わずかな思考のすきまから
過去の過ちの風が吹きつける
無念
もう戻ること ....
よっぱらって は
みがき しないで
ねてしまった し
かくの わすれた
こんやも やばい
あの子パジャマが大好きなのよ
みんなが言うわ
そうよパジャマが一番よ
そう言っ ....
二人が出会ったのは単なる偶然
出会いは必然と言う人を私は皮肉った
顔も知らない、背丈も知らな ....
あなたなら わかるでしょ
どこから食されたいのか わかるでしょ
アタシ 食されたいの
....
時つばめ一人夜なべに見上げては
聖天山荘浮かびて涙す
冒険し探検したの ....
抱かれるのならホテルがいい。
貴方の部屋は厭。
ああ、このベットでこの人は、今まで私じゃない人を ....
本当の 宇宙は
すぐ 身近なところに
いつも ある
つづくふるえ
つづくからだ
水紋は光に変わり
散ってゆく
何かを燃やす夢 ....
僕と君はどこでつながってる?
君は僕とどこでつながっていなかった?
お互いに好きあってい ....
あくせくしてると
虹が出る
ものを思うと
消えてゆく
汗を流し
模様替え
本棚に雑巾挟み
移動する
このときばかりは
女性は優しくなる
お ....
私は私の血
息をしないと
自分に苦しい
私は私の血
ブレーキをしないで
坂道を駆け下り ....
ブナ林を歩いていた
二人で
おれは少し茸や山菜をさがしながら
おまえはきれいな花や苔に触れな ....
僕たちがパズルだったら良いのに
そうしたら擦れ合うことも
痛むことも無いのに
こんなにも寂しが ....
祈りはオナニーじゃないんだからね
つごうのいいときだけ神様よびだして祈るママはまちがってる
....
デンシャに乗って どこ行こう
たまには遠くへ行きたいな
だって人生に疲れた
皆は疲れないの ....
中央病院の受付は今日も患者で溢れていた
松葉杖をつく若者 車椅子の老婆 妊婦 マスクをした中年・ ....
「駅で待ってるね」
「うん またね」
電話を切った
大切な友達…
この人以上の友達はいな ....
僕の手が青青のインクで染まって
洗っても落ちないインクで染まって
いくら洗ったところ ....
ぼくは詩を書きたい
たとえ小さなことであろとも
たとえ汚れた心があろうとも
今日があれば
....
空があんなに晴れていたこと
今ならわかるよそれくらい
君は最後までいじわるだから
失く ....
そして 落ちた 朝日から
恋文が 洗われる
落ちた 朝日は 父なので
娘の 洗いきれぬ 服など ....
イチリンソウが 咲いた
一輪で 咲いた
手折ればすぐしおれる
春の日の夢
一輪で咲くこと ....
私は今日も死ぬ
少しずつ少しずつ私の「何か」は減っていき
私は少しずつ呼吸を弱める
瑞 ....
どうぞ私を殺してください。
死んでしまうことは悲しいけれど
それでもあなたに殺されるのな ....
愛が永久(とわ)だと 言うのなら
何故に彼女は 去ったのか
答えは未だ 見つからず
私は未だ ....
{引用=以前、現代詩フォーラムに投稿していたものの中から、自分が残したいものやお気に入りの作品を載せ ....
5月の天空の傘は雨漏りばかり
途中下車してコインロッカーで
制服を脱ぐのも板についた ....
包まれてたキャラメルが
ほそりと ついた雨に溶け
羽をぬらさず 輪を作る
水溜りの ....
あなたがもってくるそのにおいは
あたたかすぎてこころがいたい
もしできるのならばぼく ....
キミ。
分かってるでしょ。
キミとはエンガチョ、
とっくの昔に。
....
陽気なやつだ
あっという間に肉を捌いてくれる
器用なやつだ
カコカコカコと缶詰を開けてくれ ....
人々から罵倒されても
何度でも立ち上がれる勇気を
この心に投与して
気付けばいつも独りきり ....
柔らかで重い
透明感の海の内臓にて
夏に恵まれたくらげが
水に還ってゆきます、あら ....
京都市立博物舘に
大絵巻展を彼女と見にいった
大盛況だ
2時間待ちだと聞いて止めること ....
君の人生があり
生活があり
夢があり。
花があり
食べ物があり
....
窓を越えていくと
広い草原があった
今も昔も、通過できない人の声を
ざわめきながら残すために
....
精神科に通い続けて一年半ば
毎月高い薬を得て生きている
入院を勧める医者
入院を拒む僕
....
雨ざらし
雨ざらし
くぐもった空の下
僕らは雨に汚されて
気持ちはとうに折れていて
....
断片で世界は出来ている。君と僕もそうさ。
夢の中で君の声を聞いた気がしたんだ。
白い夢だよ。さら ....
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