土壁に
埋もれかけたものの目を見る
目はひとつ
緑に笑む


魂をĀ ....
行き過ぎよなぎささやかとやかましく母子乗り来る和歌山の駅
こーちゃんがこれなんでしょうかと出すクイ ....
{引用=そこは桜の森のちょうどまんなかのあたりでした。四方の涯は花にかくれて奥が見えませんでした。日 .... インドの人は、眠る前に必ず牛乳を飲むんです
と、先生は言って笑った
まあ、日本人の場合は
摂り ....
 
宝石
ではないものばかり
身につけて
宝石になる
女たちに
贈ったものたちは
埋 ....
ちっちゃなころに大切だったものが
いまになってちっぽけに思えてしまったら
きっとそれ以上に大切な ....
ゆるくあさい呼吸から
ぬけだしたさかなに
わずかに欠けた飴玉をあげる

力強いあまあしにさえ ....
あなたはいつもより優しい目で
私を透かして見つめる

お互いの記憶に 
後悔なんてない ....
ドクンドクンと
音がして

ゆらゆら この身を
光らす羊水

私の中の躍動は
 ....


作業台の上にスプレー缶。
ピカピカの白いランドセル。

「リュウジ、何やんの?」

 ....
私に何も聞いてこないのに井上くん私のこと一人で好きになったり諦めてきたりまた見つめてきたりするの。  .... こめかみを指で引くまではインターネットをして、アイドルが犯されている動画を見ていた。薬漬けで捕まって .... 真っ青なネコが動物園から逃げ出した。
翌日、ゴシップ紙は我先にと騒ぎ出した。
右の人差し指と ....



朦朧とした
意識の中
現れる
手。

それは
こちらを
招んでいるのか
 ....



陽が直線に降り注ぐ、ある夏の日

蝉の声を聴きながら
ちいさかった私は、あるものを ....
一つの時代が終わり、新しい世界が始まった

その境目を生きた人々は、その境目に届かなかった人々を ....
手のひらをかざすと、

ひとつぶが生まれたてのように私になついた。

つめたいだけのものなど ....
それは食べられますか?
じゃりじゃりしてませんか?
気を失いませんか?
それは美味しいですか? ....
               080815



着地点が近すぎる
踏切の足がとまどう
 ....
 
命と
命ではないものが
同じ重さで
釣り合ってる

木陰で呼吸しながら
人はもっと ....
明日の宇宙

星々が 流れる日々を撮っていた 極大日の夜 アルバム閉じて

昨日の平和

 ....
打ちどころが悪いと
ひびが入ってしまうものでしょう?
ガラスでなくとも

うまく打てさえすれ ....
夏空の青色は完璧な色をしているが
綿菓子になり損なったみたいな
散らばりかけた残念な雲が広がって ....
 
友だちの
りんご畑から
りんごを盗んでしまった

十数年後
街でばったり
友だちに ....
ふと顔をあげると

そこにある



この街を
美しく
ライトアップ

こんな ....
いつも手を伸ばすとそこにいた
ずっと続くと思っていた他愛無い日々が愛おしい

くだらないことも ....
(わたしいつも朝の顔で
(とおくをながめて
(とびたつ機会をねらっては止め
(ひかり おいかけ ....
生きながらえる意味など
この世にはない

詩人の宴はこの場所にあり
終焉まで人々は戯れる
 ....
掌の上で転がしたビィ玉
逆さまに映るのは誰だろう
愛されていたい――

叶わない願いでも
 ....
それは
細く透明な糸に操られた
いっぺんの羽である
淡いひかりに温められた石のうえに
ふわり ....



それは、あまりにも失いがたかったのですが
みずいろの中で
其の風がひとり花占いをして ....
 
いつもの
一日がはじまり
暮れていくだけだった
はずなのに

雨が降ってる

 ....
勝ったとか 負けたとか

誰のものさしで言ってるの

本当のことなんか 誰も言わない

 ....

黙祷
という
防災無線の声
目をつむると
蝉の声だけがうるさく
じりじりとまるで焦げ付 ....
髪からはずした指で頬杖をつく
汽車の窓をみつめて
腕組みしながら眠るあなたに
微笑んでみる
 ....
胸騒ぎを抱えたまま
首を横に振って
私は私の日常をこなした

五つの文字が木霊する

臆 ....
力強い波の音

体の芯まで響かせて

荒々しく波

水面は留まらない



動 ....
あたしは今夏にいる

光があって、温度がある
海も眩しく、人も眩しい
空は青くて、水も青い。 ....


信じることと縋ることはともすればよく似ている
喋り過ぎるものはそれについて依存している
 ....
{画像=080805021846.jpg}
人は眠る時
幼児のように身体を縮こませ、
頭を頷く ....
かの本を読み終えたる吾に光速で牽制球を友は放てり


幼げな男女が笑う喫煙席壁向いてミラノサン ....


君の泣く顔がもっと見たいです ひどく甘くて残酷なきもち

うたうのが使命だなんて誰がいう ....





黒は流れる。




私の白い腕を。




黒は描く。
 ....
{引用=




青い闇の水をたどって
近づいてくる
紅斑のある
白い身体

永 ....
カレンダーに埋まった部屋を捨て
ベランダの柵に腰掛け
昨日から漏れてくる声と対話する
ずいぶん ....
観覧車で
高く 低く
回っている

ような


メリーゴーランドで
遠く 近く
回 ....
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2008年8月15日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜とまなざし木立 悟自由詩208-8-15 23:38
南紀の帰りA-29短歌2*08-8-15 23:30
光の森の満開の下ブライアン自由詩1*08-8-15 23:26
ナイトキャップれつら自由詩408-8-15 23:26
「宝石」小川 葉自由詩1*08-8-15 23:01
ベンジャミン自由詩7*08-8-15 22:30
セピア1ひとあめ自由詩108-8-15 22:25
再会の瞳 さくら自由詩3*08-8-15 22:04
空のさかな自由詩5*08-8-15 22:02
銀色のランドセル長谷川智子散文(批評...2*08-8-15 21:57
井上くんの失恋詩集ただよう自由詩208-8-15 21:55
shall we gone自由詩208-8-15 21:53
脱走自由詩208-8-15 21:51
手招き長谷川智子自由詩3*08-8-15 21:49
縁側の、した散文(批評...1*08-8-15 21:44
8/15知恵自由詩108-8-15 21:27
ひとつぶの容器かんな自由詩4*08-8-15 21:19
料理ペポパンプ自由詩6*08-8-15 20:14
粉末あおば自由詩4*08-8-15 19:39
ペーパー・シープ(命など)たもつ自由詩608-8-15 19:30
サティスファクションの裏側セルフレーム短歌0*08-8-15 19:30
響くならば羽ばたくもの海里自由詩108-8-15 18:08
夏空皆月 零胤自由詩6*08-8-15 17:17
りんご小川 葉自由詩708-8-15 17:10
Town愛心携帯写真+...1*08-8-15 17:09
君に会いたくて桃色イルカ自由詩208-8-15 17:08
アンサーソング唐草フウ自由詩4*08-8-15 14:31
漆黒ark-ey...自由詩108-8-15 14:25
愛されていたいAKiHiC...自由詩008-8-15 13:54
朝のイマージュ佐野権太自由詩8*08-8-15 13:52
ふたりで旅をこばんねこ自由詩7*08-8-15 13:39
夏の雨小川 葉自由詩008-8-15 13:02
本当のことくらこりん自由詩008-8-15 12:39
終戦の日ゆうと自由詩1*08-8-15 12:09
ザ・ブーンンン砂木自由詩5*08-8-15 11:32
さようならノクターン自由詩1*08-8-15 11:02
「 海辺にて 」椎名自由詩208-8-15 7:36
夏にいるsk自由詩008-8-15 5:39
はたらけえのきだけ鎖骨自由詩308-8-15 2:39
眠りの時 / 人は幼児のように頭を垂れるbeebee自由詩9*08-8-15 2:27
好日ポッケ短歌2*08-8-15 1:50
推定天使。北条未香短歌108-8-15 1:28
証。六花自由詩108-8-15 1:27
世界の果ての汀でまどろむ海月自由詩6*08-8-15 0:33
三連目佐々木妖精自由詩4+*08-8-15 0:04
日々明楽自由詩108-8-15 0:01

加筆訂正:
好日/ポッケ[14:08]
し→たる
46rows, 1.05sec.