かかとの痛みで目を覚ます
起き上がって見ると 猫がかじりついている
しっしっと追い払う
そして ....
沈黙が支配するこの食卓に
鎮座するピーマンは
この世の無常を憂う

ベジタリアンの王様だ。
 ....
当たり前のことを
当たり前にやるのが
当たり前な人間だとしたら
当たり前なことを
当 ....

「神の定めに従って、わたしはあなたを妻とします。
 今から後、
 幸いなときも災いのときも、 ....



プラスチックスケルトンのドル箱を撃つ銀玉の雨音に

バラバラとやかましく鳴る確率変動 ....
小さなライオンが路地裏で死ぬ頃
サバンナは青かった。
薄暗いゴミ箱で響く遠吠えは
誰も返さない ....
1人ひとりきりバスは最終
こんなときは歌ってみる
コーヒーと満足と"Bah, humb ....
おとうさん、
首をひねるたびに
うわごとみたいに
「痛いっ」、「痛いっ」っていうの
がなんで ....


空と海の境界線が曖昧な場所

「思考の海に溺れていたいんだ」
理解できなかった貴方の言 ....
一人が好きなわたしも
一人が嫌いな私も
わたしだから
嫌いになんてなれないの

わたしがわ ....
 
 
世界の果てに
ベッドがひとつ
ぽつんとある
父が横になっている
わがままばかり言 ....
道端の猫を見つけて
ふわたろう と名づけ
愛玩しようとするが
逃げられたので
自分が
世間 ....
 日常を打破すべし
化粧品の広告がさけぶ
職場までの16分間を、
毎日同じ車両と場所で
わた ....


もっともっと
わたしに教えて

あなたが感じたもの
思ったこと

そのすべてを
 ....


いつの間にか裸足だった
あてのない旅をしていた

気付いたらここがどこかよく分からなか ....
静かに座っていると

窓から心地よい風が入り

部屋の隅々を通り抜けて行く

日は ....
 光さす朝の机に聖書読み部屋にみち満つベートーベン

 愛する妻は仕事に出一人聴く交響曲第四番
泣いていることに気づいてほしかった 高い背中がやさしく揺らぐ


いつも無表情の君をゆるませる ....
眩く目を瞑ってしまうほど金色のメッキ
林檎の赤を恐れ隠そうとするファントム
時の雨は降り剥がれゆ ....
清水には時々出掛けた
中学から高校を卒業する頃までは
静岡に最も近い隣の市(し)だったから
中 ....
死んだ後もしばらく
髭は伸び
爪は伸びた
倒産会社の残務整理のように
皮膚はとまどいながら惰 ....
 あたしもさあ

 正義の味方
 っつか
 そのアシスタントみたいなん
 演ってたことある ....
たんぽぽの種を舌に載せて
そっとブランデーを流し込む。

夜が更けて
午前二時の時報をラジオ ....
冷やし飴
蕨もち
小さな漁船と
おじいちゃん

ゴツゴツした
大ぶりの自転車に
おじい ....
どんなに世間を知っていて
言葉で恐怖を並べても
きみ言う”へいき!”にかなわない

ど ....
 

繋ぎそびれた手はあてのない旅に出る前にポケットにしまって、
聞いていなかった話の続きを頭 ....

宮沢賢治とは

修羅である。自分の存在を青い有機交流電灯の照明だとする。
人を食らって生き ....
なんとなく

うそ、みたいな気がするの

一緒にオムレツ食べたり

れんげの花道歩いたり

刹那は、 ....
瞬間見えた隙間に
飛び込んで
五線譜に記された過去と未来を
現在に引き戻す
柔らかな肉の感触 ....


得体の知れない自己にさよなら
汚物まみれの過去にさよなら
もはやこの地に神はいない

 ....
 
 
むねからひばながでる
ぜんまいのおもちゃであそんでいたのは
きのうのことだった

 ....
 
 
目を開けた
まま眠ってる
アパートの
水槽の部屋
見知らぬ魚
 
 
おおきなつづらを背負っている
つづらを背負って鳥居をくぐる
そこにまっ黒い小坊主が寄ってきて
 ....
古い服を売却した
レシートはなくしてしまった
疲れていないのだと すべては
何にもない 騙され ....
晴れた日には私自身、釣りによく出かける。釣りに出かけたとしても特に魚など釣れはしないのだけれど、以前 .... 爪で引っかかれたときの痛みは沸き上がってくるかなしみの熱に似ている
金切り声をあげて泣きじゃくる君 ....
 
 
ひとはうまれたとき
いちばん
しゅっせしてる

ぶちょう
とりしまりやく
ひ ....
にんげんはどんどん美しくなっていく
美しいにんげんが美しいにんげんとけっこんして
より美しいにん ....
人生 ケ・セラ・セラよ
母の口グセだ

以前のあたしは
母のこの言葉の意味を
斜めからみて ....
いきがいの はきちがいで いきちがいになり きちがいになる


















君が明日自殺しようと思っ ....
こないだ酒の席で
目の見えない人と一緒になった。

産まれつきだから
中途失明よりも
葛藤 ....
夕方の空が好きだ
なぜならそれは
あたしの精神のカルテだからだ
群青に染められてゆくそのまえ
 ....
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2010年4月30日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
追放春日線香自由詩410-4-30 23:58
乾涸びたピーマン冬野 凪自由詩3*10-4-30 23:47
悲劇のティアラ朧月自由詩410-4-30 23:45
創書日和「清」 清廉の人逢坂桜自由詩3*10-4-30 23:39
張りなTAT自由詩010-4-30 22:48
遠吠えが回るまで亜樹自由詩210-4-30 22:38
星が死ぬのはみんないない時nick自由詩3*10-4-30 22:24
おとうさん、「痛いっ」ってささるわ美砂自由詩4*10-4-30 22:22
青に魅せられた、のはゆず自由詩1*10-4-30 21:28
微笑自由詩1+*10-4-30 21:01
世界の果てたもつ自由詩23+*10-4-30 20:34
チョールヌィイ オリョールa自由詩110-4-30 20:05
空席のためのルーチンワーク月見里司自由詩110-4-30 19:57
テル.ミー.モアセルフレーム自由詩010-4-30 19:23
裸足のブリキしろう自由詩9*10-4-30 18:29
時運蒲生万寿自由詩2*10-4-30 16:26
朝の光生田 稔短歌310-4-30 16:00
春の気配に嫉妬七波短歌310-4-30 15:29
剥がれて尚も行進する金色の瑠王自由詩4*10-4-30 13:58
創書日和【清】清水大村 浩一自由詩1*10-4-30 12:52
創書日和【清】拭清自由詩4*10-4-30 12:50
女宇宙刑事藪木二郎自由詩0*10-4-30 12:33
たんぽぽ冬野 凪自由詩010-4-30 12:06
楽園大木円盤自由詩7*10-4-30 10:36
かなわない仁惰国堕絵師自由詩310-4-30 10:35
水族館百景雨を乞う自由詩110-4-30 10:29
賢治 Kenji MEMO……とある蛙自由詩6*10-4-30 9:49
満ち欠け風音携帯写真+...110-4-30 9:41
仰角within自由詩17*10-4-30 8:55
Exist寒雪自由詩110-4-30 4:45
年月小川 葉自由詩310-4-30 4:09
短歌410-4-30 2:34
つづら春日線香自由詩410-4-30 1:51
毎日の夜番田 自由詩110-4-30 1:40
円盤の空散文(批評...110-4-30 1:38
平行線15フィール...自由詩010-4-30 1:28
出世小川 葉自由詩310-4-30 1:18
ゆめ木屋 亞万自由詩4*10-4-30 1:03
ケ・セラ・セラ森の猫自由詩6*10-4-30 0:49
ちがい板谷みきょう短歌1*10-4-30 0:22
ハルジオンki自由詩210-4-30 0:16
当たり前ということ板谷みきょう自由詩6*10-4-30 0:07
カルテ吉岡ペペロ携帯写真+...710-4-30 0:00

加筆訂正:
剥がれて尚も行進する金色の/瑠王[16:29]
さらに修正ごめんなさい
剥がれて尚も行進する金色の/瑠王[16:04]
最後の行追加
43rows, 1.01sec.