学校のかえり道
キミはいつも
あたしに
宿題をだした
それは
2次関数だったり
パズ ....
パンクして
タイヤ交換
きつね道
ほんとお前は
ツイてな ....
札束のように
飛行機が束ねられている
花屋には
お札で折られた
鋭利な花が並ぶ
愛 ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことは ....
ゆるい水枠に
日常が
切り取られていく
何もかも
光をよそに
不確かさを帯びて
透け ....
あと何分
同じ事 話し続けるんだろう
向かい合わせで
喋るなんて
テーブルを発明した人は ....
{引用=
つぶやけば忘れてしまえるものとして明日の雨には傘がいらない
....
今夜わたしが泣くための哀しみのレシピは
あなたが神様であることです。
(こま ....
おおきな雨のあとだった
朝の坂道を電動自転車であがっていた
坂道のうえの空がいつもより狭 ....
ごはんにしようよ
エサじゃなくてごはんにしようよ
木の実が入ったパンがいいな
鶏肉は断固拒否だ ....
近しい言霊が
電気になってやってくる
時々、感電するので浮かれていると
....
笑いましょう
話しましょう
喜びましょう
歌いましょう
泣きましょう
悲しみましょう
....
かみひこうき とんだ
ゾウをのせて とんだ
キリンのくびに ひっかかり
かきひこう ....
紅い金魚をお祭りで買ったのは
小学校のとき
本当はミドリガメが欲しかったんだ
けれども
最後 ....
車窓を流れる景色を
ぼくはだらしなく
ぽかんと口をあけたまま見ていた
「あれが、ベガ」 ....
水の作り方を
書き留めておこうと思う
水素とヘリウムと鉄と酸素
それからスーパーノヴァ
....
わななきたまえ
アロワナ
アロアナなんて呼ばれても
君のせいではないし
鳥葬という習慣が ....
吐き出せば言葉になる
何度も舌の上で転がせば
溶けてなくなってくれるような気がしたの ....
舌を出してニヤケてら
毒舌をふるい
常識を知らない女の子
人を馬鹿にする。
実るほど 頭 ....
新しい事を目指し
吸収し
拡張してゆく
学習する。
ギャラクシーを
横断して
ニュー ....
ぼくの言葉がかぼそくなってしまったのも
そうすればみんな心配してくれるから
優しい人ばかりじゃな ....
カキコ
ゆかりの詩人の指を一本拝借して詩を書いていたのですが
その指が痒いというのでクリップの先 ....
この夏の僕の想いは
何処に行ってしまったのか
一方通行の想いは
独りぼっちの雲のように
....
等間隔に置かれた雲
言葉をひとつづつ置く
組み直し組み直し
鑑賞にたえるものをと
私から遠く ....
ゴミが鳴ります
それは骨のコツコツと鳴るです
押し ....
経済白書が景気の上昇を語る
ニュースが株価の上昇を言葉にする
ワンセグを閉じて裏通りを行 ....
*
面影に
蝋燭が淡く
拾う貝殻は
潮に消された
砂浜にねむる白ユリ
風に剥 ....
秋は
だれなのだろう
すずしげな顔をして
そのひとが
やってくると
しん、と
....
鼻水たらして
汗水乾かして
不燃物だらけの道を歩く
そらは閉じた窓
やたらと騒いでる
....
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていま ....
君を馬鹿なんて言ったのはだれだい
僕がそんなのは
でまかせだっていってやるから
いってみなよ
....
風がずいぶん涼しくなってきました
青い空に
白い月が出ていて
どうして、涙が流れそうになってし ....
歌の歌い方を馬鹿にされちまった
声の出し方を笑われちまった
朝の目の覚まし方を忘れちまった
....
会社に行きたくない
平日に 友達を 見つけようとした
平日ではない日にいる この私だ
この私が ....
【受肉期】
米の雨が降る。
般若湯を浴びた犬薺が吐いた執着心の灼熱で霰になる。
霰に降 ....
私の弱い心では
今は貴方の濃い影を
支えられはしないけど
側に居たいと願った
暑さの残る ....
僕の濁った瞳では
今は君を見詰められない
こんな理由の別れでも
告げると決め向かった
少 ....
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