスワードを決めて
自分だけの小さな場所を手に入れる
自分 ....
｛引用＝
少年は、真夜中に目が覚めて
自分がベッドでは
眠っていないことに気がついた
ベッド ....
愛の力で メシ食わせろ
愛の力で 金稼げ
愛の力で クソを出せ
愛の力で 暇つ ....
久しぶりにあったＪは
北の都市に住んでいるものとばかり
思っていたが
意外
都内の桟橋に ....
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