東風に棚引く黄昏の裾
七つ子抱える烏食む
煤けた洞で盲目蝙蝠眼を開く

トン、タン、リリリ
 ....
いくら他人を否定しようとも
いくら自然を否定しようとも
いくら不条理を否定しようとも
いくらあ ....


 
何かにすがりたいし
君に逢いに行きたい
これ以上ないくらい丸まって眠って
透き通 ....

そなたは夕顔をしている
両目が回転する
ロックアイスを部屋中に反射する
瞼が目だけを慈しん ....
彼女と手をつないで今夜
麓の街で開かれる
夜祭りを見に行く

月明かりが硬く降り注ぐ
蒼ざ ....
ガレージに詰め込んだ昨日を
最果てのリサイクルセンターへ搬入する
オーライオーライ停止線ぎりぎり ....




さあ
悪い遊びをしましょう
昼間の仮面を脱ぎ捨てた
汚い大人の手を引いて

 ....
誰かを救うなんて言わないけど
私が生かしてあげちゃう
それぐらいの気持ち
だから、
根本的な ....
だいだいに
染め上げられた、
自転車に
ぼくの半ズボンが呼応して
街が光っていく

巨大 ....
僕らは約束をかわしていた

生まれてから今日まで一人で生きてきたつもりになって
世界なんて ....
リスボンでもないのにファドの旋律
わたしは歌詞を知らない
調べは暗く哀しく
凡夫の矜持と凡婦の ....


ころがりはじめる、車輪
の、わたし
たちを運んでいるひとの、死
が、きみの口元で
ど ....



フラットの窓辺鮒釣りをする月明かり












息苦しい毛布に潜り
生温かな呼吸を繰り返している
朝が来れば、くれば、と
闇のない夜に

 ....

お願いします、どうか
そんな他愛も無い言葉で
私の古傷を、抉らないで下さい。
今となっては小学生をおいて渡る者はいない
廃線となった国道の歩道橋の手すりを拳で叩いている。
三 ....
白昼の薄闇から
紡ぎ出されることばは

淡く銀に光るほそい糸となり途切れることなく
佇む木の ....






誰も運転していない車に
もの凄い速さで連れ去られている
道の両側の壁に ....






風が止まり
青と黄の番
見えた川底
水鳥体操
径のくまどり
寝 ....




空き地がなくなり
見えない花火
曇り空の下
音だけの花火

大きな建 ....
栗の花の下を雨が降る
そこを通り抜けるから
貧弱なころもは着ない
ならば裸体か それも
トル ....
ゆがんだ水の端を手折ると、狂った植物がその秒数を逆さにする。空気の残骸の渦の残骸が、その風光を光に記 ....







 幽霊が電車を見る

 幽霊がお地蔵さんの横を通り過ぎる

 ....
今まで会った
いく人もの
あなた
 (たちではなく)
の輪郭は
時間に洗われて
薄くなり ....
夢と夜にはさまれて
わたしは窓辺に眼をあげる

星を盗みたいと思った
屋根裏部屋が暗いので
 ....
はたと醒めては朝を呪い
ふと我に返っては白昼に佇む
夜な夜な待てども、愛想もない

ちぎれた ....
 
 
一人だけ居残って
いつまでも待ってたけど
母さんは
迎えに来なかった

ふと考 ....
アザラシのことについて書こうと思ったが
今すぐ風呂に入らないとお湯が冷めてしまうから
また今度時 ....
たらばがにを食いたいと思うけれど
値段が高くて食うことが出来ないから
柿の種チョコレートを二袋買 ....
青年のヤンキー少女へすがりつく異国の街角金髪な闇


履歴書の渡す自分に行き交いに車の窓に束ね ....
 
 
哲学の猫が
書物に足跡を残して
そこで終わってる

残されたページには
いつも ....
ねずみ色のコンクリートが暗く染まる
何か落としものがあったような気がして
歩いて来た道を右から振 ....

http://www.youtube.com/watch?v=cnp--ck80es&featu ....


「まだ諦めてないのか」

季節は夏を出し惜しみして 中途半端に突き抜けている
そんな景 ....
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2009年5月30日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落陽自由詩0*09-5-30 23:35
どこかの世界の子守詩秋也自由詩109-5-30 23:19
黎明嘉村奈緒自由詩1509-5-30 22:35
行列あすくれかお...自由詩4*09-5-30 22:31
祭りの夜kauzak自由詩5*09-5-30 22:27
Nothing's gonna change my world.芳賀梨花子自由詩4*09-5-30 22:23
Enfant terriblePiroue...自由詩109-5-30 22:23
Hide Blue酸素の枷自由詩109-5-30 21:53
橙のころゆうさく自由詩109-5-30 21:07
世界とゆびきり百瀬朝子自由詩5*09-5-30 20:48
人生の目的吉岡ペペロ自由詩209-5-30 20:48
ころがりはじめる、車輪のこもん自由詩209-5-30 20:07
趣味m.qyi俳句4*09-5-30 19:18
闇を、夜に、蛍たりぽん(大...自由詩409-5-30 18:15
スカーフィンガーむくげ自由詩109-5-30 18:14
Born To Win [ガードレールをくぐりし者たち]プテラノドン自由詩109-5-30 18:09
薄闇からの…ゆびのおと自由詩009-5-30 17:51
ノート(くるま)木立 悟自由詩109-5-30 17:42
ノート(ひるすぎ)自由詩109-5-30 17:41
ノート(はな)自由詩1*09-5-30 17:40
夏至非在の虹自由詩209-5-30 17:06
残骸葉leaf自由詩409-5-30 10:51
三様ヨルノテガム自由詩109-5-30 10:41
どこへフクスケ自由詩209-5-30 10:03
星を盗む人歌川 至誠自由詩4*09-5-30 9:17
却來 -day by day-悠祈自由詩509-5-30 3:58
泣かない人小川 葉自由詩209-5-30 3:04
アザラシのことセガール、ご...自由詩009-5-30 2:15
たらばがに自由詩009-5-30 2:14
雨街トリップK.SATO短歌409-5-30 1:50
自分哲学書小川 葉自由詩3*09-5-30 0:43
季節に置いていくものあ。自由詩7*09-5-30 0:28
In "i"人間自由詩109-5-30 0:20
saga靜ト自由詩1*09-5-30 0:17

加筆訂正:
祭りの夜/kauzak[22:28]
10年前に書いたものを推敲しました
34rows, 1.05sec.